SHOGAKUBO-KODOMOEN +R7

正覚坊こども園「子育て教室棟」増築工事

平成28年に増築工事を担当させていただいた加東市「正覚坊こども園」にて、新たに多目的に利用できる「子育て教室棟」を増築しました。

前回計画の紹介:SHOGAKUBO-KODOMOEN +H28

この棟は、親御さん向けの子育て教室や地域の方々への子育て相談などを行うことを目的としています。そのため、開放性よりも落ち着いた一室空間が求められました。広さは臨時的な遊戯室としても利用できる程度の、一般保育室よりもやや大きめのサイズとなっています。
また建物の北側には、外部から利用できる倉庫を併設しました。

子育て教室室に、園庭に向かって大きく開く掃き出し窓を設けられなかった点は、個人的には少し寂しさを感じます。それでも、室内の閉鎖感を少しでも和らげるため、南面ほぼ一面にわたる横長の腰窓を設けました。これにより、光を取り込みつつ落ち着いた空間を保っています。普段見かけは全て腰窓ですが、避難時などに開くことが可能な掃出し窓を一部に設けてもいます。

建物構造については、法的要件に基づき、本館と一体と見なされるよう、本館と同じ鉄骨造準耐火建築物を採用しています。さらに、時代の要請に応える形で、前回の計画よりも断熱性には特に配慮した設計としました。

南にある園庭からの様子です。

南向き腰窓。内部から庭を見る様子。
普段は園庭に直接出入りする想定をしていないため大きな腰窓のよう。右側の掃出し窓前に腰壁と高さを合わせた引き戸を設けました。

腰高の引き戸。

真ん中が本館と繋がる出入口。
本館とは斜めに並んでいるので、入口は少し不思議な感じ。

保育室の北面。
左から、収納庫、給湯室、トイレになっています。

トイレ前の手洗コーナーと幼児トイレ。
幼児トイレの奥に大人トイレがあります。

外観、東面全景。手前は倉庫入口。

建物入り口と連絡路の様子。
本館に対して長めの庇を突き出しながら繋げています。

南面の外観と北側併設の倉庫。

撮影:庄司洋建築設計事務所

建築概要 幼保連携型認定こども園

【 敷地概要 】
・場所:兵庫県加東市 ・敷地面積:3521 ㎡  ・用途地域:市街化調整区域、用途地域指定なし、建蔽率60% ・容積率200%  ・前面道路幅員:(西)4.4 m

【 工事概要(増築部分) 】
・工事種別:増築  ・建築面積:131.99 ㎡  ・床面積:131.99 ㎡  ・構造規模:鉄骨造 地上1階 ・最高の高さ:4.40 m ・構造仕様:鉄骨造  ・基礎仕様:鉄筋コンクリート布基礎

【 主な仕上 】
・屋根:ガルバリウム鋼板タテハゼ葺き ・外壁:ALC一部窯業系サイディング  ・内装:床/厚単板複合フローリング 壁/ ビニールクロス、腰壁化粧ケイカル板 天井/岩綿吸音板

【 設計/施工 】
・設計:庄司洋建築設計事務所(担当:庄司洋)
・施工:陰山建設株式会社(担当:陰山満)

完成:2025(R7)年3月