Takadono-6

02:玄関を入ったところ
大阪の街中には、下町風情を残す古い民家の賃貸住宅がまだ多くあります。此処もそうした民家の一つ。
この建物を管理している不動産屋さんは、こうした古い民家をとても大切に思われています。出来れば、その味わいを楽しんでもらいたい。手を加えても大切に使ってもらいたい。そんな願いを持たれるとても優しげな方でした。
たまたま、大学時代の後輩の実家がその不動産屋さんであったと言う縁から、この改装プロジェクトが始まりました。

ただ、老朽化した住まいに大きな予算を掛けては事業的に採算が取れません。そこで、工務店さんには屋根の修理や、ユニットバスの設置など素人では不安の残る工事をお願いし、塗装など出来る事は自主施工しようと言う事になりました。オープンデスクに来てもらった学生さんなどをかり出し、ペンキを顔に付けながら不動産屋さんも一緒になって完成させました。後輩も床の塗装してくれました。

 08:バタフライ建具

ちょっと不思議な扉があります。チョウチョの様に開くバタフライ建具?とでもいいましょうか。左は洗面室とバスルーム、右はトイレになっています。

脱衣スペースを兼ねる洗面室は、半畳程しかなくさすがに狭い状態です。そして出たところには掃き出し窓があり、塀はあるものの散策路に面しています。カーテンなどで仕切ってしまうのでは無く、扉を衝立代わりにして着替え場所に余裕を持たせたいと思った工夫でしたが、入居の方がうまく使ってくれるかどうか。
閉め切った時に正面から見れば、壁に貼り付いた板壁のようにも見えます。

みんなの思いが詰まった小さなこの住まいは、とても素朴な味わいが感じられます。
こんな素朴な賃貸住宅をお探しの方、canvas不動産へお越し下さい。

建築概要
 【 敷地概要 】
 ・場所   :大阪府大阪市
 ・用途地域 :市街化区域
 【 工事概要 】
 ・工事種別  :改修(一戸建ての住宅)
 ・建築面積  :34.32 ㎡
 ・延べ床面積 :34.32 ㎡(住宅の部分:同じ)
 ・構造/規模 :木造 地上1階(平屋)
 【 主な仕上 】
 ・屋根: カラーベスト
 ・外壁: モルタル
 ・内装: 床 / パインフローリング着色ワックス
壁 / EP
天井/ EP
 【 設計/施工 】
 ・事業主:日新商事:canvas不動産
 ・設計:庄司洋建築設計事務所(担当:庄司洋)
 ・施工:伊藤嘉材木店 + 有志一同

Photo:P_kan

関連記事:

    None Found

Share on FacebookShare on Google+Tweet about this on TwitterPin on Pinterest

More Projects