環境と住宅 自然にやさしい木の家

shadow of a roof

すまいをトークの座学で、国産材で作る木の家を設計施工される工務店(株)コアー建築工房・吉瀬融氏の講義を拝聴しました。自然と共に共生する住宅作りを推進されています。

日本の住まいのあり方を考えれば、ごく自然に思える内容ばかりです。室内環境を空調機器に頼るのでは無く、光や風・自然の恩恵を取り込まない手はありません。情報に振り回されて、本来思い描いていた家の姿を忘れないようにしましょう。国産材を使うことで日本の山、日本の環境を守りましょう。などなど。

捉え方は人それぞれと思いますが、建築に関われば大なり小なり気に掛かる事がほとんどです。吉瀬さんは当たり前に話をされているに過ぎません。ですが普段の業務の中で、頭では分かっていてもなかなか出来ていないことや、目をつぶってしまっていること、声を大にして施主さんに提案出来ずにいることは、勉強不足から来るものだと講義を聴きながら感じています。技術や材料の進歩は日々情報として耳に入り、いつの間にかそれらに翻弄され、本質的な家作りの「当たり前」が分からなくなっているのかもしれません。

技術や材料の進歩を否定する訳では無ありません。(むしろ否定する事ができない。)ただ、設計者、施工者だけでなく施主の方々も含め、家作りに何が大切なのかをよく考えなければ本末転倒な家づくりをすることになり、一体何に満足をしているのか分からなくなります。もちろん、3者が同じ技量や土俵で話をする事は無理があります。それよりも、それぞれの立場で最良と思える最小限の意見や理想をぶつけ合えるコミュニケーションの場が必要なのでしょう。

数字に表せないところに住まいの本当の良さがあると信じています。と吉瀬さんと話の中にありましたが、それは出来上がった家に求めている「ゆとり」に違いありません。くつろげる家、楽しい家、カッコイイ家。誰しも何かゆとりのある家を求めています。それをお手伝い出来る設計者としての「ゆとり」ある家づくり見つけたいと思います。

今回の講座は普段よりも大勢の方がいらっしゃいました。その中に、ピーカンの物件を手掛けられた工務店の社長さんまで。大きな事を言って、恥ずかしい事が出来なくなります。

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