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  • 住まいづくり|関西の建築家設計事務所の役割
  • 設計事務所に頼むと・・・
  • 設計者の選定
  • 設計依頼のタイミング

住まいづくりのための設計依頼や設計の流れは、依頼者からするとなかなか分かりにくいものです。「建築設計士」の意義さえ世の中に周知されていないのが現状かもしれません。全ての設計士が同じに進めている訳でも、同じ考えでもはないのですが、ひとつの参考にしていただければと思います。

設計事務所の役割

親父に言わせると「おまえの仕事はよ~分からん」と言います。

どうやら、「設計事務所」と言うものが一体何をするところなのか世間一般 では分かりにくいようです。正直、設計事務所を営む私達としては非常に困ったもの。

「建築家」となるとなおさらです。豪邸を設計する人とか、大っきなビルを設計する人とか、はては変わった建物を設計する人という偏った認識をもたれる方も多いように感じることさえあります。おかげで敷居が高いとお考えの方も多い。 じゃぁ何をするの?

私達の事務所に依頼された住宅物件を例とすれば、ご依頼者(以後「施主さん」)それぞれに合った「オーダーメイド」な住まい作りを専門的な立場で提案し、お手伝いすると言うことでしょうか。単なる外観のデザインや内装のコーディネートをするのではなく、ライフスタイルに合った根本的な考えに至るまでを含めます。それぞれの方の住まい方に合った家の間取りは当然のこと、敷地の有効な活用法のご提案、家具や照明の選定に至まで、住まい・住宅に関することなら、小さなことから大きなことまでお付き合いしようというのが基本的な姿勢です。

また、できるだけ無駄のない建築費の配分、法律面 での調整、設計が決まれば公的機関への必要な申請など事務的処理を行い、施工者の選定、見積もりの調整、工事の監理をご依頼者の代行としてそれぞれの業務を遂行してゆきます。

私達の事務所はごく小規模な体制ですが、住宅に限らず、マンション、店舗、事務所、ビル、倉庫、場合によれば工場なども設計業務の範囲に含まれます。

設計事務所に頼むと・・・

「建築家」「設計事務所」は敷居が高いと言う話の延長で、挙げ句の果 て「何をされるか分からん」と言った誤解があったりもします。確かにそうした設計者がいないとは否定しません。しかし、建築家の全てが独裁者でないことも確かです。

では、私達。正直言えば、どちらの側面もあるかと思います。基本は施主さんの要望に出来るだけ沿うよう努力しますが、表現者の一人でありたいのです。ですから、やってみたい事も色々浮かんできます。一つでも多くのアイデアにチャレンジし、意匠的にも技術的にも、より向上を目指したいと考えています。

としても、一番大切にしたいのは、施主さんとのコラボレーションです。出来るだけ多くの対話を持ち、ひとつひとつを丁寧に進めていきたいと考えています。ですから、やりたい事はやりたい、嫌な事は嫌、と正直にお互いが告白できる関係を創り、完成の喜びを共に分かち合いたいのです。でなければ、お互いに幸せな気持ちになりません。出来上がった建物をいつまでも大切にしたい気持ちは、そうでなければ生まれないと考えるからです。

設計者の選定

施主さんにとって雑誌やホームページをめくっての設計者の選定は、とても難しくもある反面 、夢を膨らませる楽しいものだと思います。ですが、いざ設計者に会う、ましてや任せるとなると二の足を踏まれる方も多いのではないでしょうか。

ホームページやメールでは人は良さそうで何でも聞いてくれそうな感じだけど、実際会ってみないと分からん、と言うのがみなさんの本音ではないでしょうか。僕もそう思います。ですから、こいつは実際どんな奴だという調子で、いろいろな設計者に会われるのが第一ではないでしょうか。家を建てられるのは御自身なのですから、こちらに遠慮は要りません。建築家・設計者と言えど、十人十色です。柔らかそうなのもいれば、堅そうなのもいる。何でもかんでも聞くのもいれば、何にも聞かないのもいる。まずは会ってみないと分かりません。

雑誌に出ている住宅は自分の好みだけれども、それだけで決めてよいものか。見たものは全然違うテイストだけど、もしかしたら話はピッタリ合うかもしれない。

私達自身も含めて、多くの設計者は竣工した後も末長くお付き合いしたいと思っています。単に作品を作ると言うような事で無く、親交のある関係をいつまでも保ちたいと考えています。 作品写真だけでこの建築家と決めるのも間違いではありませんが、いろんな設計者と話をしてみる事は納得いく家作りのより間違いのない方法の一つです。
逆に考えれば、意気の会う施主さんと出会えるのも設計者にとってはありがたい話なのですから。

設計依頼のタイミング

計画の全体が見えている見えていないにかかわらず、これから家を建てようと考える方は、どの時点で設計者へアプローチすべきでしょう。答えはありません。むしろ早いに超した事ないのです。

どこに住むのかさえまだ決めかねているのに、何を話す事があるのだろう。いえいえ、十分話は出来ます。順番などありません。世間話でも良いのです。設計者にとって一番大切なのは、施主さんそのものです。土地や敷地の環境を見ながらイメージを膨らませるのは基本的な手順ですが、そこに住む施主さんを見て生活スタイルやお店のスタイルをイメージする事は何よりも重要なポイントになります。土地は決まっている、さあ設計しろと言われても突然イメージ出来るものではありません。先に施主さんとの交流があれば、イメージは無理なく具体的に膨らみやすいものです。

一度と言わず何度でも施主さんと話をしておく事は、設計者にとって無駄 にはなりません。当然、施主さん自身にとっても無駄にはならないはずです。
と言って、無闇に押し掛ける施主さんもかないませんが。

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