
屋根の野地板が形になれば、いよいよ防水仕舞と仕上です。
写真の通り勾配が緩いので、慎重に2層の防水仕舞としました。
1枚目。緩勾配用のゴムアスファルトルーフィング。
2枚目。温度差激しい板金屋根環境でも経年劣化しにくいと言われる防水シート。
実のところ、屋根防水シートのセレクトは悩みます。外壁の防水シートも同じく悩みます。一体どの製品が良いのか。ひとつメーカーでもランクがあり、一体どの辺りが妥当なのか? 良さそうなものを選んで行けば見えないところにドンドン予算が膨らみます。施主様にお伺いして決めることも難しく、ひとり考え始めたらどこまでもキリがありません。。。
工務店の社長は勉強熱心で、見積もり中から一緒にアレコレ悩んでいただきました。
仕上はガルバリウム鋼板タテハゼ葺き。緩勾配に向き、最近の住宅建築には一般的によく見られる工法です。


海外製品なので一面の英語表記。どことなく良さそうにも思えてしまうミーハーな私です。社長は社長で、なんだかテンション上がりますね〜。これまたミーハーなお言葉。


一般的に多いのは屋根上側に排気するタイプです。積雪を考えると機能しない可能性もあり、且つ緩い勾配で漏水の心配が増えます。設計最後にコチラの製品を見つけ採用しました。
ここまで来ると、いよいよ板金屋さんの出番です。

板金屋さんの勇姿が撮れずに残念。ずっと好天気なので、サンサン降り注ぐ逃げ場のない屋根作業だった筈です。ご苦労さまでした。

もし強風に煽られて雨が浸入したとしても、通気層側の防水シートで建物は覆われているので、ほぼほぼ奇麗に外部に排出されていくはず。また、工務店さんがとても丁寧に仕舞をされているのを見ているので、見た目以上に安心しています。

怪しげに見える外壁については次回にも。。。