道は険しい

おそらく狭いところに限れば、ある建築雑誌は読者の心を掴んでいる。
むろん作品集的な雑誌もあるが、そうではない。
ほぼ毎号買っている技術系建築誌は、間違いなくピンポイントの読者の心を掴んでいる。
設計で分からずに悩んでいたり、図面を描きながら気持ち悪〜いところを、
ここぞとばかりに特集してくる。さも見透かされているかの様だ。
悔しいぞ〜、と思いつつ、記事をなめ回すように解答を探していたりする。
そしてまた自分の図面に戻って、悩みが始まる。
もしかして、こんなに悩んでいるのは自分だけなのだろうか?うっかりすると自己嫌悪に陥る。
いやいやこうして特集になっているのだから、きっとリサーチの上。
案外みんなおんなじ様に悩んでいるハズ。きっとそうに違いない。ヨカッタ。
いやいや、ヨカ〜ない。
むろん、掲載されている人様の図面を見ながら、ホンマ〜こんなんでイイの?
ボヤく事もあっても、そんな事は稀で、大抵は自分の知識の危うさにガックリくる。
いつまで経っても知らない事が多い。多過ぎだ。
何かを極めるには、まだまだ道は険しい。
腐っても仕方ないから、初心に戻って雑誌を眺める。
この奥の深さも建築の魅力に違いないし。

水族園

frame

何年振りか憶えていませんが、日曜日は須磨海浜水族園に行ってきました。
イルカライブ館に吊るされたシャチの骨をボ〜と眺めながめたり、
ラッコの食事風景を見たり、クラゲの泳ぎに見入ったり。
ベンチでカレーを食いながら、走り回る子供を眺めたり。
アロワナを睨んでみたり。
なんだか癒し系の時間を過ごしました。
ちぃとは頭の切り替えになったかどうか。。。
残念ながら、今日月曜日は悩みの図面にどうも癒されません。

地震実験見学:E-ディフェンス

E-Defense

金曜日の事ですが、E-ディフェンスという施設に行ってきました。
兵庫耐震工学研究センターという所にある実大三次元震動破壊実験施設です。
なにやらものものしく書きましたが、ようするに地震の実験施設です。
実物大の模型や、ホンモノを使って、建物を揺らしてしまうのですから、ともかくデカイ施設です。
この日は伝統木造を使った公開実験ということで、なにやら分からずまま
始めて行ってみたのですが、大勢の建築関係者が見学に来ていました。
試験体は実物大のハズですが、施設が大きすぎて模型のようにしか見えません。
巨大なスケールに圧倒されてキョロキョロしていると実験が始まりました。
実験1分前、30秒前、5、4、3、2、1、カシ〜ン(加震)!
アナウンスがちょっとおかしいですが、静まりかえる施設のなかで、
グラグラグラ。震動台に載せられた試験体が揺れ始めました。
始めは緩い震動実験でしたが、徐々に大きな震動を加えると試験体の建物は大きく揺れています。
オオオ。さすがに大の大人も声が上がります。
最後には神戸大震災と同じ震動を加え、実験は終了しました。
こうして建物が実際に揺れる様子や壊れる様子を見る体験はなかなか出来ません。
施設の外には、実験が終わったRC造の試験体が置かれていました。
壁には亀裂が入り、座屈した柱からは鉄筋があらわになっています。
公開実験は時々あるようですから、別な機会を見つけてまた行ってみたいものです。

特権

apartment

まずはお知らせ。
P_kan Site に、昨年秋冬の新作2件をようやくアップしました。
あまりの更新の無さに、施主さん方にはお待たせしてしまって申し訳ないばかり。
ともかくなんとか終わらせてひと安心です。

いつものように当時を思い出しながら文面を書いていると、
書ききれないいくつものエピソードを色々思い返します。
あんなことがあった。こんなこともあった。
個人でのお付き合いが中心になる住宅設計をやらせて頂いくと、
当たり前の事ですが、施主さんとのお付き合いは千差万別。
何一つ同じような事がありません。前はそうだったが、いつも通用しない。
そのお陰?で、普通では得られないたくさんの思い出が残ります。
こればかりは設計屋の特権かもしれません。

今も新しい物件は進んでいます。すでに今までと違うエピソードが生まれています。
ひとつひとつもっと丁寧に書き留めておきたいものですが、
そればかりしていてもエピソードは生まれませんしね。
このぐらいでご勘弁の程。