アシナガバチの巣づくり観察はじめ

6月はじめころ

 事務所の軒先に、アシナガバチが巣を作り始めているのに気がついて、ひと月以上が過ぎた。毎年夏のはじめ、良く事務所に迷い混んでくることがあって、そうした時は必ず軒先のどこかに巣を作り始めていることは分っていました。
 縁側を気ままに飛び交っているのは蜂の自由ですが、部屋に入ってくるとさすがに落ち着きません。迷い混んだ蜂をアレコレしながら捕まえて、何度も外に逃がしています。ちょっとした夏の風物詩?になっています。

 いつもは、軒裏でもよく見えないところに巣を作ることが多かったのですが、今年は、ちょうど観察しやすい場所に作り始めました。
 巣作りに精出す様子を観察始めると、なかなか面白い。巣は六角形のハニカム構造でなんとも建築的だし、とてもシステマチック、細い支柱はアクロバチック。巣づくり作業を休憩の度に伺い見るのが楽しみになりました。調べてみると、アシナガバチの巣の材料は「和紙」にも例えられるそうです。

 巣作りの始め、1匹の蜂がせっせと作っているのが分ります。アシナガバチの生態を良く知らずにいたので、コイツはオス蜂だとはじめ思っていました。しばらくして1匹増えたのを見つけて、メス蜂が来て「つがい」になったぞ。ヨシヨシと好き勝手思いこみそうになった矢先、更に1匹増えています。
 ん、アレなんか違うな〜。言う間にまた1匹増えている。どういう夫婦構成なんだ?そんなことさえ、良く分らず見ていました。

 いつの間にか蜂の数が増えてきて、巣作りの様子も慌ただしい。近づいて見ていると、口元でクルクル白いものを廻して巣の材料づくり?、順繰り巣に頭を突っ込んで清掃作業?、なにやら分担作業をしているように見えます。ひとつひとつの巣の奥には卵か幼虫のような影もあったり。

 巣のサイズも、始めに比べひと回り大きくなってきました。当初の巣穴も清掃され再利用されていることも、見ているうちに分りました。
 中心付近の巣穴は深くなりながら徐々に前に押し出され、穴の奥は適度に埋められているのでしょう。併せて周辺の巣穴も深さが増していき全体が大きくなっていきます。
 ちいさなカプセルホテルが建設されていきます。

 しばらく眺めているうちに、孵化した蜂が順繰りに働きバチになり、共同作業に加わりながら巣作りを進めて行くことに気付きました。という事は、自分の巣立った巣穴も自らリニューアルして次世代の巣穴にするわけです。この調子で作業員が増やし、加速度的に巣は大きくなっていく。
 よくできたシステムだと感心しました。

 アシナガバチは、毎年1匹の女王蜂がイチから巣作りを始めますが、冬までの一年限りだそうです。再利用もない。まるで「万博パビリオン」みたい?です。( 最近は再利用されているパビリオン建築もありますが・・・。 )
 ひと月経って巣はシャワーヘッド並になってきました。どこまでこの紙の建築工事が続くのか、目が離せなくなってきました。


 話が逸れますが、夕暮れになって軒下をうまく飛べない蜂がいました。ブンブン飛び立つ度に軒裏に頭をぶつけて、巣に近づけないでいるように見えます。
 もしかして。ネットで検索してみると、夜になると視力がかなり落ち、ほとんど何も見えなくなります。とある。夕方5時すぎになると、巣の廻りに数匹がへばりついてあまり動かない、今日の仕事は終わりという様子が気になっていた理由が分りました。
 そう言えば、昼の暑い最中にも巣に集まって休んでいる時もあります。昼休みかいな。まるで現場の職人さんと同じです。

 アシナガバチも時期や状況によっては、人を襲うこともあるそうです。
 観察される時は、充分注意しながら行ってください。

眼鏡レンズの交換

 2年前、大阪で定評ある眼鏡屋さん「谷町眼鏡店」で眼鏡レンズの交換をしてもらいました。すでに遠近両用を使っていましたが、どことなく合わないよな〜と思っているところ、義理姉からの紹介がはじめで、今は家族みながお世話になっております。

 そもそも予約制の眼鏡屋さんってなんだ?と思って訪れましたが、眼科医でも見たことない測定器械に、ん、なんだこれは?と驚いたり、視力で姿勢も崩れるんです。ん、なるへそ、と言った話を聴きながら一時間ほど対応してもらえます。

 2年前は、遠近両用を止めて、遠い用と近い用に分けて使いたい。と伝えたところ、むしろこのまま遠近両用を使って行くほうが良いですよ、視力こそはそれなり悪いですが、眼の状態・使い方はそうでもないです。

 遠近両用レンズを歳を取りすぎてから使おうとすると、脳味噌がレンズの度の変化に着いて行けなくなるそうです。なので、適当に若い内から慣らしておくのがベターなのだとか。
 左右の視力が悪いと、良いほうの眼ばかり使おうとする癖が知らぬ間について、肩が凝ったり、姿勢をくずしたりするそうです。そのところ、私は均等に使えているとか。

 今掛けてるレンズがキツいんです。少し度を緩めましょう。
 その言葉を信じてお願いした遠近両用レンズを掛けると、ん、なんか違う、しかも今回のレンズは遠近の境目が気にならず以上に分からず、眼を上下に遠くを見ても近くを見てもなんだか自然に見える。ほ〜こりゃスゴイ。と感動してしまったのです。

 で、そうこう2年が経つと、今も掛けごこちは悪くはないが近くが見えづらく感じていました。近くのものを見ると焦点が合わず、眼鏡を頭に引掛けてオヤジな姿勢になってしまうのです。で、また診てもらお。と谷町眼鏡店を再び訪れました。
 再び測定器械に向かった後、あはは、老眼が進んでますね〜の一言。なんとまあ!。
 でも、眼の状態は悪くはないですよ。遠近の「近」が合ってないんです。と教えてくれました。あ、この眼鏡、遠近両用だったんだ。そうなのです、2年経って自分が掛けていた眼鏡が、遠近両用レンズであることを忘れていた!?。ことに驚きました。

 そんなことで、少しばかし矯正してもらって、眼鏡レンズを新調。本日は、視界ヨロシク過せて快調です。
 しかしこの調子だと、2年ごとに相談に行きそうな気がしてきました。そこはガックリです。

コロナ禍のわが家では

わが家の宝物のひとつ?

 新型コロナから来る世間の自粛ムードに押されてか、その必要もないのにしばらくブログ記事を書き損ねた感じでいます。当事務所は業態的に、休業と言うことなく基本的にほぼいつも通り。工事現場では材料の手配うんぬんと遅れ気味なことはありますが、ほぼほぼ普通に稼働。むしろお付き合いさせて頂いている施主様方々のほうが、直に影響を受けられている様子も見られ心配です。
 我が身に影響を感じるのは、もう少し先の事になりそう。

 それよりも影響を受けているのは、わが家庭事情。ステイホーム以前からではありましたが、嫁さんの「家の片付け熱」に拍車が掛かっている今日この頃です。

 先に申しますが、建築士が必ずしも片付け好きとは限りません。

 倉庫化していく衣裳部屋。雑多な物置場(しかもほぼ平置き)に化した普段使わない和室、その奥にある押入のさらに奥に追いやられた開かずのままの色褪せた段ボール箱。とうとう爆発!
 このまま放置すると気が滞るの!と、どこから仕入れて来たか断シャリやらミニマリストやらのYouTube動画を流しながら、家のおお片付けが始まったのです。
 当然のことながら、日曜日毎にその日の片付けメニューを渡され駆り出される始末。

 これをわが家の「非常事態宣言」と呼んでいます。

 お陰で日曜日毎に、懐かしい思い出の品?に何十年ぶりに出会い、驚いている日々。それを自慢すると、冷たい視線を浴びせかけられます。
 こちらの宣言解除は、まだまだ掛かりそう。。。

仕事始めは、駐車場の掃除から。

駐車場の切り株

 今日から仕事はじめ。ですが、手始めは年末に手が出せなかった駐車場の掃除から。

 借りている駐車場のちょうど脇に生えている雑木が、特に春夏の間に日に日に大きくなります。一昨年に背丈を超え拡がった枝葉でスペースが圧迫され、なんともならず、大家さんにお願いして一度切ってもらったのが大きな方の切り株。と言っても6〜7センチ。ひと安心はつかの間、株の脇からニョキニョキと伸び出し腰高を超え始めたので、今回は早めの対策。大家さんの了解をもらって切らせて頂いた。

 事務所の玄関前でも、L型側溝の掃除を怠っていると積もった砂に雑草が生えてきます。コチラも併せて草抜き&掃除。併せて、お隣さんと年始のご挨拶。

 それにしても、植物のへこたれ無さには逞しささえ感じてしまいます。

屋根にのぼるご近所ネコ

屋根の上のネコ
屋根の上のネコ

 ネコの額ほどのサイズですが、事務所にはポリカーボネイトの波板を引掛けたタバコスペースがあります。お昼頃、ここで休憩をしていると上のほうからごそごそと音が聞こえました。近所に住み着いていると思われる(たぶんのら)ネコがやってきたようです。以前からココを通り道にしているのは音の様子で知っていましたが、現場を押えたのは今日が初めて。

 2年ほど前の台風で、以前から張ってあった古い塩ビの波板が吹っ飛んだことがあります。陽に当たって、手で割れるぐらいに劣化していたところさえありました。3畳分ほどの屋根を撤去から3日ほど掛けて自分で張り直しました。

 キレイに張り直してある日。たぶん同じネコが勢い良く渡ろうとしました。
 が、以前の古びた波板と違ってツルリと脚を取られ、そのまま屋根から落ちました。 ガチャン! なんだ?なんだ?とオモテに出たら、目を丸くした顔のままのご近所さんから、ネコが落ちてきた〜!、と教えてもらったのです。真下にあったチャリンコを蹴倒してどこかに逃げていったとのこと。
 まあ、ネコもご近所さんもビックリしたことでしょう。

 今日はと言うと、ソロリソロリと片足ずつゆっくり屋根の上に乗り、ぬくまった屋根が丁度よいのかしばらくくつろぎ、満足したところで帰っていかれました。

隣りのレーンは蒼く見える

お盆前、打合せ帰りの高速で渋滞に巻き込まれたと書いたのはついこの間のコトなのに、昨日もまた渋滞に捕まってしまった。
視線の向こう3車線のずいぶん先で、テールランプをチカチカさせている様子が見えたのは恐らく夜の8時を過ぎたぐらいではなかろうか。神戸付近。その時、真ん中の走行車線を走っていた。左の走行車線は結構手前から車が停まっている。右の追い越し車線は少し先で停まっている様子が見える。左車線を横目に少しそのまま少し走って、追い越し車線に移るかどうかを迷った。ちょっとでも早いような気もするが、その浅ましさが祟って先で身動き出来なくなる事もある。う〜んう〜んどうしようと思っている間に、目の前に停車の車が迫った。もういいや、ここは無難に真ん中のままいとこ。あっと言う間、四方は車に囲まれた。後は運に任せよ。
停まってしばらく余裕しゃくしゃくに音楽を流しながら周りの風景を眺めていたが、んんん右の車線の動きが活発に見える、どうも真ん中の進みが遅い気がしてきた。後ろにいた筈の左のトラックにもなんか抜かされている。あのマークは見覚えがある。いやいや待て待て、きっと逆転する筈。気を鎮めてそうしてしばらく、さっき抜かされたトラックが近づいてきた。よしよし。一体ナニがよしよしなのだけど。やっぱりよしよしと思ってしまう。全く心持ちが小さい。
そんな浮かれ気分も束の間、また抜かされて。確実に真ん中が遅く思えてきた。バックミラーを覗いてみるとずっと同じ車が後ろにいるし、その後ろでも車線を変えようとする車の様子は無く、真ん中レーンはとっても真面目に並んでいるように見える。ここでどちらか車線に割り込もうとすれば、ずいぶんお行儀が悪く見えそうな気がしてしまう。
あ〜やっぱり右車線に移っとくんだった。馬鹿な後悔を始めて、うんんううん、車よりも自分の方が唸っている気がして来た。

その後高速を降りたのは9時を過ぎた。その時間なら普段は混まない事務所までの間も車が詰まっていた。高速の渋滞の影響だろうか。う〜んん、すっごいエネルギーの無駄使い。

近くにすべきか?遠くにすべきか?

六湛寺川のこいのぼり

遠近両用眼鏡を使いだして数日、残念ながら思った程に使いやすい訳ではなく、音を上げた。遠近だと基本は遠用で正面だと近くのものを見るには焦点が合わない。目線を下にすれば下側にある近用レンズでもって近くが見やすくなる訳だが。。。普段のパソコン使いにはどうも相性が悪く、えらく疲れだした。一日頭の後ろをつままれている様で、肩が凝りだす。早々に諦めて、パソコン用にもうひとつ揃えてしまった。使っていなかったフレームがあったのでレンズをはめ変え、ほぼパソコン専用に。こちらはすこぶる具合は良い。ただし本当にパソコンだけ。目線を少しはずすだけで、視界がちょっとグラつく。自分の眼がなんとも不便なもののような気がして来た。

連休に友人二人と夜中に飯を喰いに行った。とうとうエンキンになったよ〜。ホント、歳だわ。みたいな話しをするなかで、じいちゃん達が近くを見る時に眼鏡を頭に載せたり、ばあちゃん達がひも付き眼鏡をぶら下げたり、その気持ちが分かる様になった。と言うと、ホンマホンマめっちゃワカル。と返される。二人は美大時代の友人なので正直言ってどちらも年齢不詳、年相応に見えない業界人みたいなのが三人集まって歳の話か。今度は自分がなんとも不便なもののような気がして来た。

行き帰りはてくてくと。

西宮港

忘年会で運動不足な話になったとき、通勤の行き帰り歩けばいいやん、ちょうどええぐらいの距離やないか。と友人に言われて、せやなやってみよ。心に決めて実は年末から事務所の行き帰り30分を歩いている。おかげでスガスガシイ朝を迎えることが多くなった。最近は寒くて布団から出られずに焦るコトが多いのだけど。

夏に事務所を移転して実は一番困ったのは、ゴミ回収が朝早い事。週二日、事務所前のゴミ置場に回収車がやってくるのが8時15分から30分の間。なので、なんとしても8時15分までに着かないと事務所にゴミが溢れて行く。ただでさえ早出になったのに、ゴミの日は歩くとなると7時45分には家を出ないと歩いて辿り着けない。だから週一度は8時15分までに事務所に着いている。

ゴミの日以外に家を出るのが8時に差し掛かり、テレビから「てっぱんダンス」の曲が掛かり始めるとためらい始め、そのまま15分の朝ドラから離れられなくなる。その上8時15分からの「 あさイチ」の特集に目がくらむと遅刻というハメになってしまうのです。職人の皆様スミマセン。

寒くなったり、暖かくなったり。

篠山

天気に振り回される日が続きます。

検査の申込に久しぶりに三宮にでた帰り、気になった本を探しにジュンク堂に寄りました。目当ては雑誌のバックナンバーなので見当たらず、そのまま立ち並ぶ書籍に目が移ろう。お、こんな本がある。おやおや、こんな本もある。ついつい手が伸びてしまい、ついには本を抱えてカウンターにならんでしまう。本屋は財布の敵です。

最近は今の建築家の本よりも昔の建築家の本もしくは昔の建築家の事を書いた本に触手が伸びています。先端な事に興味が薄れているワケではないゾと思いつつも、今時の建築は薄っぺらいなんてソッポを向きはじめている自分は、実は歳のせいかも。だとするとだいぶ危ない兆候です。