屋根の垂木組み

建物の骨組み全体
まず改めて、建物の骨組み全体の様子です。

上棟で躯体が立ち上ると、順を追って屋根の仕舞に掛かります。屋根防水まで進めば、急な雨が降っても現場としてはひとまず安心。少しでも早めに終らせたいところ。
この建設地は大阪府内ですが、山の中なので多少は積雪のことも考慮して置く事が必要でした。軒先に出る垂木(たるき)サイズも余裕を持って決めてあります。
としたものの、今世紀は大雪になることがあるのでしょうか? 年々、冬の寒さ対策よりも夏の暑さ対策。と感じるばかりです。

垂木組
構造面となる1枚目の野地板上に垂木組を進めています。
今回は垂木組と言うよりも、野地板上なので垂木載せと言った方がよいのかな。
突き出した垂木が手前でよりも細かなピッチになのは、屋根板金のピッチ合わせから。突き出した垂木は、軒裏ではそのまま化粧で見える形になります。
妻側の垂木組
コチラは妻側の垂木掛けの様子。両側面はこんな具合です。
垂木サイズがそのまま屋根の通気層。なお屋根通気層の適正は30ミリぐらい。今回は納まり上そのまま使いましたが、残念ながら大きくても効果は余り変わらないそうです。
ななめ壁の垂木
斜めになった壁側、コチラも最終的には屋根と同じ板金を貼ります。
破風板
両端の破風板。大工さんが奇麗に納めてくれました。
屋根上からの様子
野地板貼り。先端が違った色のところは木毛セメント板を突き出た垂木と併せて、軒裏ではそのまま化粧で現れます。
今回のような野地板を2枚張り垂木間を通気層とする工法を「2重野地」と呼んだりします。

それにしても、屋根上から見る風景は四方とも素晴らしいです。
が、今年の夏は本当に暑い。大工さん毎日ご苦労様です。
軒裏
そして、仕上がってきた軒裏はこんな感じに見えています。

この後の屋根工事は、防水シート、屋根板金へ進んで行きます。

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