対談「日本の伝統建築の 真|行|草 」

大工館への道すがら

昨日、竹中大工道具館の講演会に行ってきまた。「日本の伝統建築の 真|行|草」数奇屋建築の研究と設計で有名な中村昌生先生と数奇屋建築の施工で有名な中村外二工務店・棟梁の升田志郎氏の対談です。
いつもと違って沢山の方が来られるだろうなと思いつつ、会場に15分前に着きましたが時遅し。すでに溢れんばかりの人だかりで、三時間の講演をずっと立ち見で拝見するはめになってしまいました。

普段、数奇屋建築を見学に行っても、なんとまあ手間の掛かった仕事だろうか。一体いかほどの時間が掛かるのだろうか。はては、こりゃ〜いくらあっても出来んとまで考え及ぶのですが、実物を目の前に大胆かつ細部に至り精緻な仕舞を見ても、その仕事の実際や過程、大工を始めとする職人さんの知恵や技術を自分の中に置き換えるには想像しがたいものがあります。「日本の建築は?」と聞かれたら、多くの人は数奇屋もイメージすると思うのですが、同じ建築の中にあっても自分が普段関わる仕事とは大きくかけ離れた次元のものに見えてしまいます。できあがった建物だけでなく、そのできるまでの過程を含めて、全てが創作の世界にあるよう思えるのです。
そんな創作の世界の一端をお二人の対談の中から、少し身近になったように感じるのは甚だ勘違いかもしれませんが、お許しください。

日本の伝統建築の 真|行|草

和建築や数奇屋の世界は建築に関わる人なら多かれ少なかれ気になるものです。これまで竹中大工館のセミナーに幾度も来て、初めて建築関連の友人数人に会いました。また、200人定員だったところ300人になっているのでは?と思える盛況ぶりです。それだけ関心の高さに圧倒されます。踏み入れることのなかった世界に、思い憧れる人も多いのでしょう。僕自身もその一人です。
20年振りでないかと思う会場で再会した友人の一人は、四十を過ぎて踏み入れ始めたと少し話をしてくれました。儲からんけど楽しいよと笑いながら話をしていましたが、なかなかできることでない気がします。陰ながら応援したいと思います。

たゆまなく流れる何かを感じる。 そんな講演会でした。

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