大津市役所別館の階段

大津市市役所別館の吹き抜けホールにあるコンクリートの階段造形がなかなか恰好良い。なにげに手が込んでいて見ほれてしまう。役所の職員さんが行き交う中でこんな写真を撮っていると結構怪しい。

打ち放しコンクリートの低めの手摺壁からおもむろに、スチール手摺のための受けプレートが飛び出ていた。これを見つけて、さらにおぉなんと手の込んだ!と驚嘆した。出来上がってしまえばなんて事なさそうな細部だけど、このようにするに図面から施工からとても気を使う。コンクリートが打ち込まれる時には既にプレートはきっちりセットされていないといけない。打設の時もコンクリートに押されて傾いたらみっともない。

後付けなら出来上がりを見て調整もできるけど、言わば駆け引き無しの一発勝負である。型枠を外した時にコンクリートが欠けた場所が、補修などせず隠さずにそのままにしてある。建築当時、現場の職人と一緒になって管理していた設計の方の姿勢が見える様な気がした。

 

唐崎神社〜近江のみたらし団子

今日は、滋賀に友人が設計した小さな住宅の内覧会に行ったのですが、その前に、湖岸は逆の唐崎神社まで足を運びました。ここは御手洗団子発祥の地。元祖みたらし団子のお店があります。滋賀の観光案内でその事を見つけ、餅・団子好きとしてはなんとしても見逃せなかった訳です。

お店で団子を頼み写真を撮っておこうと思っていたのに、出て来た瞬間食べてしまった。そんなコトで団子のグルメ写真はありませんが、素朴な味でとてもグッドです。店のおじいさんに団子の由来を聞きながら、大の大人が朝っぱらから御手洗団子を三串食べてしまいました。もちろん友人へのお土産にも買っていきました。

実は、少し前に閉店した後に来てトボトボ帰ったこともあるのです。

充電式ラジオが恰好イイ

マキタ充電式ラジオMR100

現場の片隅にひっそりと、何やらがっしりした工具箱なもの。何の機械だろう?箱の横には makita とある。電動工具のメーカーである。発電機?と一瞬思ったら、ラジオであった。現場にはたいてい何時壊れても良さそうなラジオからAM放送が流れている印象があるのだけど、これは少々乱暴に扱っても壊れそうに無い。

現場の若い大工さんの持ち物であったのだけど、電動ドライバーのバッテリーで動くのだそうだ。ちょっとカッコイイので欲しくなった。アマゾンに似たラジオを見つけたけど、買うならやっぱりマキタブランドだ。白バージョンもあるので、iPod と繋げればイカしてるかも。

「服部新聞」に掲載していただきました。

玄関扉

服部新聞は広葉樹を扱う材木屋・服部商店の社長さんが毎月発行している新聞です。材木に関するうんちくが毎回てんこ盛りになって送られてきます。材木の選び方、使い方、流通、産地などなど、様々な知識の引出しをを飾る事無く書かれています。記事は少なくてもA4が4ページ、それが61号にもなるのですから本当に頭が下がります。

資料請求をしたのがきっかけだったと思うのですが毎月新聞が送られて来るようになり、いつか材料をお願いしてみたい。最初はアメリカンブラックチェリーを「WAON」で棚板に使わせてもらいました。今回の「Cava」では、ウォールナットです。
服部さんに材料をお願いするのに電話をすると、毎回いろいろなうんちくを聞かされます。5分で済む用事が気がつけば15分、30分になる事もあります。そのお陰で材木のいろんな事を教わりました。教えて頂いたうんちくを隅々まで上手に使いこなせませんが、ひとつひとつ分って来ることで木を使う面白さが、ずいぶん分るようになれた気がします。

よい材料をちゃんと使うと言う当たり前の事が、まだまだ出来ずにいます。餅は餅屋。木の事はわしらに任せたらええのや。その服部さんの言葉を本当に理解できるようにこれからもお願いしたいと思っています。

大芋(おおくも)神社の大イモ?

隋身門の大いも?

仕事で行った先の近くにあった神社が、えら〜く古そうで気になった。大芋神社と書いて「おおくもじんじゃ」と読むそうだ。境内の入口にある隋身門(ずいじんもん – goo辞書)の一方の下に目をやると、まさしく「おおいも」って感じの石が置いてあった。しかもなぜだか「のる」と彫られてあって、ますます気になる。人気がないので、こっそり乗ってみようかと思ったけど、さすがに大人げなくやめた。

この石に乗っかれば、きっと床を支えている様にも見える姿勢にならざるを得ない。そこに何かの意味があるように思えてならないのだけど、一体なんだろう?ネットで探してみたけど見つからない。知っている方がいればぜひ教えて欲しいです。

加東市

ALCが取り付きましたが。。。

屋根下地とALC

鉄骨物件のALC(オートクレーブ養生した軽量気泡コンクリート – Wikipedia)取付け工事がほぼ終盤。写真は屋根/壁の取合い部分。排煙やら斜線やら法規に縛られ軒がほとんど出せないので、こうした形状になっています。

さてさて外枠はこうして出来上がり、ボリュームこそはしっかりと現れて来ましたが、地震の影響で工務店さんは資材の調達が困難な様子。なにから始めたらいいんでしょう。。。みたいな状態です。どこの工事もそうでしょうが、予算があって悠長に出来るものではないのですから、事態は本当に深刻だと思います。こちらからも良い知恵はなかなか出せるものでもありませんが、出来る事を見極め、しっかり仕事を続けてもらう為に意見を絞り出すことこそが唯一自分が出来る復興支援かもしれません。

地震と津波の爪跡:衛星写真

Japan Before and After Tsunami - Interactive Feature - NYTimes.com

親父から教えてもらったニューヨークタイムズのサイト記事。こうして見せられると、あまりの生々しさにたじろいでしまいます。20ヶ所程の比較写真が載っています。

Satellite Photos – Japan Before and After Tsunami – Interactive Feature – NYTimes.com

その他

公人屋敷(くにんやしき):大津市坂本

比叡山延暦寺の門前町坂本にある「公人屋敷」と呼ばれるお屋敷を観てきました。1864年に新築もしくは改築されている棟札が見つかっていることから、おおよそ150年くらいは経っている事になります。公人と言うのは、僧侶でありながら妻帯と名字帯刀を認められた坂本町を治めるお役人と言ったところでしょうか。なので、ここはお役人の家ですから、なかなか立派です
今日はちょっとお天気が悪くて中が暗く、写真が上手に撮れずでした。またいつか改めてご紹介したいと思います。

実はこの坂本で住宅を計画を始めたところ。坂本は見所の多い町なのでしばらく楽しめそうです。

真新しいコンクリートの水門

西宮港の水門工事

西宮港の水門工事は気がつけば養生がめくれて奇麗なコンクリートが打ち上がっていた。朝日に輝いてどことなくモダンで格好良い。この後きっと鋼製の水門がはめ込まれるだと思うけど、どんな風にするのか楽しみです。

木造のセミナーを聞きに行きました。

三宮の交差点

今日は神戸で木造金物工法のセミナーを聞きに行きました。物件の多くは木造になっている今、木造の構造・架構や基礎の話がどうしても気になってしまいます。複雑な形状になると構造設計者とのやり取りで決めて行くことが多くなりますが、一般的な物件になるとある程度共通した仕様が実際には適用されています。ところが木造の構造や基礎には鉄骨造やコンクリート造に比べると明確なルールがあるようでありません。地震など災害に一番脆いのが、実は今も作られるほとんどの住宅であると言わざるを得ないのが現実です。むろん社会も行政もそれを見て見ぬ振りをしている訳ではありません。事が起こる度に構造に関する法改正は行われ、住まいの安全を如何に確保するかが検討されています。

そうした事を踏まえ実務に携わっていても、工事現場では意外と安全に対する共通した認識が薄いことが気になっていました。みながそれぞれにより良い方法を模索していたとしても、なかなか道筋が立っていないと感じる事も多いのです。自分自身もなかなかこれが間違いないと確信持って断言できない事もありますが、今日の様なセミナーに参加する事でひとつずつ身につけるしかないのだと感じています。

地震・津波・火事・原子力・・・過信

西宮・酒蔵通

時折拝読している建築事務所勤務の方のブログで、同じ様な思いを持ちながら今回の地震の経過を見られている記事を読んだ。津波に流される家屋を見ながら、設計者の職能を全否定された様な無力感。今の時分に一体何ができるのだろうか、と。災害の様子はますます広範囲に波及しているように見える。原子力発電所のニュースを見ながらも、それがどれ程の事態なのか分りづらくさらにもどかしい。同じ様な思いになられた設計の方はきっと多いに違いない。

今朝、プロ野球オープン戦が被災地の方からの応援で開催される事に決まったと車の中で聞き、悩む事は無く自分がすべき事をしっかりするしかないのだと悟された。現在工事に入っている物件、これから計画する物件それぞれに、間違いの無い様しっかり目を開いて見るしかないのだと思う。過信こそが災いとなる事を、今回の地震からもまた思い知らされた気がします。

IDEA FOR LIFE – Pray for Japan

建築家・坂茂さんが、東北地方太平洋沖地震の避難所で簡易間仕切りをつくる活動を開始されました。
現在、義援金を募集中です。少しでもご支援の思いが広がればと思います。
【ボランタリー建築機構 坂茂 東北地方太平洋沖地震 支援 募金のお願い】

災害・消息情報サービスサイト情報

総合災害情報

通信各社の伝言ページ

安否確認

救援支援サイト

 

東北地方太平洋沖地震による建材への影響

 IDEA FOR LIFE – Pray for Japan –

週が明けて現場に行くと、工務店の社長さんから「早めや早めに注文しておいて良かったですよ」と言われた。地震の影響で工場がストップしたメーカーも多数あり、いろいろな建材の出荷が危ぶまれている。この影響は早々すぐに立ち直るものではないだろう。

別な工務店さんから影響具合のお知らせを頂いた。各社の様子は間違うといけないので、取りあえず社名だけのリストを転記させていただきました。詳細については各自でご確認ください。

  • アイジー工業株式会社
  • 秋田プライウッド
  • 旭化成建材株式会社
  • 旭トステム外装株式会社
  • 旭ファイバーグラス株式会社
  • 株式会社イケダコーポレーション
  • 石巻合板工業株式会社
  • INAX
  • インターレックスジャパン
  • 永大産業
  • オーデリック株式会社
  • オート化学工業株式会社
  • 株式会社オーパス

  • ガテリウス株式会社
  • 株式会社キーテック
  • キーテック
  • クリナップ株式会社
  • 株式会社クワザワ
  • ケィミュー株式会社

  • サンウエーブ
  • 城東テクノ株式会社
  • 新秋木工業
  • 住友金属鉱山シポレックス
  • セイホク
  • 積水化学工業株式会社

  • ダイキン空調大阪株式会社
  • 大建工業株式会社
  • タカラスタンダート株式会社
  • タックホームケリエイト
  • 田村駒エンジニアリング株式会社
  • 株式会社チューオー
  • TOTO株式会社
  • トステム株式会社

  • ナスラック株式会社
  • 株式会社ナフィックス
  • ニチハ株式会社
  • 日本住環境株式会社
  • 日本デコラックス株式会社
  • 日本ノボパン
  • 株式会社ノーリツ
  • 株式会社ノダ

  • ハイテクウッド
  • 株式会社ハウステック
  • パナソニック
  • パラマウント
  • 株式会社北洲
  • ホクヨープライウッド

  • マグ・イノベーション株式会社
  • 松江エヌエル工業
  • マックス株式会社 西日本
  • 丸玉産業
  • 三菱電機住環境システム株式会社
  • みはし株式会社

  • ヤマハリビングテック株式会社

  • YKK AP株式会社

 

巨大地震「東北地方太平洋沖地震」

西宮の防波堤

一昨日、防波堤の事でエントリーを書いた。昨日、現場からの帰りにスタッフと液状化の話をしていた。始めネットを見ていたスタッフから大きな地震が起きたみたいですよ!と知らされ、しばらくしてヨメさんから大丈夫か?のメール。どんなになのかネットで見てもよく分からずいたが、自宅に帰ってからテレビを見て唖然とするしかなかった。本当に唖然とするしかない。

被害者の数がニュースを見る度にどんどん増えている。阪神大震災の時と同じような寒気を思い出す。

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防波堤に描かれた五目並べの枡?

防波堤の落書き?

自宅近くの防波堤にチョークで升目が描かれていた。はじめ見つけた時、なんだかカッコイイ落書きだな〜一体誰が描いたんだろう。そのまま歩いていくと、ひとつふたつでなく数カ所に渡って描かれていた、よくよく見るとどうもコンクリートの配筋を表しているっぽい。先の方では水門やら護岸の整備工事が行われている様子だから、これもきっとその延長に違いない。震災であちらこちらにヒビも入っている。浮いている様子や動いている様子を表しているのだろう。この後はどんな事をするのだろうか、ちょっと興味津々。

ここは元々ヨットハーバーにも使われていた護岸で、今もクルーザーとか多くの小船が繋留されている。なので防波堤と言ってもゆったり感があって、その雰囲気が結構気に入っていた。古びたコンクリートの肌合いもちょっと味があって悪く無い。水門工事の後につづいて防波堤の整備工事になるのだろうか。すっかり印象が変わってしまうのだと、ちょっと寂しい感じがします。

しばらく外出が減りそうで、ちょっと残念。

高架

現場に出る事が少し減って来て、事務所で図面を描いている日が増えてきました。まだ肌寒いですが、日差しがあると外にいる方が断然気持ち良くなっています。平屋の事務所は足元が冷えて、冬の間はちょっと厳しかった。外に出る機会をうかがう様に、ここ最近は窓の外を眺めています。

垂木組の鉄骨屋根

タルキのC型鋼

鉄骨に印字された記号と寸法。棟上げの時、現場に運び込まれる材料の山をパズルを組む様にひとつずつ片付けて行くのは、木造も鉄骨造も同じ。材料の数だけ見れば通常は木造の方が断然多くて頭を悩ましそうですが、大きさと重さのある鋼材をクレーンで上手に組み上げる鉄骨造もまた違ったところで頭を悩まします。

今日は初めて屋根まで上がり、C型鋼の垂木で組まれた一部入母屋状の屋根をじっくり眺めました。思った以上に複雑だ〜と感じます。木造だと複雑であっても出来上がると四角い角材の組み合わせのためなのか意外にスッキリ見えるのですが、鉄骨は逆、鋼材自体が凸凹しているのでそんな難しくは無かろうと思っていいた所が、意外にこりゃ実際の製作となると図面も作業も頭がはち切れそうになるだろうな、と感じます。

これは難しいんですよ分って下さい。と言っていた鉄骨屋さんの顔を改めて思い浮かべました。ご苦労様です。

井上陽水「 Tour 2011 Powder 」に行ったりした

特に好きと言うワケでもないのですが、ヨメさんに生(ナマ)陽水は今の内に聞いとかな何時聞けんようになるか分らんで。と、よく分からない強引な誘いにのって、昨夜こっそりコンサートについて行きました。行ってみれば、なんや全然元気そうです。当たり前ですか?

と言うか客席の年齢層が高い。平均年齢は50歳を越えるのじゃないのだろうか。思った以上に背の高い陽水さんは少々ズンド〜でした。それでも年齢のよく分からないあの独特の声でトークを始めると、カッコ良いのかカッコ悪いのか僕には判断つきかねるのだけど、中高時代の思い出話だけで廻りは盛り上がってました。これを楽しそうに話し聞けるのですから、廻りの方々もスゴいが陽水さんもスゴい。ネットで見ると、去年は40周年で結構激しいステージだったらしいが、今年はシットリネットリと書いてあった。確かにそんな感じ。

それなり結構楽しかったです。ただ会場の音響はイマイチでした。折角来たのにそれが勿体ない。う〜んだけど、廻りの方々はもうそんなコトはどうでも良いのかもしれませんが。。。やっぱりスゴいです。

井上陽水 オフィシャルサイト [ Yosui Inoue Official Site ]

トイレの黄色い花

自宅のトイレで咲いている花です。詳しくないので、なんて花なのか実は知りません。

萎んで来たら水をやるの繰り返しだけで、この冬の間ずっと咲いていました。しばらく前から新しく芽が伸びだし、それまで咲いていた花と入れ替わるようにして咲き続けています。なんか強いです。暖房便座の凍えないぐらいの暖が良いのでしょうか?

以外にサボテンと山野草がいます。それぞれ少しずつ勢いづいている気がします。春が近づいているのですね。

骨はやはり太い方がいいですね。

先週末に鉄骨物件の棟上げが終わりました。周囲にそれほど大きい建物がないだけに、ひと際大きく見えています。鉄骨のフレームが建ち上がると普段は少し華奢な気がしてしまうのですが、今回少しもそんなイメージがありません。がっつりと建ち上がった感じがします。

意匠を優先すると骨組みが邪魔になるイメージが、設計を始めたころにはありました。木造にしても鉄骨にしても骨太な様子をいざ見てしまうと、やっぱりしっかりした方がいいよな、って思えて来ます。震災に会うまで正直なところ人事のように思っていたかもしれません。今日も海の向こうで起きた震災の悲しいニュースが流れてきます。あまりに脆く崩れた建物の下に、あろう事か日本の方も巻き込まれています。

太さに安心しているだけではいけないのかもしれませんが、建物を設計する事の責任が本当に怖くなってきます。