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住まいづくりの流れ

住宅設計・監理の標準的な流れをご紹介します。

お問い合わせ・事前相談

▼ 計画地が決まっていない時でも差し支えありません。初期のご相談においては費用はいただきません。まずは気兼ねなく面会をお問い合わせ下さい。
▼ 事前相談では、ご計画の希望内容をはじめ家族のライフスタイル・予算イメージなど伺います。具体的な内容が未定なときでも、諸条件や要望の確認から進めアイデアの意見交換をざっくばらんに行います。
▼ 計画地等があり、およそ具体的な希望をお持ちの場合は、面談の状況次第で、敷地の調査(現地確認・法的調査)を行いラフプランの提案へ進めます。

ラフプラン(初回提案)

▼ ラフプランの提案は規模内容によりますが、通常3〜4週間程度です。
100分の1程度の図面。併せて簡易な3Dまたは模型を用意することが多いです。通常1案〜3案をご覧いただきます。
▼ 諸条件が明確な場合、工事費・設計監理費の概算をお伝えします。
▼ 1回目のラフプランは無料で行います。
続けてプレゼンテーションを希望される場合は、恐れ入りますが費用をお願いすることもあります。3〜10万円程度まで。
▼ 複雑な計画内容や遠方などの場合は、予め費用についてご相談させていただく事があります。ご了解ください。

設計監理契約

▼ 提案の方向性や設計の方針に合意頂ければ、正式に「設計監理契約」をお願いします。契約以前に、業務範囲や設計監理料、支払い条件、スケジュール等をお伝えします。
▼ 設計監理費については、下記をご参照ください。

基本設計・実施設計

▼ 計画案を元に、打ち合わせを重ねながら基本設計を詰めていきます。( 基本設計期間:通常2〜3ヶ月程度 )構造計画のすり合わせ、設備計画等の確認など、必要事項を取りまとめます。
▼ 実施設計は工事見積のために必要な多数の図面準備を進めます。( 実施設計期間:通常3ヶ月程度 )材料、仕様、家具や電気設備、設計の細かな部分を打合せを繰り返しながら詰めていきます。
▼ 必要と思われる場合は、プランの作成と並行して概算見積を行うなど前もってコストの裏付けを確認しながら進めます。

建築確認の申請代行

▼ 見積および計画の見通しがつく段階で行政や確認申請機関に「建築確認」を申請します。一般住宅の場合、期間はおよそ1〜2ヶ月程度を要し、設計の内容等により長くかかる場合もあります。
▼ 確認申請以外、長期優良住宅など付随審査の必要な場合は、期間が延びる可能性もあるので注意が必要です。

工事見積・工事請負契約

▼ 完成した実施設計図面をもとに、建設会社に工事見積を依頼します。( 通常1.5〜2ヶ月程度 )
▼ 依頼する建設会社は1社指名または3社相見積が主です。工事内容や諸条件を鑑み、ご相談しながら進めます。
▼ 提示された工事費が予算をオーバーする場合、設計の集約や調整をご相談しながら行います。
▼ ご納得いただける工事見積に至れば、施工会社との「工事請負契約」に向けて助言を行います。

着工

▼ 確認申請と工事契約が済めば、着工可能です。
▼ 地鎮祭など建築祭事についてもご留意ください。

工事監理

▼ 工事中は、施工会社と連携を取りながら間違いのない工事が進むように現場監理を行います。( 平均して月3〜4回程度の現場立会いをしています。 )必要に応じて工程状況をご報告したり、現場に同行頂きながら確認を進めます。
▼ 住宅建設の場合、法的には中間検査と完了検査があります。(中間検査は構造・規模により回数が異なることがあります。)性能保証や長期優良住宅の場合、検査回数が増えることもあります。
▼ 工事期間( 監理期間)は、30坪住宅なら通常6ヶ月程度になります。

竣工・引渡し

▼ 法的な完了検査のほか、工務店や施主様による検査を行い問題なければ引渡しとなります。
▼ 施工会社から使用説明等が行われ、引渡書が交わされると建物は建築主の所有物となります。(工事期間中は施工会社の所有物扱いです。)
▼ めでたく引渡し完了です。

メンテナンス・アフターフォロー

▼ 竣工後は1年点検の立会い、メンテナンスの必要があれば施工会社と連絡・指示を行います。
▼ その後も3年目・5年目など節目に合わせて点検に伺います。
▼ ご連絡いただければ、追加設計のご要望などにも協力させていただきます。(ただし、内容により有料となります。ご了解ください。)


設計監理料について

● 標準報酬額は以下のように計算することにしています。
基本料(1,200,000)+70,000×坪(延べ面積)にて算定します。

標準的な木造住宅の場合、工事金額に対し約10%前後が設計監理費の目安です。

  • 標準的な確認検査申請作業および長期優良住宅申請を含みます。
  • 木造2階建て程度の構造設計料は含みます。(複雑な形状・特殊な構造を除く。3階建て以上はご相談。)
  • その他の別途加算
    • 消費税
    • 地盤調査費用
    • 確認申請・検査費などの手数料実費
    • 開発、条例等による確認申請以外の作業料ならびに申請料。
    • 鉄骨造やRC造の場合は、別途構造設計料が必要です。
    • 外構植栽計画(規模にもより、必要な場合はご相談します。)
    • 特注家具(複雑な製作キッチンなど、標準的な作業を上回る計画の場合はご相談します。)
    • 複雑な形状・用途など、特殊と思われる計画はご相談させていただきます。

● 設計管理費のお支払い方法について。
標準的には、以下のような3回に分けお支払いいただきます。
  1)契約時(約1/4)
  2)確認申請終了時(約1/2)
  3)完了引渡時(約1/4)
プレゼン案が長引く場合や、計画の規模・内容によってはご相談させていただきます。

「設計のみの依頼」について

監理を含め、最後までお付きいするのが基本姿勢ですので、計画だけの提案依頼はお断りしています。とは言え、ご事情など状況に合わせ対応は考慮します。当事務所に興味をお持ちの時はご相談ください。

土地探しについて

関西方面の一部地域であれば、個人的に懇意の不動産業者等に協力をお願いできます。
また、見つけられた土地に対しての建築上の規制や、造成・擁壁等の敷地の安全確認など、必要な事前調査は出来る限り協力させていただいています。(交通費等の実費をお願いすることもあります。)

業務エリアについて

特に定めた営業エリアはありません。
これまでは、東京から岡山までは行かせていただきました。計画規模での違いは出ますが、遠方から設計依頼される場合は、ご相談のうえ交通費を考慮した設計料をお願いする事はあります。
遠方からお話は、むしろ喜んでお応えしたい姿勢でいます。まずはご相談ください。