
上棟で躯体が立ち上ると、順を追って屋根の仕舞に掛かります。屋根防水まで進めば、急な雨が降っても現場としてはひとまず安心。少しでも早めに終らせたいところ。
この建設地は大阪府内ですが、山の中なので多少は積雪のことも考慮して置く事が必要でした。軒先に出る垂木(たるき)サイズも余裕を持って決めてあります。
としたものの、今世紀は大雪になることがあるのでしょうか? 年々、冬の寒さ対策よりも夏の暑さ対策。と感じるばかりです。

今回は垂木組と言うよりも、野地板上なので垂木載せと言った方がよいのかな。
突き出した垂木が手前でよりも細かなピッチになのは、屋根板金のピッチ合わせから。突き出した垂木は、軒裏ではそのまま化粧で見える形になります。

垂木サイズがそのまま屋根の通気層。なお屋根通気層の適正は30ミリぐらい。今回は納まり上そのまま使いましたが、残念ながら大きくても効果は余り変わらないそうです。



今回のような野地板を2枚張り垂木間を通気層とする工法を「2重野地」と呼んだりします。
それにしても、屋根上から見る風景は四方とも素晴らしいです。
が、今年の夏は本当に暑い。大工さん毎日ご苦労様です。

この後の屋根工事は、防水シート、屋根板金へ進んで行きます。