薄い封筒

今日は久しぶりに落ち着いた土曜日。
ただ、相変わらず天気が悪い。
メールもほとんど無かった。
納得までは程遠いかもしれないが。
悩んでいたプランのひとつがようやくそれらしく仕上がる。
月末なので、スタッフにお給金を渡す。
薄い封筒を渡すのにお菓子でごまかした。
が、嫁さんはごまかせない。
コレがつらい。

事欠かない人々

ここだけの話。
嫁さんも自分のブログを持って、日々好き勝手な事を書いている。
などと書いたりすると怒られるかも知れない。
昨日の話。
書きたい事が一杯あるんだけど、一つも書けへん!
なぜ?・・・ぜ〜んぶ自分の失敗談だから・・・なるほど。
日々失敗談を聞かせれている身としては、話題に事欠かない事は百も承知。
間違いなく今日も新しい話題を聞かされる。

今日も和菓子屋の大将から電話あり。
アイコンをダウンロ〜ドしとるんやけど、一時間ぐらい経っとるんじゃ。
こりゃ〜やり直した方がええんかいな〜?
>全然オッケーです。
よっしゃ!プツッ!・・・・・・

話題に事欠かない人がここにもいた。かも。

少しでも

昨日のオランダの学生に、
送るトコまちがっとんで!とメールを返した。
もちろん大阪弁では無い。
翻訳サイト頼りに、短い英文で返した。情けなや。
それはともかく、失礼だか送りつけて来た手紙を読んでみた。
20歳の学生さんである。
建築哲学に対する考え、日本の建設状況に対する興味、
送り先は間違えたが宛先の建築家の作品に対する批評、
自身の生い立ち、あわせて日本の国際立場にも突っ込んでいる。
原文のまま読めない自分が本当に恥ずかしいぐらいである。

日本の学生からも(中には社会人からも)就職やオープンデスクの希望は
時たま送られてくる。
正直、こんなにしっかりした考えを述べてくる事はない。
中には書き直してこいと送りつけたくなることもある。
(実際、送ったこともあるが。。。)

ところで、スタッフにもこのBLOGにできるだけ参加するよに促した。
少しでも、自分なりの意見を述べてもらいたい。
と自分にも言い聞かせる。

国際的:維新派

昨夜、大阪南港に芝居を見に行く。
大阪の劇団・維新派の「キートン」と言う作品。
遡れば大学の時分から知っている劇団ですが、
いつの頃からか、一年一度の公演を恒例行事にして観に行っています。
思いも寄らぬ大掛かりな舞台装置を作り、野外で公演するのが特徴な劇団です。
一言で内容を説明するのは難しく、
大阪弁のミュージカル?といっても劇団四季のようなそれでは無く、
リズムに乗って単語を羅列し、その重なりが時には空間を飲み込む様な迫力をつくります。
今では、海外の演劇祭に招待もされています。
一度はオススメの劇団。でも次は来年。

事務所に帰って来て、メールを開くと、
何やら外人さんからメール。しかも、student fr. the Netherlandsと表題にある。
恐る恐る開くと、外人の男性の写真がおもむろに現れた。
やばっ。。。
と思いつつも好奇心に駆られ、添付のワード書類を開く。
ディア、シンイチ ダレソレ(もちろん英語)
語学力が無いから、翻訳サイトをたよりに解読。
う〜ん。オランダの建築学生が日本の建築家に宛てたオープンデスクの希望であった。
間違えんとってよ〜。どないしまんねん、コレ。

インターネットって恐ろしい。う〜ん国際的。でも大阪弁。

無い知恵絞って

今日は雨、新潟の被災地の事を思うといたたまれません。
人口に対する避難者数は阪神大震災を上回るそうです。
一方、大きな余震がまだ続く様なことも報道されています。
生活をするにはこちらよりもずっと厳しい環境のはず、
このまま長期化しないように祈るばかりです。

今日は一日プラン作りをしていました。
まだまだ、頭の切り替えが出来ていないか、
思う様なものに、なかなかなりません。
あ〜だ。こ〜だ。
ともかくスタンダードに描いてみて、まず頭の整理です。
施主さんのお一人とアイデアの練り方をメールで話していました。
いろいろお知恵を授かるものの、
無い知恵絞っても、どないもなりませんねぇ。

時々刻々と

日曜日に施主さんとの打ち合せを終える。快晴だった。
随分悩んでもらえた末、方向性が見えひと安心。してはいけないか。。。
ひとつスパッと決められるのも良いが、
あれもいい、これもいいと悩んでもらえるのは、
手を抜かず考えた甲斐があって、とてもありがたい。
ほとんどの施主さんはご夫婦である事がもちろん多い訳だが、
趣味は似ているようでも、お互いの意見が微妙に食い違う。
ある場面では夫が優勢になり、別な場面では妻が優位に立つ。
時々刻々と移り変わる戦況の中、どちらの見方になるか、中立の立場を守るか、
よくよく戦略を練らねば、我が身の行く末が案じられる。。。

手習い

以前設計をさせて頂いた和菓子屋の大将が、
パソコン教室に通いはじめた。
庄司くん、ちょっと教えてくれや。と電話。
コピペを説明するのに、あ〜してこ〜してと、
一体どれだけ時間が掛かったやら。
ホームページ見てくれや。
BLOGだった。。。進んでいる。
というか、自分が遅れている気がした。

せずとも良いのに。

しばらく一段落着いたかな?と思って気を抜いていた。
気がつくと何だか忙しい。
忙しい時に限って、後でも良い様な事に手を出してしまう。
プレゼンに持って行く案も、ようやく形になって、
模型を片手にニンマリ。という訳にもいかない。
別件のアイデアはまだうまくまとまらない。
だと言うのにこのBLOGをはじめたり。
ほとんどセットものだから、さして時間がかかる訳ではないが。
昔から、試験勉強の大詰めにさしかかると、部屋も模様替えをしたくなる。
単なる逃避?あ〜いかん。

トカゲの足跡

明日は洲本で完成した住宅の竣工写真の撮影だったのですが、
TOKAGE のために見合わせる事になってしまった。
施主さんと連絡がなかなか取れず、晩になってようやく様子を聞けた。
施主さんの住まいは無事だが、すぐそこまで浸水している家もあるらしい。
洲本市街は泥だらけで、家財道具をひっぱり出してテンヤワンヤのようだ。
想像するだけでもかなりつらそう。
テレビに見る光景がすぐそばにある事を、今更気がついた。
お願いしていた写真家の方にも急遽断りの電話を入れる。
いろいろプレゼンテーションが間近に迫るが、気になって仕方が無い。
事務所近くの緑地帯に植えられた木が、1本だけ傾いていたのを思い出した。

また台風

今回の台風はこちらでも随分強い風が吹き荒れています。
この様子だといろいろな所で、被害が出ているかもしれません。
建築中の現場は本当にどこも大変だと思います。
次の台風も目前にいるようだし、一体どうなっているのでしょう。
地球の環境バランスが本当に崩れているのでは、と真剣に悩みそうです。
事務所の古い木製建具が、ガタガタピシピシ今も落ち着きません。
雨は止んでいるようですが、帰り道に何が降ってくるやら。。。
子供の頃は台風を喜んでいましたが、とてもそんな気分になれませんね。

住所録が。。。

今年は「台風の年」だろうか。あまりの多さに辟易します。
おかげで進行中の現場が足止めを食らってしまいます。
さぁ!といったところで、次のが現れてはタマッたもんじゃありません。
工務店さんにとっては、泣きっ面に蜂がブンブンです。
今日も工程を改めてもらう様に促すと、この台風をなんとかしてくださいよ。
と返されてはこちらもなす術がありません。

それはともかく、先日整理をしたはずの住所録データが見つからない。
あれ〜?。。。
整理前のデータは残っている。。。イヤ〜な予感。。。
泣きっ面に蜂が。。。です。

関西での建築家の家の危機?

今日はとある建築家マッチング会社主催の建築家の懇親会に参加しました。
なので、少々ほろ酔い気分です。。。
とあるその会社は関西での営業を撤退すると表明したところでした。
その理由としては、関西での建築家の家に展望が見えないというのです。
関東のそれに比べて、伸び率が見えないと言うのです。
ただ正直に、その懸念に対する自分の意見がまだ持てません。
確かに関西での建築家の存続は楽では無いような気がします。
とは言え、周辺の建築家の意見を聞いても、微量ながらも物件数は増えている様にも見えます。
であったとしても、全体としては関西での伸びはとても右肩上がりと言えないのかも知れません。
それにはきっと理由があるのでしょう。
しかし、その理由は何なのでしょうか。
関西の建築家の多くは地位の向上を如何にすれば良いか悩んでいるように思います。
もちろん自分自身も例外ではありません。
建築家の家とは何なのでしょう。ご意見あれば賜りたい気分です。

ブログ2日目というのに明るい話題でなくて、すみません。

ぼそぼそと。

ぼそぼそと、日記代わりにブロッグを登録してみました。
今ひとつ使い方が分かんないです。
仕事をするつもりで事務所に来たのに、ついつい時間が過ぎてしまった。
う〜いかん。

今日はお休みだけど、お昼に現場を覗きに行くと、
待ち合わせでもしたかのように、偶然に施主さんが来られた。
このところの台風で工事が遅れている。
自分ではどうしようもない事だけど、申し訳ない。
しばらくして、現場近くの喫茶店でお茶にした。
趣味でやっているかのような居心地の良い店。

情熱大陸を見て。高椅名人のそばが食ってみたくなる。
かっこいい生き方だな。

大文字納涼会2004

今年もお盆の最後は、大文字見物にお誘いいただきました。
念願?の屋上バーベキューです。
二人のやんちゃな兄弟は、新しい家族となった小さな妹を、
カワリバンコにお守りをしながら、
施主さん夫妻をヒヤヒヤさせていました。

辻和金網【京金網】

看板も金網で囲われています
看板も金網で囲われています

京都に金網の伝統工芸があると知った時、正直ピンと来なかったのですが、よくよく考えてみると生活に密着した工芸品が京都には数多くあるので当たり前だったのかも知れません。
地下鉄の烏丸御池の駅から堺町通を北へ少し上がったおおよそ10分ほどのところに「辻和金網」さんのお店があります。周辺はマンションが立ち並びはじめ京都らしさが消えつつある一画ですが、近くには「キンシ正宗・堀野記念館」など酒所もあり、あまり知られていない京都の一面 が見られる界隈です。(地ビールもあったり。。。)

「辻和金網」は創業70年にもなる金網細工の老舗。2代目店主の辻善夫さんは50年になる職人技で茶こしや湯豆腐杓子、水きり網など、料亭から一般 家庭に愛される金網製品を手作りで制作されています。 永年の創意工夫で手作りだからこそできる、丈夫で長もちする生活用品を地道に作り続けられています。
当然オリジナルですから単に商品として規格の物を作るのではなく、持込まれた急須に合わせた茶こしや食器に合わせた水きりなど、板前さんやお客さんの細かな要望にも応え、修理を頻繁に行い、使い捨てでは無い味わいのある道具が生み出されていくのです。


銅やステンレスの細い針金を規則正しく編み上げていくだけ。道具も少なくたったそれだけのことなのですが、思いもよらない美しい造形があります。特に器形の製品は底の中心から花びらの様に編み目が拡がり、万華鏡のように間で継ぐ事も無く上口まで一気に、一本一本の針金が編み上がっています。商品を手にとって思わず見愡れてしまいました。
手にもすごく馴染む感じがし、普段見慣れた機械製品とは違った温もりがあります。

手作業であみ出される幾何学模様
手作業であみ出される幾何学模様

実習まえの実演
実習まえの実演

修学旅行の学生などに体験実習を受け付けるなど、伝統技術を広める努力もされていますが、この日、私も湯豆腐杓子の網掛けをさせて頂きました。
実習前に辻さんのご長男泰宏さんにお手本を見せていただきましたが、手慣れた指さばきで何気なく整然と編み目が出来上がって行きます。いざ挑戦するとそうはいかない、力の入れ具合や気持ちの乱れがそのまま出るかのよう、あらぬ 方へ網目が崩れてしまいます。 出来上がった杓子は自宅の台所に並んでいます。
帰りに茶こしも購入し事務所で使っていますが、とても使いでが良く満足しています。何よりも豊かな感じがします。まだ真新しい光った銅線が、時が経ち味わいのある色となっていくのが楽しみになっています。

店と作業場の様子
店と作業場の様子

 


【案内】
辻和金網
ツジワカナアミ 辻善夫
京都市中京区堺町通夷川下る亀屋町175
TEL:075-231-7368

【参考サイト】
DigiStyle京都
・・・京都情報。ネットショッピングも出来ます。
朝日マリオン・くらしの良品探訪
京都小売商業支援センター

左側は私が編みました
左側は私が編みました

彫忠【だんじり】

ノボリがだんじり屋さんっぽい
ノボリがだんじり屋さんっぽい

威勢の良い大阪の祭と言えば、岸和田のだんじり祭りが有名ですが、大阪各地のだんじりを40年近く作っている「彫忠」さんを訪ねました。地下鉄谷町線から徒歩で10分弱、工業団地の一角に彫忠さんの工場があります。
残念ながらこの時期はシーズンオフ?と言うことで、工場の中に職人さんとだんじりがひしめき合うものでありませんでしたが、修理中や新規制作中のものを垣間見ることが出来ました。

社長の田中忠さんは四国・宇和島の生まれ。木彫やアクセサリーの制作をしていた社長さんは、大阪のだんじりに出会い、独学でだんじり作りを始められました。
通常、本体組み立ての宮大工と彫刻装飾の彫り師はそれぞれ分業で製作されますが、彫忠では彫刻と組み立てを社内で一貫生産する、業界では珍しい存在なのだそうです。

小さい地車
小さい地車

大阪のだんじりは「地車」と書きますが、対象的なのは京都祇園祭などに見られる「山車(だし)」でしょうか。
だんじりは大きく分けると上部の彫刻に凝る「上だんじり」とその逆の「下だんじり」になるそうです。装飾部分のの高さも関係しますが、重心位 置の違いが重要。上に重心の来る「上だんじり」は前方に伸びる引手をテコにしながら回転させる事が可能なので、街中を練り廻りやすくなっています。対して「下だんじり」は重心が低くスピードを出しても倒れにくいので、走りながら引き廻すような勇猛な祭に適しています。
また、岸和田、八尾、平野など、大阪のだんじりが環状線外周部に多いのは、大塩平八郎の乱や大阪大空襲など歴史の紛争に巻込まれ、焼失してしまったものが多いためだそう。その昔は大阪の中心でも数多くだんじりは見る事が出来た様です。

ふとん太鼓
ふとん太鼓

組み立て中のふとん太鼓
組み立て中のふとん太鼓

だんじりの制作費は5、600万円から1億円以上と、大きさや装飾の具合で千差万別 ですが、やはり不景気の為か新規の注文はすっかり減っているようです。シーズン前には修繕の注文をこなし、それ以外の時期は写 真にあるようなミニだんじりを受注生産されていたりもします。
とは言え面白いのは、町内会の見栄張りのような習慣が残っているため、となりの町内会のだんじりよりも少しでも高いものを買い求め、値が釣り上がり、仲介業者を通 すと場合によれば実費の倍近い値段で売れて行くこともあるそうです。直接注文していただければ安くしますよ、と社長さんはおっしゃっていました。

本体の材料はケヤキやコクタン、シタンなど堅い木がほとんど。だんじりのデザインは40年来変わりはありませんが、昔ながらの作り方に留まらず色々な工夫を加え、より丈夫に永く使ってもらえるだんじり作りをされています。
息子さんが跡を継がれ、まだまだこれからも大阪の祭を支えて行かれるのだと思いました。

ミニ地車
ミニ地車

ミニチュア地車
ミニチュア地車


【案内】
(株)彫忠
ホリチュウ 田中 忠
八尾市太田新町1-248
TEL:0729-48-2157

【参考サイト】
八尾ものづくりネット」八尾市
・・・「八尾ものづくり見本市」から検索できます。
ものづくりサポート」大阪府
・・・「大阪の伝統工芸品・見て歩記」に紹介されています。

播州そろばん【そろばん】

宮本一廣氏
宮本一廣氏

兵庫県小野市。刃物の有名な地域ですが、特筆すべきはそろばんの産地である事です。神戸電鉄小野市駅からタクシーで5分程。播州そろばんづくりの伝統工芸士でもある宮本一廣さんの工房を訪ねました。全国でも唯一と言ってしまっても良い、手作りのそろばんを制作されています。
そろばん作りのいろいろや、工芸としてのそろばんが絶えてしまいかねない現状のことなど、 気さくに教えていただく事ができました。

そろばん作りは大きく2つの分業になっています。ひとつは「玉屋」と呼ばれるそろばんの玉 だけを作る工程、もうひとつはその他の部材作りを含め組立をする「枠作り」と呼ばれる工程です。
もともとは農作業の合間の内職であった訳ですが、小野が一大産地となり、全盛期の昭和35年頃には700軒におよぶそろばん工房があったそう。ですが、電卓の登場、ましてや低価格で手に入り太陽電池をつけた電卓が当たり前になった平成4年頃には、時代の波に押され太刀打ちのできない状態になってしまいました。なかでも消費税の導入がそろばんの需要を一気に減らしました。
宮本さんのような枠作りをされる伝統工芸士の方は、今や4人程。その中でも現役で続けられているのは宮本さんしかおられない状態なのだそうです。大量 生産でようやくまかなう工房はあっても、永く使ってもらうために丁寧な手作りそろばんを作る職人さんは他にいません。後継の育成も敢えてされていないようです。

豆ではありません。そろばん玉。組み立て中のそろばん。
豆ではありません。そろばん玉。組み立て中のそろばん。

手作りの道具
手作りの道具

アフリカ黒檀
アフリカ黒檀それでもそろばん作りの話をされる時の宮本さんはいきいきとしています。

そろばんの玉の材料にはツゲが良いそうですが、なかでも心材を使い、玉の表面 に渦のような年輪の見えるものが最高級とされます。そんな玉だけを揃えたそろばんを手にしながら、「美しいでしょう」とニコニコされました。

玉を通す芯材はスス竹。スス竹というのは囲炉裏の煙りに100年ほど燻されて炭化した竹で、人工的なものもありますが貴重な材料です。
枠は主にアフリカ黒檀を使います。堅くて重い水に沈む木です。あまりに堅いので、黒檀を削るカンナは刃が真直ぐ立っおり、削る(ケズル)というよりは削ぐ(ソグ)ような感じだそうです。
それらの材料を組むための材料はほとんど手作り。玉と芯のすべり具合も職人の勘で全てが決まります。

また、宮本さんは伝統工芸士として、各地や海外にも呼ばれ伝統工芸のイベントにも多く参加されているそうです。 デパートのイベント会場ででたまたま宮本さんのそろばんを手にした女の子が、そのそろばんをずっと使いつづけ、有段者となり珠算大会のイベント会場で再会された話など、そろばんを通 したお話も幾つもされ、そろばんに向ける愛情がとてもよく伝わってきました。
としても、そろばんの玉の数さえ分かっていない人も多くいるのですよ、と話された時は寂しさも隠せないようです。

そろばんの苦手だった私が書くことではありませんが、 外国の方に比べ日本人に暗算の得意な人が多い(多かった)のはそろばんのお陰だったのでは?
今もそろばんを愛用されている方は、是非、宮本さんのそろばんを手にして下さい。


【案内】
播州そろばん
伝統工芸士 宮本一廣
本店:兵庫県小野市天神町1113 TEL:0794-62-6419

【参考サイト】
播州そろばん」小野市商工会議所

高橋提灯【京提灯】

表にはいろいろな提灯
表にはいろいろな提灯

京都の地下鉄東西線・小野駅から徒歩で10分ほど。京提灯の工房・高橋提灯株式会社があります。 社長の高橋康二さんに工房を案内して頂きながら、京提灯についていろいろお話を伺いました。

提灯は大きく分けると、骨組みの違う2つの作り方があります。
ひとつは「平骨」と呼ばれる京提灯。五ミリほどの幅の割り竹を一本一本輪にして水平に重ねてあり、少し武骨な感じがします。
もうひとつは岐阜や名古屋の「巻骨」と言い、細い竹ひごがぐるぐるとらせん状になっています。上から見ると渦巻き状で、イサムノグチの提灯型照明の骨組みがこれに当たり、繊細な感じです。
提灯にイメージしていたのはどちらか言えば「巻骨」の方だったのですが、この違いはそれぞれの使われ方に由縁があるようです。「巻骨」の方は、お盆などに使われる「盆提灯」が代表で、祭事などに装飾として使われますが、「平骨」の京提灯はむしろ日常的な実用提灯のため丈夫な作りになっているのだそう。写 真を見てもらうと分かりますが、頑丈そうですね。

紙貼りの様子
紙貼りの様子

文字書きをする社長さん
文字書きをする社長さん

そして何よりも、全工程を一ケ所の工房で行っているのは全国でもあまり無いそうです。提灯屋さんと呼ばれるところのほとんどは、最終工程の文字書き・絵付のみの工房で、「白張り」と呼ばれる無地の提灯を作る工場と分業になっています。此処、高橋提灯さんは、昔ながらの手作業で全てを制作する京提灯の工房なのだそう。
工程のなかでも興味深げだったのは、紙張りを終えた提灯の中から、提灯の型を抜く様子。放射状に組み合わせた弓型の木の板をうまい具合にすぼまった提灯の口から抜き取ります。思わず感心してしまいました。

体験で描かせてもらった提灯
体験で描かせてもらった提灯

ところで、おそらく誰もが知っている高橋提灯さんの作品があります。東京浅草寺の雷門大提灯がそれ。この提灯も大きいですが、愛知県幡豆郡一色町「一色学びの館」にある間濱組の大提灯レプリカは高さがなんと10Mもあるのだそう。日本一です。

しかし、台湾や中国に生産の場をほぼ譲ってしまった現状に対し、社長さんは「実用的な提灯は100%国産を目指したい」と話されています。これからも日本の夜を、ここで作られた提灯で暖かくいつまでも灯して欲しいです。


【案内】
高橋提灯株式会社
本店:京都市下京区柳馬場綾小路南
TEL:075-351-1768
工場:京都市山科区勧修寺北出町4-1
TEL:075-501-2929

【参考サイト】
ゆかし、京|京提灯・高橋提灯
(読売新聞ホームページの特集記事)

小堀【京仏具】

小堀
小堀

京都の地下鉄東西線・椥辻(なぎつじ)駅からタクシーで5分ほど。創業から二百有余年にもなる「小堀京仏具工房」があります。仏具の工房なので町屋や蔵のイメージで向いましたが、着いて見ると近代的な建物、広い工房が目の前に現れました。と言ってもこの工房が建設されたのは平成8年。職種によって別 れていたそれぞれの狭い工房をひとつにまとめ、伝統を守りつつ一貫した管理体制で、より良い制作環境を職人さんに提供しています。

さまざまなカンナ
さまざまなカンナ

木工
木工

仏具なのですから、考えてみれば京都伝統工芸を一堂に介した総合芸術。想像を越える工程がひとつひとつにある訳です。小堀さんでは普段目にする家庭のお仏壇もさる事ながら、むしろ寺院用のオリジナル仏具が生産の中心です。
全国各地の寺院さんが京仏具を求めに小堀さんの元にやって来られます。 その理由のひとつに、様々な各宗派に合わせた忠実な仏具を作る事のできる体制があると言う点です。地方の仏具屋さんでは、そうした数多くある宗派に合わせた仏具をそろえる事はなかなか難しく、どうしても汎用的な仏具の生産になってしまいます。永年に渡るノウハウの蓄積と、熟達した職人の技術、充分な制作環境がどんなニーズにも対応できる体制を可能にしています。
しかし工房を見学して思うことは、それに甘んじない物作りの姿勢ではないでしょうか。 原材料の選別からはじまり、職人さんの作業風景から醸し出す緊張した空気は、本物の仏具を揃えたいという気持ちにさせてくれます。
実際のところ、中国で作られる安価に売られる家庭用の仏具などは参考に展示されていても販売される事はありません。逆を返せば小堀さんの仏具はどれも、それ相応の値段がついている訳ですが、それを十分に納得させてもらえます。

漆

金箔
金箔

設計者としてとても興味深く驚いたものがありました。京仏具には設計図となるものが無いのです。正確に言えば、制作の基準となる道具はあっても図面 は無いのです。
その道具も単なる四角い棒っ切れ。「杖」と呼ばれていますが、その棒に必要な寸法、比率を刻み込み、ひとつの仏具に必要な情報が全て盛り込まれます。ですから、オリジナルのひとつの仏具に対し杖が一本だけ、設計の痕跡として残ります。複製するにもその杖があれば可能なのだと言います。
まるで、時代を超えた集積回路を見るような気分がしました。


小堀さんでは、工房の見学も可能です。機会があれば、ぜひ見学されることをお薦めします。
また、金箔押しの体験も出来ます。ちょっと、伝統工芸が身近になる感じがします。職人さんの様に上手には出来ませんが、少しだけ謎が解けたような気分がしました。こちらもお薦めです。
また、丁寧なホームページを揃えていらっしゃいます。仏具に関して気になる事が、とても参考になると思います。

納骨堂用のアルミ製お仏壇
納骨堂用のアルミ製お仏壇


【案内】
株式会社小堀
本店:京都市下京区烏丸通正面上る
TEL:075-341-4121
小堀京仏具工場:京都市山科区西野山百々町88
TEL:075-509-0165

童夢【自動車】

童夢
童夢

京都・比叡山のふもと、叡山電鉄八瀬遊園駅から国道367号線をしばらく、レーシングカーで有名な「童夢」があります。自動車に詳しくはありませんが、小学校か中学生の頃に「童夢-零」という日本発のスーパーカーのあった事を憶えています。その童夢を訪ねました。

会社設立からは25年だそうですが、社長の林みのる氏がレーシングカー「カラス」を製作した1965年から夢がスタートしている事を知りました。丁度、私が生まれた年に当たります。同い年だったんですね~。童夢と。
童夢は、レーシングカーの開発・製作・販売を主要業務とし、開発目的で自らレースにも参戦しています。小さいスケールでありながらも各方面 から優秀な技術を評価されている個性的な会社です。

担当の方に案内されて開発室に入りました。ここにはおよそ30人ぐらいの技術者がいます。童夢ではデザイン専門という人がいません。必要に応じてスタイリングデザインはイタリアのデザイン会社に委託もするそうですが、基本的にはそれぞれの技術者が各自の担当する車の多くの部分を、デザインも含め開発していくのだそうです。また開発チームもその時その時に流動的に動くと言われます。
全体の中の駒の一つではない職場環境は、自動車作りを真剣にかつ楽しんでやりたいと言う社風の現れのように感じました。

開発室
開発室

その次にはモックアップの加工をするNC加工室です。乗用車程度の大きさならそのまま削りだせるそうです。

NC加工室
NC加工室

次の部屋には風洞実験用のモデルが置いてありました。実際のレーシングカーと同じ素材(カーボンファイバー)で作られています。見た感じ、ちょっと大きなラジコンカーのような気がしました。置いてあったものは40分の1のスケールで作られています。そばには同縮尺のタイヤもありました。
ボディの決定は時間の許す限り風洞実験に掛け、微調整をくり返すのだそうです。別 に置かれていたモデルは粘土などでパテ盛りもされてあったり、テープで部品を貼り付けてあったり、その様子が想像できます。

風洞実験用のモデル
風洞実験用のモデル

次の部屋には昨年度モデルの実物がおかれていました。はじめてフォーミュラーカーを目の前にして、ちょっと感激です。風洞実験のモデルがそのまま大きくなったような感じです。

フロントフェンダーが幾つか置かれていたのでそのひとつを持ち上げてみました。カーボンファイバーで作られているので十分に持てる重さです。レーシングカーの車体の6割はこうしたカーボンで作られているそうです。
置かれていたモデルのシャーシはヨーロッパの会社から購入したものだそうですが、今年度より自社製シャーシで参戦されています。
そばに黒い大きな箱がありました。その中には無限エンジンが入っているそうです。まるでブラックボックス。

昨年のF3モデル
昨年のF3モデル

無限エンジンの入ったブラックボックス
無限エンジンの入ったブラックボックス

最後にメンテナンス室です。 組立、整備を行う部屋ですが、整備士の方々が真剣な表情で作業をされていました。街の整備工場のイメージと違い、整理整頓され明るい作業場です。2台のレーシングカーが並べられ圧倒的な迫力を感じます。

NSXメンテナンス室
NSXメンテナンス室

全社員で約40名。皆がF1参戦というひとつの目標に向っているのが本当によく伝わります。「商売はうまくは無いのが課題」「コストに合わせる物作りはしない」と常務取締役の武林さんはお話されていましたが、一丸となって進もうとする童夢には本当に夢がありました。


【案内】
株式会社童夢
京都市左京区八瀬花尻町198-1
TEL:075-744-3131

【参考サイト】
無限

訪問記:Kichi*Kichi HOUSE

2003年8月10日吉2に新吉誕生!(女の子です(^_^)) 
「人と人の結び付きを大切にしてほしいと いう願いを込めて。それと、キチキチハウスを掛けてみました。」と、親バカ爆進中の施主さんは素敵な名前をつけられました。
おめでとうございます!
そんな知らせを受けて、久しぶり淡路島へ渡りました。

吉2ハウスはとても落ち着きます。緑に囲まれた山間の静かな場所でありますが、それ以上に施主さんの醸し出す雰囲気がそれを思わせます。いつ来ても、綺麗に整頓され、小気味よく素敵な小物が並べられ、背伸びをするのでは無いセンスの良さにとても感心します。我が家も綺麗にせねば、と思わせてしまう何かがあるので、定期的に訪問したくなります。f(^_^;)

1階は施主さんの母上様が使われていますが、こちらも素敵な感じです。丁寧に愛情を持って使って頂いている様子にとても感謝です。

施主さんは体格の良い方ですが、赤ちゃんを抱く様子がとても絵になります。奥さんと並ぶと本当に微笑ましい感じです。

おおよそ30坪の2世帯住宅ですから、十分な広さがあるとは言えません。ですが、この住宅に来るととても豊かな気持ちになれます。吟味した小物は必要以上に主張することもなく、それぞれの場所に馴染んで存在しています。生活しながら何が必要かをじっくり考えて、少しずつ手を加えながら過ごす時間を楽しまれているようです。

計画中もですが、工事中も此処へ来るのは楽しみでした。これからもずっと楽しみにしたいと思っています。

99.99危機・その後

両隣りが建ってしまえば、それはそれなりに。
難と言えば、99.99の周りはダ○×ハウスばかり。
普通の住宅街と言え、もう少しバリエーションがあって欲しい所ですが、妙に浮いている。 ただ奥まったお陰で目立たなくなり、ガラス越しに通行人と目を合わせる事もめっきり減ったとか。
嘘っぽいレンガ調のサイディングに囲われて、やはり残念。古レンガの倉庫街にあるなんて、理想的な想像もチィと難しい。
トホホです。

半年後

竣工から半年が過ぎ、久しぶりにドマドマに訪ねました。

スノコを通した光が降り注ぎ、1階のホールは時間の流れを感じます。
現しになった柱や梁が適度に色付き竣工間際よりも落ち着いた感じになってきました
寝室にもれる中庭の光はひんやりした感じがします
緑があちらこちらで成長しています
本棚から好きな本を手にとって昼寝がしたい

訪問記:HOUSE 99.99

「住人が増えました」と子猫の画像をメールで送って頂いたのが先日。久しぶりに99.99に寄せてもらいました。

竣工後2年半が過ぎてもほとんど様子に変わりありません。
ソファやダイニングテーブルの置き方が生活に合わせて馴染み良く配置を変えられていたり、 ネコトイレが置いてあったりですが、居心地の良さが増したような気がしました。


窓の 向こうに見えているのは坪庭のヤマホウシ元気に成長しています

鉄骨の間にタマネギが吊るしてあったりしたのがイイ感じです。柱と良いコントラスト。
99.99のリビングはフワッとした光に包まれたような感じなので、不思議な時間が流れます。気がつくと夕方になっている。
カフェテラスの景色はパノラマで無くなりましたが、まだまだ魅力的な場所です。専用通 路は正面の花屋さんのへのアプローチ?になっていました。

1階のスタジオは更に磨きがかかって「男の隠れ家」になっていました。いつ来てもココは羨ましい。

99.99の魅力は、このスタジオとリビングのコントラストでは無いかと改めて思いました。没頭できるほの暗いスタジオ空間と、くつろげるぼんやり明るいリビング空間。それにプラス、気分転換の出来るオープンなカフェスペース。
それぞれの空間が手に余るもので無く、身体的に気持ち良さがあるような気がしました。 

これぞ、男の隠れ家

京扇堂【京扇子】

作業風景・工房の一部を公開されています
京扇堂 作業風景・工房の一部を公開されています


JR京都駅から北に。東本願寺の東側、烏丸通りから少し入ったところに京扇子の「京扇堂」があります。
扇子に関してのコメントは京扇堂さんのサイトに詳しく書かれてあるのでそちらに譲り、今回は扇子の絵付けをさせて頂けるという事なので、チャレンジしてきました。

扇面になる扇形の白地の和紙に岩絵の具を使います。岩絵の具を使うのははじめての経験でしたが、和紙の上ではすぐにじんでしまうので、絵の具をつけた筆をよくしごいて描いていきます。
出来上がった扇面は職人さんが丁寧に仕上げて、約ひと月で手元に届きます。
出来上がったのが、下の画像の扇子です。届いた時には涼しくなってしまったのが、残念。来年の楽しみに大切に置いておきます。

のり付けされた扇子に重しをしている様子
のり付けされた扇子に重しをしている様子

綺麗に並べてあるのが、また美しい
綺麗に並べてあるのが、また美しい


【案内】
株式会社京扇堂
京都市下京区東洞院通正面上ル筒金町46(東本願寺前東入)
電話: 075-371-4151

【京扇子・絵付け】
2200円で楽しめ、出来上がって届いてみれば、かなりお得な気分。 ぜひ、お試しください。
京扇堂さんのサイトに案内があります。


そして、完成して送られてきた絵付け扇子

メザシの大群です
メザシの大群です

 

 

フジタカヌー研究所【カヌー】

フジタカヌー研究所
フジタカヌー研究所

JR大和路線加茂駅からさらに関西本線に乗り換えひと駅。木津川のほとりにある笠置(かさぎ)駅で降ります。そこから車で5~6分弱ほどでしょうか。川からは500メートルほど離れた山裾に「株式会社フジタカヌー研究所」があります。川のそばに無いのは、川の氾濫に備えての事だそうです。

この日は午後からの工房見学ですが、折角なので、午前中は半日のカヌー教室に参加しました。基本的なパドル(櫂・水かき)の操作方法と準備運動を少し、流れの穏やかな場所で初めてのカヌー体験です。午後まで参加すれば川下りも体験できるのだそう。
勢い勇んで川面に出ました。水面が近く、普通にのるボートに比べると自然との一体感があります。滑り出すように漕ぎ進め、面 白くなると少し流れのある所に向わんと調子に乗り始めます。
カヌーよろしく流れに乗ってみたいと上流に向って行きますが、そうそう思うようにも行けません。ようやく流れのある場所に辿り着き、さあ行くぞ、その時にカヌーが横滑り、おやっと思うが早いかヒックリ返って転覆してしまいました。
ライフジャケットを着ているので慌てる事も無く泳げますが、すかさず来てもらえた指導員の方に無事救出されるのでした。ずぶぬ れになり岩の上に立ち、流れたカヌーを指導員の方が引っ張って来てもらえたところで、丁度午前のカヌー教室はお開きとなりました。お騒がせしました。

出来立てのカヌー
出来立てのカヌー

フレームの切り抜き台 白線に見えるのはルーターの通るラインです
フレームの切り抜き台
白線に見えるのはルーターの通るラインです

食事をしてから、さっそく工房見学です。
株式会社フジタカヌー研究所」は日本で唯一、船舶理論に基づいてカヌーを製作している工房です。日本におけるファルトボート(折り畳みカヌー)の普及第一人者だった京都大学の高木公三郎教授と親交のあった藤田清社長さんが、戦後まもなくカヌー製作を始めたのがきっかけになります。もともと物作りが好きな社長さんがタカをくくってカヌー製作をはじめてみると、満足いくものに辿り着くまで10年を要し、その奥の深さにのめり込んでしまったのだそう。
それにもまして舟という道具である以上に、スポーツ用具のように身体の一部となるカヌーは、知識と経験で無限大の楽しみがあると熱く語られます。家族連れでドライブをする乗用車も、過酷なラリーに参加する性能を持つ。穏やかな湖面 を家族と楽しむ事も、急流を下る冒険も楽しめるそんな巾の広さが一番の魅力と言われます。

藤田社長考案の塗装システム
藤田社長考案の塗装システム

フレームの組み立てす
フレームの組み立てす

そんな社長さんですから、「日本の川」にあったカヌー作りに余念は無く、船舶理論はもとより、持ち運び、組み立て共に日本人にあった「使いやすいカヌー」を追求されています。
素材研究には興味深い内容が次々話に出されました。耐食アルミの研究では、当時民間では知られていなかった金属の組み合わせをいち早く知り、視察にきたとある企業には軍需関係の仕事をしているのかと勘違いされたと言う逸話やら、尽きることがありません。ですから、何気に拡げられているものが世界トップレベルの技術に裏打ちされたものばかりなのです。
その他にも、特殊な完全防水合板やら、厚さ4~5センチ21層にも及ぶ自主開発の積層合板やら、防弾チョッキにも使う繊維を織り込んだ船体布やら、グラスファイバーのフレームなどなどいろいろです。

最盛期には月産850艇にもなった事もあるのだそう。今はそれ程の生産量 はありませんが、その頃の技術を持ってよりスムーズな顧客対応ができるよう今も生かされています。
何よりも、語りはじめると留まる事を知らない社長さんの情熱がとても印象に残る訪問でした。

ゴンドラに吊り下げられた出荷前のカヌー
ゴンドラに吊り下げられた出荷前のカヌー

国産第1号(1947)のファルトボート
国産第1号(1947)のファルトボート


【案内】
株式会社フジタカヌー研究所
京都府相楽郡笠置町佐田45 電話:0743-95-2507

【参考サイト】
日本カヌー普及協会(J.C.P.A.)
FOLDING CRAFT

【カヌースクール】
開催時期は、3月春分の日から11月末までの土・日・祝日。5名以上なら、期間外でも可能だそうです。
詳しくは株式会社フジタカヌー研究所まで。Let’s TRY!