まだまだ暑い日が続くと思っていたが、まだ十分暑いのだけれど、
ガルバリウムの板金屋根の仕舞に追われる現場に赴き、
チエックに廻れば、真夏の照り返しといった事は無くなった。
真っ盛りには鈍いシルバー色の金属板でさえも触る気もしない熱さになるが、
今日はほどほど、背中を当てれば気持ち良さそうな気もする。
そんな事をしては、側で山登りよろしくビス打ちに廻る職人さんに悪いから、
ちょっと惹かれていたが、さすがにやれなかった。
(誰もいない時にそっとやってみよう。)
最近は夜も寝苦しくなくなりはじめ、朝方は冷え込みはじめた。
焦り始める蚊の追撃も少なくなった。
窓を開ければ、虫の鳴き声が聞こえはじめている。
マックネタ・3題
インターネットラジオ「mRX-8000」
iPod に悩む間はコレだ。
ようやく「Google Earth」
乗り遅れ甚だしいですが、やっぱりスゴイ。
聞き捨てならん「バッテリー交換プログラム – iBook G4 および PowerBook G4」
え、ウチのiBookは?
躯体完了
コンクリートの躯体がほぼ打ち終わり、屋上の床を残して躯体が露になった。
建物の外形がほぼ姿を現した。
サッシも現場に搬入され、取り付けも始まった。
施主さんとの打合せも、徐々に大詰めに向かいだした。
型枠の外れたコンクリートの量感は圧倒的な感じがする。
内部の造作は必要以上にないので、内部空間はほぼ掴める状態。
裏を返せば、後悔しても始まらない状態だ。
現場をウロウロして、まだまだ経験不足を感じる箇所を見つけるに付け、
やはり安藤さんのコンクリートは凄いな、と改めて思わざるを得ない。
そんな事を書いては施主さんに申し訳ないが、
ここから少しでも気を引き締め、皆が満足出来る住まいにしたい。
今週末には上棟式。
グエッ
ヨメさんの姉様から、iPod を買おうかと思うけどどれがいいの?と相談を持ちかけられた。
音楽だけなら30GBでも十分だろうし、映像や写真も入れたいなら60GBでしょうかね〜。
なんて答えながら、あぁ、オレも欲しいな〜。と呟いてしまう。
先の iPod 焼失事件から、仕事場の音環境は劣悪で、
仕方なしにデスクトップで鳴らしたりはじめたが、
こもったモノラル音がファンの音とともに流れだすばかり。
もちろんスピーカーにつなげれば少しはまともには鳴る訳だけど、
そうすると、音量を上げれば、自ずと警告音も一緒になって大きく鳴り響く、
アレコレ鳴らしている訳では無いけど、
グエッとか、チンとか、フォンとか、
でかでかと鳴らされると、なんかオレが悪い事したか!うっとおしいったらアリャしない。
切ってしまえばいい事だけど、チャットやメールの着信に気がつきにくくなるし、
それはそれで寂しい。
勝手にすれば〜という声は聞こえるが、本人にとっては一大事なのだ。
壊しただけに、まともに買い替えるのが腹立たしく、
アップルストアサイトのお買い得な整備済製品を見るも、現行品は納期が遅い。
ど〜しようか迷っているうちに日は過ぎていくばかり。あ〜。
勝手にすれば〜という声がますます鳴り響く。
桑野信介
と聞いて、”建築デザイナー”と答えられる人は、結婚できるかも知れない。
ヨメさんが滅多に触らないビデオを自ら操作し、わざわざ録画して観せられたドラマ
「結婚できない男」の主人公の名前である。
彼女が魅せられた主人公は、阿部寛が扮する建築デザイナーだ。
で、結構コレがオモシロイ。
ドラマには住宅プロデュース系の会社も設定され、近頃の住宅設計の状況が表現されている。
もちろんエンターテイメントのドラマだから、都合の良い面も無い訳ではないが、
そんな事はどうでも良く、
桑野信介のキャラクターが建築家像をかなりイイ線で表現されている。
オモシロオカシク誇張されているが、ひとつひとつ細部の性癖に至ってはこんな人いるいる。
うん、いそう、と、意地悪く、建築仲間をダブらせて観てしまいそうになる。
(オレはかなり性格の悪い建築家かもしれない。)
いや、それ以上に自分とダブらせてしまう訳で、クックと笑いにならない笑いをこらえてしまうのだ。
ドラマに表現される建築家像は大抵カッコヨカッて、こんな奴いるか!と思っていた事しばしばだが、
脚本家はきっと相当オモシロイ建築家と家づくりをしたのだろうか?
少しばかり古めかしい建築家像を感じるから、オモロイおっさん建築家だったのかもしれない。
こいつはなかなか結婚できんぞ、と思われた建築家は一体誰なのか?
まあしかし、遠からず当たっているし、桑野信介に親近感を持ってしまうのは、
その気配を十分に自分が持っている証拠かもしれない。
う〜ん、やっぱり危ない。
足りなかった時間「ユナイテッド93」
足りなかった時間とは上映時間の事ではありません。
日曜日に「ユナイテッド93」という映画を観ました。
ご存知の方も多いと思いますが、
9.11にハイジャックされた旅客機のひとつを舞台にした映画です。
映画で真実のすべてを描き出すことは不可能ですが、
監督は被害者の家族とのインタビューを元に、
そうであったかも知れない時間を描き出しています。
リアルな映像を目にしたのは決して遠い昔ではありません。
当日のテレビから流れる映像を通して誰もが目を疑ったその瞬間が、
まざまざと浮かび上がって来ます。
映画の批評や正当性は賛否が分かれるものでしょうが、
遺族のほとんどが映画化を承諾した事実が、
少なくともこの映画を見ておくべき価値の様な気がします。
もちろん娯楽の脚色も英雄談の脚色もありません。
最後の結果を知りながら淡々と且つ刻一刻と時間が過ぎ、
見終わると足りなかった時間を感じました。
トッカエヒッカエ
久しぶりに早起きをした。
躯体最後のコンクリート打設なので、朝8時に京都の現場に到着。
慣れない早起きに身体が順応せず、しかも日差しが強かった。
現場で汗を流した皆さんとは比較にならないが、ケッコウ疲れて眠い。
そんな泣き言はともかく、
9時前から始まって、昼過ぎまでトッカエヒッカエ休み無しでミキサー車が次々にやって来た。
ポンプ車から重たそうなコンクリートが気怠そうに吐き出せされ、
バイブレーターの震える音が響き、
型枠の中にコンクリートが詰まっているか確かめるように型枠を叩く音が絶え間なく続く。
階段周りは型枠が迫って身動きできないほど狭いが、その中に潜り込みながら、
作業を続ける職人さんには、何もせずに上から眺めていては申し訳ないばかり。
後を追いかけながら、パラペットの天端や床面を左官屋さんがコテで押え、
夕方には平滑なコンクリートが静けささえ漂わせていた。
皆さん本当にお疲れさまでした。
お盆休み
餘部鉄橋ツアー
兵庫県美方郡香美町香住区余部 map
2006年8月5~6日
●
たまたま夕刊のコラムで、餘部鉄橋(アマルベテッキョウ)ライトアップの記事を見つけた。やぐら状に組んだ鉄橋としては日本一の高さを持つらしいが、それがコンクリートの橋梁に架け替えられる事になり、町のお別れイベントとしてライトアップされる記事が書かれていた。
今年の夏はイベントらしいイベントはなにも考えていなかったので、記事を見つけてコレだ!と思い、急きょ民宿の予約を済ませ車で日本海に向かいました。西宮から中国自動車道から舞鶴若狭道に乗り福知山ICで降りて下道をのんびり向かい、片道180キロメートル、およそ3時間半ぐらいの行程になりました。
おお~スゴ~イ!と歓声を上げたのが、上の写真の余部鉄橋到着の瞬間です。
すでに現地には観光バスも数台止まって、民宿に向かう道にはカメラを担いだ鉄道マニア?が大勢歩いています。撮影スポットには一列に並んで、列車の通る瞬間を待ち構えている。思わず鉄道マニアに仲間入りの心境です。きっと賑やかなイベントになる。。。
宿に車を停めてまずは散策、ひと回りするのにそれほど時間は掛かりません。余部駅に行ってみると駅員さんのほかに警備員さんが、鉄道マニアのカメラマンが勝手に軌道に入らない様に監視していました。警備員さんは、皆さんの気持ちは分かるが、何かが起こっては一大事です。と言いながらもほころぶ顔は、この鉄橋が大勢の人に親しまれていることが誇りのようでもありました。


宿に戻ってひと休みし、早めの夕食を頂いてからメインイベントのライトアップを見学に出掛けました。どこから湧いて来たのかしらと思う程、カメラマンがイベント会場の河原に群がっています。
が、しかし、ライトアップは残念ながら期待程ではなく、町の夏祭りの一環ていど。橋梁全体を照らす予算がないのかライトアップはイベント会場の付近だけ、カラオケ大会のステージの明かりの方が明るいくらい。アララ~、なんとなく最後までなごやかムードのイベントでした。それも一興と思い直し、宿に帰ってゆっくりお風呂に入って就眠。
次の日の朝食の時、大阪住吉から来たという年配のご夫婦の旦那さんから、いや~、どちらから来られました?昨日のライトアップ見られました?あきませんでしたな~、むべも無い辛口のご批評。もちろんカメラが趣味で、同じ様に記事を見つけて楽しみに来たそうだ。仕方ないよな~。
それでも折角来た田舎を楽しもうと、この日は列車に乗って隣駅の「鎧(ヨロイ)」まで行ってみました。う~ん、ここはさらに全くなにも無い漁村の集落。ボ~~~と2時間ほど、次にくる帰りの列車を待っただけ。何も無いのをむしろ楽しみに行ったハズですが。。。


車での帰り道は、出石市に立ち寄り「皿そば」を食べてきました。結構これは当たりだったかも。
テーブルにあった記帳ノートに埼玉から来たと言う書き込みがあった。だから、という訳ではないけど、10皿食ったら腹が膨れました。「出石手打ち皿そば 茂兵衛」ご参考まで。
余部鉄橋に限らず鉄で出来た橋梁や駅舎は改築により数少なくなってきました。新しく出来上がるそれらはより安全になるのでしょう。しかし余部鉄橋のリベット打ちに見られる様な手作り感は無く、どれも無機質な感じがするに違いありません。現代のスーパー建築・スーパー土木を見慣れた目には余部鉄橋は敢えて驚く構造物では無かったのですが、橋のある町の風景には生活に根付いた安心感と親しみがありました。架け替えられるコンクリートの橋に町の人がどれほど愛着を持つのだろうか?正直、期待ができない気がします。
それはなぜなのか?単に歴史の問題に置き換えず、その理由を本当はよく考え、次の世代に残すべきものを創らなければなりません。
そんな寂しさをも感じながら、ひとつでも記録に残しておきたい気がしました。
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[ flickr ] 以外の写真を少し載せています
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テキスト:2006年8月14日
■
【参考】
[ 余部鉄橋コーナー ] 香美町の鉄橋紹介コーナー
[ 尾崎屋 ] 泊まった民宿
[ 川戸屋 余部鉄橋のご紹介 ] 泊まった宿ではありませんが、昭和61年転落事故のことも含め、鉄橋の事が詳しく書かれています。
[ 余部鉄橋列車転落 ] 失敗知識データベース
汗まみれ
今日は賃貸長屋のリフォーム工事で、最後の仕上げに、
スタッフ1名。オープンデスク生1名。就職活動中の元オープンデスク君1名にお手伝い願い、
大家さんと共にペンキ工事を進めている。
かく言う私は、午前中こそ養生シート張りをお手伝いしたが、
いいところ?になって別の現場へ向かってしまった。
所用を済ませ夕方遅くに、涼しい顔をしてペンキ工事現場に戻ってみると、
誰もが汗まみれのペンキまみれの勇壮な姿〜多少の疲れも醸しつつ〜となっていた。
接近を心配していた台風が逸れ、晴天の工事日和になったものの、
普段する事の無い作業を一日中するだけでも大変だから、
今日のお天道さまを皆は恨めしく思ったに違いない。
それでも工事はもう一日で完成しそう。
みなさま明日もよろしくお願いいたしま〜す。f(^_^;)
餘部鉄橋
先週末の旅行先は日本海、カニで有名な香住の西にある「餘部鉄橋」です。
明治45年に開通した海岸沿いの山間を跨ぐ高さ41メートルの鉄橋が取り壊され、
コンクリートの橋に架け替えられるに事になりました。
それを機会にさよなら行事のライトアップが催されるという記事を
偶然見つけたことで、にわか鉄道オタクになってきた訳です。
。。。
と、イントロを書き出したところですが、どうやら夏風邪にかかったようで、
鼻がムズムズ頭が廻らないので、続きはまた後日。
まずは写真をお楽しみください。
グズズ。
とぼとぼ
ほとほと運が無い。
昨日、京都迎賓館一般公開の抽選にハズレた知らせ(ナント13倍!)が届いたが、
ソレドコロデハナク、2年来苦楽を共にしたiPodがウンともスンとも動かなくなった。
分かりやすく言えば、ツブシてしまった。ようだ。(まだアキラメがついていない。)
明日から1日お休みを頂いて小旅行を計画しているのだが、旅のお供にiPodを連れて行こうと思い、
カセットアダプターとシガーライターからの電源アダプターを購入しておいた。
で、旅行の前にお試しっと、スイッチオン。
いきなりフルボリュームが鳴って驚いたが、それはこちらの不手際。ともかく鳴ったからひと安心。
電源アダプターも使えそうだ。ヨシヨシ。
と思いきや、1曲ほど歌い終えた助手席のiPodが静かになった。アレ〜。
ストップボタンにカバンが当たったのだろうか、運転しながら手に取ったiPodの様子がヘン!?
イヤホンジャックを差し込んでいるあたりの液晶がサーモグラフィーのごとく、
不気味な模様を浮かび上がらせ、沈黙していた。え?
どうもイヤな気がする、いや、イヤな匂いがする。
電気製品が焼けたときの、アノきな臭い匂い。
運転しながら、頭が空白になりつつ、額に冷ややかな汗が。。。
ナンデ!?ナンデ!?ナンデ!?ナンデ!?。。。。ナ、ン、デ!?
嗚呼、コレ以上は悲しくて筆を進められん!
あしたはセンチメンタルジャーニーっだ!
という事で、明日は連絡が付きにくくなります。ご容赦ください。
凸と凹
あきらめの悪い性格に、特に打ち放しのコンクリート造は向いていないかもしれない。
(本来ダメなんだろうけど)出来つつある様子を追いかけて考え直しも多少は効く他の工法に比べ、
あらかじめ決めておかないとならない事が多いから。
型枠に囲われて、窓や設備は壁の奥深くに隠蔽されてしまい、
現場にいても本来のサイズやバランスが掴みにくい。
頭の中でイメージを膨らませるしか、確かめようがない。
型枠を外した時にはもう手遅れになりかねない。
そうすると、自分の思い描いていたイメージが揺らぐたび不安がつのる。
ついつい現場で、あ、ん、あ、ん、ちょっと待てよ、ひとりで呟いてしまう。
型枠大工さんは出来上がりの姿を反転してイメージしないといけない訳だ。
これはすごい事かもしれない。
割り切りが良くないとやってられない仕事にちがいない。
なので、あきらめの悪い設計者にはできない仕事に間違いはない!(なんて、割り切りが良い。)
アーケード
震災を過ぎて、西宮駅前に残っているアーケードは、
駅を南に出て正面にあるここだけ。
片方にはタバコ屋、パチンコ屋、居酒屋、パチンコ屋が並び、
もう片方には不動産屋、洋服店、タクシー乗り場が並んで50メートルも無かろう。
アーケードを過ぎた向こうは、新しいマンションや大型のショッピングセンターが並び、
街路は拡げられ、西宮戎神社に続く石畳も整備された。
元々あったアーケードの天蓋は外され、真夏の陽が石畳に照り返される。
始めは違和感を感じていたものだが、目が慣らされたのか、
今では当たり前の風景になってしまった。
この商店街はえべっさんに続く参道だったのだろうか?
知りもしないでエラそうな事は言えないが、奇麗になったのは良いが情緒がない。
えべっさんを前にしてるのに、商売っ気を感じないのはあまりに寂しい気がする。
梅雨が明けたか、日に日に日差しがキツくなった。
事務所から西宮駅に歩けば、えべっさん南の43号線を歩く間は街路樹の木陰を渡たり、
以前はアーケードの陰に入るのが、ちょっとした楽しみだったけど、
短くなった今のアーケードでは、辿り着いた時には汗だくで涼む間もない。
雨の時も随分助かったのに。。。こればかりは昔が惜しい。
マゴガメ
計画中の敷地の様子を覗きに行こうと思い立ち、車を運転していると、
前を走るトラックの荷台に目が止まった。
そのトラックの荷台の上には、トラックがコッチを向いて載っかっていた。
おやおや、オヤガメコガメだ。荷台に揺られてユッサユッサしている。
山道なので、カーブも起伏もあり、荷台のトラックのサスペンションが良いのか、
船に揺られているかの様に見える。後ろから見る限りロープで縛ってあるようにしか見えない。
倒れて来ないかと、恐る恐る後ろを走りながら、交差点でパチリ。
そこで、荷台に乗っかるトラックの荷台に目が止まった。
どうもそこに見えるのは小型のパワーショベルの後ろ姿。
オイオイ、のどかに見えるが、それはヤドカリじゃないのか!?
どこかで横から狙えるシャッターチャンスは無いものかと、
恐る恐る恐る、先より少〜し離れ気味に後ろをついて走ったが、
残念、マゴガメを納めるチャンスは巡って来なかった。
青
影が無く、まったく逃げ場がない。
壁面のパネルに囲まれたポッカリと開いた空を見上げて、若い監督さんが、
天井が無かったらいいですね〜と呟いた。
確かに、真夏日じゃないのか?と思える快晴の現場で、この真っ青な空を見上げれば、
きっと誰でもそう思うに違いない。
まるでアニメ映画に描かれる空のように、チューブから出したそのままの青のようだけど、
素直に感動する青を目にすると、自然にかなう芸術はやはり無いのかもしれない。
そう言えば、明日から始まる「ゲド戦記」に惹かれる今日この頃。
架空建築士事務所
白状します。昨日の晩、PCの画面にあるメモ書きにふと目を向けると、
「 事務所登録更新 H18.7.31まで 」とある。
ん。今日は25日。ん。ヤバ〜。
その時やっていた仕事を脇に、夜中に慌てて事務所登録の書式をダウンロードした。
でもって、今日のお昼間に提出しに行けば、受付のおじさんにニコニコされながら、
30日前までに提出しなさいって注意書きを渡されてしまった。
去年の11月に更新のための講習会は受けて、メモまで書いていたにかかわらず、
間に合ったもののスッカリ忘れていた。
免許を剥奪される訳ではないから、ブラックジャックよろしく無免許建築士にはなれないが、
この御時勢に要らぬ汚点は禁物である。
とは言うもものの、登録証をもらうのは31日を過ぎるやもしれぬ。
となれば、架空建築士事務所ではないか!
そんな事を喜んでいる場合ではない。仕事せにゃ〜。
登録更新の迫った建築士事務所の所長の皆さん、お気をつけください。
タテとヨコ
タテとヨコ。
写真は最近竣工した2作です。
夜景の建物は、先日オープンハウスを終えて引き渡したばかり。
もうひとつは、ひと月ほど前に同じく引渡が終わった物件です。
オープンハウスの合間や竣工写真の撮影の合間に、それぞれの家を自分で撮影した写真ですが、
何枚も撮った画像を拡げてみて、外観だけでなく内観でも、
片方はタテ位置のアングルが多く、片方はヨコ位置のアングルが多い事に気がつきました。
写真に映った建物の姿通り、片方は密集した市街の中にタテに伸びる家。
もう片方は自然を背景にヨコに拡がる家です。
ファインダーを覗いている時に意識していた訳では無いのですが、
後で比較してみると、それぞれの環境に自分の視点が変わっているのが分かります。
たったそれだけの事かもしれないのですが、それぞれの住まいで長く暮らせば、
それぞれの家族は全く違った視点を持つ事になるのだろうか?
環境によって人の思考や性格は影響を受けると思いますが、
住まいの形状でも同じ様に影響はあるのでしょうね。
そう思うと、頭の明晰になる住まいの形ってないもんでしょうかね。あったら住みたいな。
追記
この場を借り、それぞれのオープンハウスに来て頂いた方々へお礼申し上げます。
白いトマソン
路上観察学という芸術活動のひとつがありますが、
その中で「建築物に付着して、美しく保存されている無用の長物」をトマソンと呼んでいたりします。
都会〜下町が多いかもしれない〜に見られる事が多い建物の状態かもしれません。
明日引き渡す住宅がそうだ、という訳ではありませんが、
正面に見られるその姿は、どことなくそんなイメージを醸し出しています。
白く建ち現れる建物は、オモテから分かる限りこの不思議な窓だけです。
向かいには保育所があり、そこに通う子供たちの気を惹きたいな。
と、実は密かに願っていますが、
さてさて裸で駆けまわる園児たちの目に止まってくれるだろうか。
<参考>
「トマソン・リンク」吉野忍
圧縮強度試験
小さな子供を頭から押さえつければ、始めは我慢しているかもしれないけど、
いずれ爆発する。
コンクリートの圧縮強度試験に立ち会った今日の感想。
普段は試験結果を頂くだけの事が多いのだけど、折角の機会なので立ち会いに行きました。
試験体は3つ。では、今から始めます。と担当官の声。
押さえつける圧縮装置のゲージが傾き始める。ある所から、針の動きが緩くなったと思ったら、
ス〜と元の定位置に針が戻って行った。
試験体に目をやるとナントモナイ。担当官はなんともなかった様子で次の試験体を流れ作業で置く。
壊れてないジャン!って言いたい気持ちを抑え、さらに待ち構える。
またもウンともスンとも無い。
バキバキッてのを期待して行ったら、あまりに静かに終わってしまった。
不可思議そうな面で試験体を睨みつけていると。
その不満そうな面持ちを察したのか、試験官が試験機の側に転がった割れた試験体を指差した。
割ってみますか?と聞かれ、ぜひぜひ!まるでガキの様。
さらに力が加えられ、なんだか一緒に力が入る。
メシッと言ったかどうか定かでないが、泥団子が割れるかの様に崩れた。
オォ、一緒に立ち会った若い監督さんと一緒に歓声を上げてしまった。
ナニをやってるんだか。
もちろん試験結果は良好。満足して帰りました。
ヒトマワリ
日曜日は大阪を中心に活躍する劇団・維新派の公演を観に行きました。
ほぼ年1回の公演を観始めて、10年以上続く我が家の恒例行事になっています。
年々有名になり、海外からオファーもかかる程、大阪発国際的な劇団のひとつです。
なので年によっては大阪での公演がなく、飛んでしまう事もありましたが、
ヒトマワリ以上追いかけて?いると、その変遷が分かり、違った楽しみもあります。
繰り広げられる独特の舞台はお芝居という趣ではなく、音楽と言葉の重奏といった感じ。
大阪風民族音楽劇とでも言えば良いのでしょうか。
野外での公演を積極的に行い、劇場では観る事の無いスケール感が特徴の劇団ですが、
今回は梅田芸術劇場での公演でした。
劇場の舞台スケールを意識したのか、今回はどことなくシンプルな構成。
いつもの大迫力に欠けたのが、ちょっと残念な気も。と思っていたのでしたが。。。
公演の最後に演出家松本雄吉氏のアフタートークのオマケがあり、
いつものボケツッコミがない、なんでや?的な客席からの感想を聞きながら、
自分自身も含めて、吉本的予定調和を楽しみにくる人は多いのだな。
ここはやっぱり大阪かもしれん。と感じるのです。
それはそれとしても、ヒトマワリを越えて皆の期待を背負い、愛され、
頭かきながら、頑張ります!と頭さげるエエ歳の演出家に拍手を誰も惜しみません。
そこには駆け引きのない清々しささえ感じました。
タイムロス
土地探しをしている施主さんから連絡を受けて、候補地の視察に出掛ける。
知らない土地でウロウロとすると、時間が経つのが遅い。
カーナビは持っていないので、地図を片手に?の連続。
どちらか言えば、多分、方向音痴では無い方だと思っているけど、
大抵始めて来た土地はエラく遠くに来た気がする。
今回は奈良。幾度か奈良の道を走ったけど、何故かよく騙される。
太い道が突然細くなって不安に駆られる。
間違ったかな?と思って道をそれると、ますます分からなくなる。
車を停めて、復帰作戦を一人で練る。
どうやらあそこに見える道を入ればいいハズ。だけど見るからにホソい。
意を決して曲がってみると案の定セマい。
歩行者に家の隙間へ避けてもらわないと進めないような道だった。
対向車が来たら死にそうな気分。
が、計画は万全。復帰は成功してタイムロスは少なくて済んだ。
敢えて言えば、わざわざ抜け道を探しながら走る癖が悪いだけ。
敷地の写真を撮っている時はカンカン照りだった。
夕立だろうか、帰りの高速で雷が走るのが見えた。
空飛ぶ
空飛ぶ…レストラン > video を watch してください
dinner in the sky
空飛ぶ…テント > ちょっと重いけど TV ADS がオススメ
TENTES”SECONDS”
これも建築…?
長刀鉾
現場の帰りに施主さんにサンプルを渡すため、
四条烏丸で降り通りに上がってみると、祇園祭の山鉾が通りに飾られていた。
学生時代に長く京都にいたのに、祇園祭がどんな祭りだかよく分かっていない。
実は山鉾巡行がメインだと思っていたら、前祭のようだ。
ネットで調べてみたら、花傘巡行までおよそ1週間もある。
そうだったのか〜。そんな事さえ知らなかった。
側で売られている厄除ちまきを買うと長刀鉾に上れると分かって、
思わず買って、早速上って来た。山鉾には男性しか入れないらしい。
もちろん、そんな事が出来る事も初めて知った。
毎年毎年組み上げられる為に床板に刻まれた番号に目が行く。
四方の欄干には東西南北と刻まれていた。
絢爛な装飾は無論凄いのだけど、誰も気に留めない刻まれた文字の濃さに歴史を感じてしまうのは、
ちょっと職業病かもしれない。
京都迎賓館参観
〆切ギリギリです。
興味のある方お急ぎください。
京都迎賓館一般参観の募集について
姿を現せば
雨降りを気にしていたのに、降る様な降らない様な天気が続くばかりで、
じっとりと肌に粘り着くような空気がともかく気持ち悪い。
ただお陰で心配していたよりも現場は進んでいる。
現場に来て頂いた施主さんと男前な建物になりそうですね〜と言いながら型枠をさすり、
徐々に姿を現す様子を興奮気味に、現場の心配はよそ目にウロウロと見て廻る。
そのまま夕方から内装や家具の打合せ。
打合せ前に食事に誘ってもらい、続けて打合せのつもりが、
気がついたら時間が足らずで、焦りながら内装や家具の下打合せをした。
夫婦の意見が微妙に食い違い、さてさてどうまとめるか。
調整するのは骨が折れるが、いつかまとまり、どことなく家の持つべき特徴が現れてくる。
設計の間にまとめておくのは大切だけど、現場が始まってこそイメージも掴みやすく、
施主さんの要望が現実味を帯びてくるのが面白い。
建築家は大変:マイ・アーキテクト
建築家さんは大変である。
斎藤先生の講演会の後、先日はジャン・ヌーベルというフランスの建築家の講演会を聞きに行った。
フランスの、日本で言う安藤さんみたいな建築家さんです。
あんな仕事ができて、チョ〜きもちイイ〜だろうな〜って言うのが素直な感想。
世界中を股に掛け、という言葉がそのまま似合う仕事っぷり。
その昔ブルータスに紹介されていた記事を思い返せば、
(建築家だから?)朝は遅めでプールでひと泳ぎして、ブランチを取りながらミーティングを始める。
なんてウラヤマシ〜。
自分の事務所に本人のデスクはないらしい。
と言うか、あっても使う暇がないから必要なさそうですが。。。
今日は今日で、マイ・アーキテクトと言う映画を見て来ました。
ルイス・カーンというアメリカの建築家さんのお話。
すでに30年前に亡くなった故人だが、20世紀を代表する建築家の一人。
建築家は3人の女性を愛したが、建築に没頭する芸術家の家庭が普通の幸せを築いたとは言いがたい。
映画監督である2人目の愛人の息子が小さい頃にしか持てなかった父の面影を探しに、
また自分の存在を確かめに、父親の作った世界中の建築を巡る。
その先々で父親を愛する大勢の人々に出会い、尊敬と戸惑いが交錯する。
職業としてでなく、生き方として建築を選んでいる。と言ったのは斎藤先生だったか。
やっぱり建築家さんは大変である。
彼方
昭和35年に建てられた長屋のリフォームの解体工事現場で、
おそらく最初の住み手(だと思う)が、冬の寒さをしのぐために、
建物の隙間に新聞紙を詰め込んでいたのが見つかった。
状態の良いうちの一枚を拡げてみると、昭和44年5月20日の毎日新聞だった。
大相撲夏場所 大鵬1敗を堅持
中塚、決勝2ラン 大洋が胸すくお返し 大洋2-0巨人
竜、初防衛成る 日本ウェルター級 窪倉をTKO
三菱、古河くだす 日本サッカーリーグ
裏に返せば、
ギターを弾こう まんが*井上のぼる
日立ソリッドステートテレビ 新14型<マーク14>!! オートトランジスタテレビ
などなど
歳を取った職人さんが懐かしがる。
タタミの下にも敷かれていたようで、
写真は板と一体化してしまったカメラの広告。
これは写してくれと言わんばかり。
そんな記憶がまた、遠く彼方に封印される。
大祓
スキ間
密集した街中の細い敷地で、監督さんと、
あと10センチ、5センチ、間をとって7.5センチといったやり取りをした現場。
生活を考えると少しでも拡げてあげたい気持ちと、
人も入れない狭い状況だからと、悪い仕事をしてはいけないという気持ち。
妥協をせざるを得ない部分はあったにせよ、
出来上がった隙間を覗くと、いや〜狭いな〜と思う。
それとも、もう少し拡げられたと思うべきなのか。
切り詰めた寸法の中で、内装にかかっても、
この寸法で冷蔵庫は通る?洗濯機はどう?
仕上がってくるに従って、ボードの厚みさえ体感出来る気さえする。
思わず膨らんだお腹に力が入ったり。
そんな状況だから人のすれ違いもままならず、
大工さんも大変そうです。
































