棟上げ

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棟上げが始まりました。その連日のドキュメント?です。

 棟上げ2日目の午前(晴)

今回の棟上げは、棟梁を含め3人の大工さんで行われています。敷地の状況や骨組みの複雑さ、現場での手作業も残るため、通算4日掛かりで順々に行われました。前日には土台からはじまり、一部張られた2階の床には材料が積み上がっています。

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 棟上げ3日目の午後(晴)

ベランダを含んだ2階の床、小屋裏収納の床が張られ、建物の全体像が徐々に見えてきました。明日はクレーンを呼んで屋根の登り梁が掛かります。

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 棟上げ4日目(最終日・雨)

雨を心配しながらの最終日、午前中は持ちこたえて曇り空。午後、現場に到着したときには、メインの登り梁がほとんど掛け終わっていました。一番の見所を見損ない、残念。しかし迫力ある梁の連続です。棟木がしっかりと通ってひと安心。雨脚が強くなって、残念ながら垂木掛けまでは進めませんでしたが、しっかりした家型が組み上がりました。ブルーシートで覆った仮の屋根で養生を済ませ、作業は終了。

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夕刻、施主さんが現場に到着し、簡素な棟上げ式を済ませました。
最後にハシゴで2階に皆で上がり、屋根の迫力に満足してもらえた様子。
まずは一段落。大工の皆様、お疲れさまです。施主様、おめでとうございます。

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しかし、雨男の汚名返上は果たせず。
(今回は計3名の雨男が揃っておりました。。。と言い訳だけさせて下さい。)

プレカット工場にて手刻み作業中

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先週金曜日に打合せを兼ねて南港まで、棟上げを目前にしている住宅の手刻み作業の見学にプレカット工場へ赴きました。

出来上がれば小さな住宅ですが、木構造のほとんどが現しとなっています。しかも規格外の材料がプレカットの機械を使えず、またプレカットの機械では出来ない仕口の加工が多いため、棟梁に直接プレカット工場へ出向いてもらい、刻みの作業を進めています。(設計者のわがままを随分聞いてもらっているとも言えますが。。。)

そんな加減で、普段はプレカットの加工図チェックだけで棟上げまで進む事が多いのですが、今回は手刻み用の加工図がワッサリ。打合せ中にこれはパズルですね。とまで言われる始末。ヤレナイ事はナイと言う棟梁の言葉を信じ、後は託すのみです。ウラから見えるからこうしておくよ。図面ではついついオモテからばかりに目がいってしまいます。気がつかないところに、しっかり気を配った言葉をもらえると、少ばかりし嬉しくなります。

今週末には組み上がる予定。柱と梁がどこまでピッタリいけるのか。期待と不安が、かなり入り混じっています。

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ラムサウンディング地質調査

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先日、ラムサウンディング試験という地質調査に初めて立ち会いました。少し聞き慣れない地質調査の名前です。

一般的に住宅設計の地盤調査に使われるものは、スウェーデン式サウンディング試験というものです。このスウェーデン式サウンディング試験は、どちらか言えば表層の地盤調査に向いています。なので、重量の軽い木造住宅に場合にまず行われる試験です。重量の重いRC造の住宅やビルになると、標準貫入試験(ボーリング試験)というものが一般的によく耳にするものです。このラムサウンディング試験は、その間を埋めるような試験のようです。
ボーリング試験とまで行かずとももう少し深層の状態を確かめたい、鋼管杭の支持地盤を確かめたいといった場合に有効な試験になります。

今回の敷地で先にスウェーデン式サウンディング試験を行ったところ、2M程に届かない深さで貫入が出来ずまま結果が出されました。もともと沼地であった造成地という前情報もあったことから、心配もあり再試験に至っています。
測定点2ヶ所からの結果としては、スウェーデン式サウンディング試験で支持が出た地盤から1M行かず一旦緩くなり、再び固い地層がIMほど現れさらに緩く、地山の固い地盤まではやはり少し深く行かなければ到達しないことが読み取れました。試験の最終深さは10〜12Mです。

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基礎コンクリート脱型後

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現場が事務所から近いので、ときどき合間を縫って覗きに行く。
打設の数日後は型枠の撤去が始まっていた。
そのまた数日後はおもむろにコンクリートの躯体が見える。基礎の中を一人歩いてみた。
今日も覗いてみたら、コンクリート躯体の塗布防水が終わっていた。この建物の計画は全体は、スキップフロアな感じ。施主さんの要望のひとつでもあったが、土地の状況も踏まえると丁度良かった。1階床の半分は少し土に埋もれた感じになる。打継ぎ部分からの漏水を懸念して、コンクリートの打設は立上がりを含めた1回打ちにしているが、念のため土に埋もれる部分は塗布防水を施している。仕上り感はモルタルの木ゴテ押えのような感じになるので、そのまま基礎立ち上がりの仕上を兼用する。

9月の中旬棟上げの予定。プレカットの手刻み部分が多いので、やや難航中。

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基礎のコンクリート打設

deposit concrete

久しぶりに炎天下の中、コンクリート打設の現場に立ち合いました。現場到着のとき、基礎屋さんが打設前に、型枠の状態や、アンカー金物の配置のチェックをしていたところです。
昼前からのスタート。
始めのミキサー車が到着してまずは試験体の採取。スランプ値や空気量等の試験を行い。指示通りのコンクリートが搬入されている事を確認。打設が始まりました。
建物正面の道は巾が狭い割に意外に車の通りが多いため、ポンプ車は袋小路になった裏手に据えられれています。そこへ、小型のミキサー車がバックしながら順々にやってきます。1台で2立米と言う事ですから、打設が始まったと思えば終わってしまう量。最終的には22立米になったようですから、11台が入れ替わりやって来た勘定になります。1回の打設が30分ぐらいでしょうか。ややスローペースな感じですが、現場状況を考えると仕方が無さそうです。
今回はやや地面下に沈んだ基礎形状の為、基礎の立上がりも含めて一体となる様に打設をしてもらっています。打設途中で型枠の狂いが出ていないか、基礎屋さんが時折寸法を測りつつ型枠の調整もしています。小さな木造住宅の割には、難易度の高い基礎かもしれません。ポンプ屋さんが、重たそうなホースを抱えて足場の悪い鉄筋と高低差のある型枠をまたぐ姿は、ちょっと気の毒になってきそう。
最後までは見届けられませんでしたが、おおよそ気になっていた箇所の打設の様子を確認できたところで事務所に戻りました。鼻の頭が陽に焼けて、スタッフに笑われました。
あとは、型枠が外れた後の躯体が奇麗に出来上がっている事を祈るばかり。

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配筋検査

基礎配筋

お盆前のことですが、住宅瑕疵担保責任保険の配筋検査が無事終了しました。

小さな住宅としては、高低差が多く複雑な基礎形状になっています。敷地の高低差があることを利用した計画の上に、敷地外周が一部石積みの擁壁に囲われ、それを深基礎によって対処しているためです。掘削が図上の基礎形状のまま掘るにはちょっと困難だったか、配筋が薄く感じる部分が見受けられました。そうした部分は工務店にお願いして鉄筋を増やしてもらっています。

検査の後は、設備配管の段取りが行われました。複雑な状況を理解してもらうのにひと苦労。後はコンクリートの打設がうまく行く事を祈るばかりです。

基礎配筋基礎配筋基礎配筋
基礎配筋基礎配筋基礎配筋

地鎮祭〜地盤改良工事

foundation improvement work

今週の始め地鎮祭がひとつありました。事務所創設以来、自転車で監理に行くのも無理でないご近所での現場です。但し、山に向かって行くので夏場はやっぱり無理かも。

このところ、ずっとデスクワークで机にかじりつきっぱなしでしたが、久しぶりに現場に立ちました。午前中から3時間ぐらい柱状改良工事の立合をしていたわけです。帰って来たらグデッ〜となってしばし仕事にならず。体力の低下が身にしみるばかり。

住宅の地盤改良工事の中でも、柱状改良という方法はおそらく一番ポピュラーでしょうか。地面に直径5〜60センチの穴を開け、出て来た土とセメント固化材を混ぜ合わせて穴の中に戻します。字のごとく、地盤の中に太く固い柱を埋込むと言った様子。地質調査の結果を元に堅めの支持層までの深さを決め、周囲の土との摩擦と共に、建物の重量を支えようとする工法です。

今回は山手の敷地で基本的には砂質が続きますが、礫(レキ)が混じりドリルだけで掘り進むには度々石に邪魔されます。そこでドリルの先端になにやら手で掻きだすかのようなオプション取付けられました。それが上の写真。これで砂に混じって石がゴロゴロと掘り上げられて来るのですから、アナログな感じですが、うまく出来たものだと感心します。
また砂質であるのでセメント固化材とも混じりが良く、ドリルを正転したり反転したりしながら手際よく作業が進められて行きました。
これが粘土質であったり、水が大量にでてくると混ぜ合わせに難儀するそうでなので、改良屋さんは今回はいい具合です。と話してくれます。一番気になった場所では、若干水の湧き出る様子もありましたが、予測の範囲で大きな問題無し。およそ半分が終わったところで、現場を後にしました。

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Shinto ceremony of purifying a building site 地鎮祭

前日の晩は大雨でしたが、祭事の間は晴れました。雨降って地固まる、と神主さんのお言葉をいただいて無事終了しました。

オープンハウスのご案内(終了)

living

完了検査を目前に控えた建売物件の内覧会のご案内です。

日時:3月29日(日)13時〜16時
   4月3日(金) 13時〜16時

場所:箕面市箕面〜阪急電車箕面駅から徒歩15分程度〜

企画・施工:いなほ不動産(HP

ご注意:近隣は閑静な住宅地です。お車でのお越しはお控えください。
    小さなお子様のご同伴は、建物を汚さぬ様にご注意ください。

ご連絡頂いた方に物件位置をメールにてご案内いたします。>【見学申込フォーム

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その他の工事中の写真一覧はコチラ

物件リーフレット用のプラン図やスケッチはコチラ

外構工事に差し掛かり。。。

Living

工事も終盤に差し掛かり、外構工事も始まりました。擁壁の段差を解消しながら2階にある玄関にアプローチする駐車スペースの工事も進んでいます。大工工事は終わり、内装のクロスも貼り始めました。

そんな折、買い手がつきましたよの連絡があり、この建売物件も無事住み手を見つけることができた訳です。そしてつい先日、物件の契約に立合わせて頂きました。良い方に見初められたとまずはひと安心。なんとか責務を果たせそうです。初めての建売物件で、これまで普段あまり使わなかった既製品との取り合いには結構悩みましたが、それもまたよい勉強になりました。

工事終了予定までひと月を切っています。出来上がりが楽しみです。

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清々しい地鎮祭でした。

JICHINSAI

晴天に恵まれ、3週間ほど前に遺跡発掘の現場で無事地鎮祭が行われました。少し肌寒いのがむしろ清々しいぐらい。空気が澄んでいるのか普段より祭壇のお供えが清楚に見え、神主さんの声におどそかさが増した様にも感じました。

施主さんの晴れやかな笑みが印象的な地鎮祭でした。完成はお盆前の予定。

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遺跡発掘?

mining

先週から工事がひとつ始まりました。周囲は平屋の駐車場に囲まれ、建物が完成すれば、チョッコリ目立ちそうな角地の現場です。計画地にも同じく鉄骨平屋の駐車場があり、道路面は古い擁壁に囲まれていました。駐車場は解体され、擁壁もほとんど撤去。小高く盛られたかに見える敷地に建物の建築が始まります。

ただ史跡の埋もれた可能性がある地域に指定されていたのが、申請直前に発覚。2〜3軒隣だと指定区域から外れていたと言うのに。トホホ。そんな事で今回の解体工事に併せて、教育委員会の方が来られる試掘調査となりました。道路からおよそ1Mほど掘り下げた穴を一ヶ所用意。ほぼ約束の時間に、調査の方が現れました。おもむろ長靴に履き替え、スコップ?片手に穴の中に飛び込み。重機で削られた穴の壁面を奇麗にそぐ様に削り始めました。なにやら見つける度、首をかしげながら検分。なにやら出て来たらどないする?上からドキドキしながらその様子を見ていたわけです。

しばらくすると茶碗のかけらをひとつ道路際に置きながら、18世紀中頃、江戸時代中期の庶民の茶碗ですねぇ、と。え、本当に出て来た?赤と緑の草木柄の茶碗が、ごく普通に。スゴいものが出て来たら工事が止まることも忘れ、へ〜とつい感心してしまいました。こんな事をぬけぬけと書けるのも、茶碗は出てきましたが工事は進めても良いというお達しを無事に頂けたからです。

調査後、穴に壁面に引かれた線を指差しながら、ここは田畑の上に砂を引いて整地したのでしょうね、茶碗はこの地層の底のほうにありました。などなど説明を受けにわかに発掘調査気分に浸れたわけです。

さて整地の終わった敷地で、明後日は地鎮祭となります。

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棟梁悩みの階段

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塗装の色など決め事が大詰めになってきた建売住宅の現場で、仕事が思う様に進まず、若い棟梁がなかばヤケッパチになって来た。こちらが無理な注文をしているのか、幾度となく打合せを重ねた階段に取りかかり始めているところ。仮の状態で嵌め込んだ階段の桁は思った以上にしっかりと、且つ繊細に刻まれていた。杉30ミリ厚のフローリングを現場で使う事になって、それなら段板もこれで行きませんか?と(誰かが)軽く言ってしまったのが、棟梁にとっては災難の元だった。そんな訳で、棟梁が桁を外して持ち上げたところで、記念撮影?

お疲れさまです。
足場も取れて、外構工事に掛かりはじめるところです。植栽プランをそろそろ考えないと。

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Shioya-Kei:仁王立ちの2棟

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次の敷地の確認を兼ねて分譲プロジェクトの様子を見に行きました。2棟目も足場が外れて、ノッペラとした区画に仁王立ちしているかの様です。全12棟の予定なのでまだまだ先は長そうですが、全棟建てば壮観に見えるだろうか。しばらく先の楽しみです。

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one-story house が雑誌掲載されました。

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去年暮れから発売されていた「新築提案・創刊号」に one-story house が掲載されています。ひと月遅れのご報告で申し訳ありません。

工務店さんからの紹介で掲載に至った経緯なので、工務店さんから今年に入ってから連絡をもらい、いそいそ本屋に行ってもどういう訳か見つけられず、昨日現場帰りにようやくコンビニで発見。買えずにいたらどうしようと焦る設計者が読みもせずに紹介するのもなんなんで、こんな事になってしまいました。(施主様に申し訳ないばかり。。。)

それとしても創刊号の巻頭特集に載せてもらえたのは、なかなか無さそうな事だし、なんだかうれしいですね。今頃遅いと怒られそうですが、本屋さんに是非お立ち寄りください。

造作が進みはじめました。

living

これは建売ちゃうで。が大工さんの口癖になりつつある建売住宅の現場は、丁寧にボードが貼られ内部空間の様子が分かる様になってきました。写真にある材料の様子は確かに建売らしからぬ様子。いつもの延長で現場に入った大工さんは、普段と違う様相に戸惑いながらも、丁寧につきあって頂けています。事業側の思惑は図らずも遠からず、この物件に限っては建売と言え随分お買い得な物件になりそうだよな〜と設計者として感じる反面、どことなく大工さんには申し訳ない感じも無くも無く。

実はこの計画を進めるにあたって一番心配していたのが大工さんの人柄。建売住宅が中心の工務店さんに付き合っている大工さんへ、どこまで設計の意図が伝えられるのか?どこまでやってもらえるのかが気に掛かっていました。その点では当たりは良く、いらぬ心配だったようです。

このひと月散髪に行けずにいます。始めは年末に行くつもりが、正月前後異様にバタバタと忙しく機を逃し。いつ行こうかと悩んでいたら、馴染みのスタッフさんが退社しましたという行きつけ美容院から葉書が舞い込み。え!?これでは、いつも通り。が通用しなくなって、参ったな〜どうしようとオロオロしたままひと月が過ぎてしまう始末。ここ2〜3年。人柄が良くて通っていたようなものだから。

仕事でも生活でも、人柄はすっごく重要な要素だな〜としみじみ思う今日この頃です。う〜ん、散髪どうしよう。。。

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Shioya-Kei:2棟目が完成間近です。

25/27

しばらくお伝え無しの分譲住宅プロジェクトですが、ようやく2棟目が完成間近になっています。別件の施主さんの打合せを兼ねて、様子を見てきました。
外壁のサイディングは、既に建っている奥の建物と同シリーズの色目違い。3色のラインナップでこの区画を乗り切ろうと言う魂胆ですが、残るは茶系です。なので、出来上がれば全体にシックな街並になるのではと思っているのですが、後はプロジェクトが完成するまでこのシリーズが生産中止にならない事を祈るばかり。

以前から、どういう訳だか気に入った商品が気がついたら廃番になっている事が多い気がしてなりません。趣味が一般的でないのでしょうか。外壁に併せて内装の木製建具なども対にコーディネイトしているので、これもまた廃番にならない事を祈るばかり。

近い内に、また1棟の申請が始まります。なので、春頃には次の3棟が並んだ様子をお知らせできるはず。ただ、まだどんな色になるのかは分かりません。

正月明けの3連チャン

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正月明けから少し遅刻して現場に着いたら、ズラッ〜ッと車が並んでいた。前日に監督さんから、明日の打合せは午前中にお願いしますと連絡をもらっていたが、ちょっと嫌な予感。

案の定。10時半から始まって昼飯抜きの打合せになってしまった。ふ〜っとひと息つけたと、大工さんと並んで腰を降ろした時には4時を廻って陽が陰っていた。打合せの間に飲んでいた缶コーヒーが一本だけ。喉も乾いて結構な脱力感が襲う。
世間は狭いもので、電気屋さんの奥さんは大学時代の後輩。悪い事はできんやろ、と電気屋さんは奥さんから釘をさされたらしいが、それはコチラの台詞かもしれない。一度にアレコレ決めてしまったから、次現場に来た時に、今日の打合せで自分がなんて言ったか憶えているのかはかなり怪しい。 ノウノウと、え、そんな事言いましたっけ。など空吐く振りをしてるかも。

ま〜ともかく。今日、昨日、一昨日と一日出ずっぱりの3連チャン、正月明けの緩んだ身体には堪えました。

断熱工事の後

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今年最後に現場の確認に行きました。昨日はこの工務店さんの忘年会でしたから、てっきり誰もいないものと思っていたら、大工さんが作業をされていました。いやいや、お疲れさまです。

吹付けウレタンの断熱工事がすでに終わり、見上げてみるとちょっと黄色がかった雪景色の様。昇り梁だったところが、すっかり埋もれていました。設計上の厚みなら梁半分ぐらいのはずなので、ずいぶんサービスしてもらった感じです。カタログでは見ていたものの吹付けウレタンの現場は初めてなので、正直ヘ〜こりゃスゴいなと思い見上げてしまいました。グラスウールなどの大工さんが詰め込む断熱材と違い、専門の業者が隅々まで充填しますから、施工ミスが少なく熱損失が押えられる様子がよく分かります。ただ、電気の線や必要な開口は予め終わらさないといけませんし、後での変更がしづらいのが難点。木造でありながら、RC造のような気の使い方が必要になってしまいます。そう考えると設計監理の負担が多い工法って感じもしますね。f(^_^;)

現場を一巡したあと大工さんからの質問で、打合せと世間話。忘年会の時もそうでしたが、和やかに話ができる時に職人さんからお知恵を頂き、いろいろ勉強になることを教えてもらえます。うっかり長居してしまいました。

外壁のサイディングも半分ほど貼り終わった様子をみると、思った以上に良い感じになりそうです。来年の完成が楽しみです。

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鉄骨駐車場が立ち上がる

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アプローチを兼ねる鉄骨の駐車場が立ち上がった。道路から少しある平地と合わせて、これでようやく軽自動車が2台停められるかどうかの駐車スペースになる。法的な要件やら何やらをクリアしてこんなものが出来上がった訳だけど、役所では説明するのにちょっとめんどくさい代物だった。出来上がってみれば、なかなか面白い。

駐車場の下は、申請上は外物置にしてあるが、基本的にはどうにでもなる空き空きのスペース。後から囲って室内にしてももちろん構わない。ちょっと奥まった東屋みたいにしても良いかも。子供だったら楽しいかもしれないな。
近々コンクリートの打設。工事車両も近づけられるし、結構便利になりそうだ。 

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中間検査終了

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昨日、中間検査無事終了。

屋根も葺き上がって、外部の構造面材も張り上がって、すっかり家らしくなった。外観から見ると、ごく普通な感じだけど、敷地の形状を利用して2階からのアプローチとなる。今は足場板で繋がっているが、近い内には正面のガレージスペースを鉄骨で立ち上げる予定。検査員も少し風変わりな感じに興味を持ったのかいろいろ聞いて来る。

検査員が帰った後、大工さんや板金屋さんと打合せ。軒先の長さを妻側から中心に行くに従い少しずつ伸ばしている。もう少しはっきりと変化をつけたかったが、窓採光の兼ね合いもあったから致し方ない。それでもそれなりに面白く見える。お陰で板金屋さんはちょっと悩んでしまった。

2階のリビングには、30ミリ厚の杉板フローリングが貼られる。その材を転用して、窓枠やら、カウンターも造作で作ってもらう事にした。建売らしからぬ雰囲気にはなりそうで、まだしばらく楽しみが続きそうです。

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棟上げ

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ようやく形の見え始めた建売のプロジェクトです。

青空に骨組みの材木がとても奇麗に見えています。若干プレカットの寸法違いがありましたが、1日目でほぼ屋根に垂木を掛ける辺りまで進みました。敷地の都合でクレーンが使えないため、4人の大工さんたちが手で持ち上げて組んで行ったようです。大変だったでしょうね。残念ながらその様子は見ていません。建物は道路面から敷地が下がっているので、道路からみると妻側の屋根だけが見えて、ちょっと不思議な感じになりそうです。

今回初めて見たのが、免震用のゴムを使った引きつけ金物。監督さんから先にコレで良いですか?と打合せには出ていたのですが、ゴム?劣化しないの?大丈夫?って聞いてみたものの、カタログには「30年後でも3ミリの木痩に対応します」と書かれてある。30年後でも通常の使い方なら問題無しだそうだ。なんとも判断は難しいが、それだけを見ると従来のものよりも良いのだろうか。正直良く分からない。

印字された材料が奇麗に並んでいる。自然の材料である材木がとたんに工業製品のような感じ。組まれている骨組みも同じ。「イ三、ハ四、ホ五、ト六」とか大工さんが墨で書いた様子もあまり見なくなった。それでも大工さんたちを見ていると、まだまだ人の手で作らないと出来ないものだと思えるのだけど、どことなく寂しい気もしてしまいます。

こんな建物久しぶりだ。と大工さんが言ってくれたらしい。こちらは、すごくオーソドックスで変わった建物ではないはず。と思っていたのだけど、建売が中心になってしまっている大工さんたちに受けが良かったみたい。若い監督さんにも刺激になってもらえると良いのだけど。

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パズルゲームの様な基礎の立上がり

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先日、木軸のプレカット関連の打合せの後、工事の方と同行して現地の確認に行きました。敷地が道路から下がって俯瞰に見る事ができるので、建物の配置の様子がよくわかります。全体をこうして眺められる状況はあまりないので、面白い感じがします。人通口の空いている様子が、どことなくボールを転がすパズルゲームの様に見えなくもありません。基礎のコンクリートの脱型が終わり、現場も随分スッキリと見えます。

右手の高基礎の様にも見えるコンクリートの壁は、隣地の擁壁が崩れた際のもしもの対処策。間に挟まれたら元も子もありませんが、建物への被害を少しでも食い止めようと言うものです。崖地の多い神戸ではよく指導される方法のひとつですが、ここ大阪方面ではあえての指導まではありません。周辺の古い擁壁に地震の被害を見る事はありませんが、安全対策として盛り込んでもらいました。

月末もしくは来月始めに棟上げの予定。事業側はこの物件をグレードアップのきっかけにするためテストケースとして積極的に取り組んでいます。そのお陰なのか若い現場監督さんは、今までと違ってこの現場は面白いと言ってくれます。出来上がって敢えて目をみはるものではないかもしれませんが、不動産屋さんとのコラボレーションを楽しみながら進めています。

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「ちっちゃな快楽住宅」に掲載されました

別冊 新しい住まいの設計 154「ちっちゃな快楽住宅―厳選スモールハウス」に「XX-HOUSE」が掲載されました。以前に載せていただいた再録ですが、その他小さな住宅が沢山載っています。都市型住宅をお考えの方にはとても参考になると思います。本屋さんで見かけたら、是非お手に取って見ていただければ幸いです。



基礎配筋

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先日、基礎の配筋検査。難しそうな顔をしながら検査員が順繰り廻り、結果的には1点程の指摘事項で無事終了だった。以外に、監理の立場で気になったところを若干直してもらったり追加してもらったりで、配筋の検査はほぼ終了。

ところどころ捨てコンクリートから丸い杭頭が顔をのぞかせている。柱状改良だと杭径は5〜60センチになるので、15センチ程の鋼管杭の杭頭はなんとなく頼りなくも見えるな〜。先日の工事では、結果的に浅い所でおよそ1.5M、深い所で8Mを越えたようだ。地面の中に鉄の列柱が2M弱おきに並んでいると想像すると、それはそれで不思議な感じがする。剣山のような感じでしょうね。

現場確認の後は、ファミリーレストランでプレカット図面の修正打合せ。意匠的な問題と納まり上の問題をいくつか列挙し担当の方と打合せを済ませた。担当してもらっている工務店の構造の方はどちらか言えば慎重なタイプで、今回の基礎工事や木軸の図面でも設計で希望するよりも頑強になっている。工務サイドでは無駄が多いのじゃないか?と上司から怒られるそうだが、本人は立場的に見積に関わらない強みを生かしている様にも見受けられるから面白い。
内輪もめになっても困るが、こちらとしては不安を感じずに済むのでありがたい話です。

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鋼管杭地業

steel pipe pile

お盆の頃に地盤補強のことで記事にした建売住宅の現場が、ほぼふた月止まっていました。と言うのも、当初柱状改良と言う工法を検討していたのですが、進入箇所の擁壁が阻み機械が現場に搬入出来ない事が判明。さてどうする?と言う事になってしまったのです。こちらも始めに出来ると言われていたので安心していたのですが、いざはじめようとした段になり、業者との打合せの行き違いか不可能と言う事になり、それから代替の方法を探しはじめたのです。そのため、随分時間だけが経ってしまいました。

スウェーデン式サウンディング試験の結果だけを見れば、2階建ての木造住宅を建てる地耐力は表層付近では確保できる結果があったので、そのままそっと建てる選択もなくはありません。しかし、表層を越えたしばらくは地耐力のあまりない緩い地層があることも分かっています。工務店さんは事業者でもあり、不安を抱えたまま工事を進めるわけにも行かず、担当の方は散々探しまわって鋼管杭を打設できる業者を見つけ出しました。そして、ようやく工事の再開にこぎつけた訳です。

ところで、柱状改良は摩擦杭と分類されるもので、この鋼管杭は支持杭と分類されます。前者の摩擦杭は地層に食らいつきながら建物を支えるイメージで、後者の支持杭は建物を十分支える地層まで柱を伸ばすイメージの工法になります。この鋼管杭の打設を見るのは初めて。先端にフィンのような羽がついた直径15センチ程の鋼管をねじ込みながら沈めて行きます。今回の現場は山腹の土地であるため、山上側と山下側で支持出来る深さが違います。地盤調査からのイメージでは山上で2M、山下で5Mの予定でしたが、現場では支持が出来るまで進めるため結果、山上で2M、山下で7M程になった様です。水平距離で6Mの間でこれだけ深さが違うのですから、支持地盤は随分急な様子なのでしょうね。

現場の担当の方は全長長さで清算される今回の工事の成り行きに、ソロバン勘定が気になっていたようですが、これで安心感は随分違います。工事をされている杭業者の作業員の方は、ちょっと変わった敷地にどんな建物が建つのか興味津々の様子でした。

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カキノイス「宮崎椅子製作所」

月曜日の祝日は、カキノイエの施主さんにお伴して宮崎椅子製作所まで行ってきました。

友人の古田君に製作をお願いしていたダイニングテーブルに揃える椅子4脚がほぼ完成に近づき、座面や背中の張り地を確認しに行くのが目的でした。ただデザイナーの古田君本人は只今中国、近い内に帰国と聞いていますが、施主さんと共にデザイナーの最後の意向は聞かぬまま決定してしまった感じです。古田君、申し訳ない(笑)。

徳島へイザ。鳴門の渦を大橋から覗き見ながら、昼前に四国入り。昼飯前の微妙な時間になってしまったので、古田君から教えてもらった徳島ラーメンの有名店「中華そば いのたに 鳴門店」で、少し早めの昼食。店に入って驚いたのが、店に座っているお客さんの年齢層が高いコト。注文が済んで待つ間にもつぎつぎお客さんが増えて来たのだが、地元の若い連中と言うより、歳の行ったご夫婦が揃って入って来たり。すごく不思議な空気に包まれていました。ですが、頂いたラーメンはちぃと醤油辛かった。食事の後、徳島の味は濃い?が話題になってしまったほど。意外。

街道から逸れて田園風景の中、宮崎椅子製作所はありました。着いてみると、目の前に建ちはだかったのが工場らしき建物の存在感。重量感のあるものものしき雰囲気は、年代物の匂いがします。その向かいに深緑のガルバリウム鋼板で囲われた現代的な事務所兼ショールームの棟。徳島に着いてから目に入ったいた建物と、どちらも違った意味で異質なかんじでした。妙な期待感が産まれます。

祝日なので工場はお休みですが、社長の宮崎さんが快く出迎えてくれました。ショールームに通されると、目を引く椅子が沢山並んでいます。ここ宮崎椅子製作所は有名なデザイナーとのオリジナル商品を多く製作・販売しています。カキノイスを目の前にしながら、目移りしそうな勢いです。

ともかくカキノイス。試作の様子を写真では見ていたのですが、実物は想像以上に良い仕上りです。カキノイエの内装はどちらか言えば直線的ですが、カキノイスは、カキノタネがインスピレーションにあっただけ曲線。主張しすぎずに、柔らかいイメージをカキノイエに添えてくれそうです。張り地のサンプルを宮崎社長さんに見せていただきながら、施主さんは悩まれた末に決定。ご親切に、候補になった生地をつかった椅子やクッションをつぎつぎ奥から取り出され、イメージしやすくして頂けました。

その後、お休みの工場内を少し見学させて頂きました。天井が高く広い工場に、工程に沿って加工された脚が積み上げられたり組み上がって仕上を待つ椅子が並んでいます。この工場の建物は元々海軍航空隊の本部兵舎だったものを国から譲り受けたのだそう。なるほど。始めに感じた物々しさは、本物だった訳です。この工場を拝見するだけでも貴重な体験だったかもしれません。

カキノイスがカキノイエに到着するまで、およそひと月となりました。テーブルに並ぶ様子が楽しみです。

宮崎椅子製作所
field:古田恵介

施主さんの宮崎椅子訪問記はコチラ 

Shioya-Kei:区画全体の色決めって難しいです。

Shioya-Kei

「NU」の工事を担当してもらった工務店さんと以前にお会いしていた不動産屋さんが協同で、建売住宅のプロジェクトを進めていました。全12区画。偶然の縁もあり、その全体意匠の計画やコーディネートなどを微力ながら協力させていただいています。どっぷり関わっている訳ではなののですが、モデルハウス用として先行工事の始まった一区画の棟上げが先日済み、様子を拝見に行きました。現場ではNUを担当してもらった大工さんが、大工工事を任されていました。NUでは大工工事は少なかったのであまり腕を奮ってもらえませんでしたが、腕の良いのは確認済み。同じ大工さんに会うと、なんだか安心です。

工務店の社長さんと不動産屋さんと一緒に、この棟だけでなく全体的な外壁色の具合などを現場で打ち合わせをしていたのですが、色決めはやはり難しい。すぐ迷ってしまいます。周辺の雰囲気もチラチラ見ながら、どうしようか。と。普段は計画物件一棟の色だけを頭に据えれば良いですが、今回はそれなりの数が並びます。プレゼンの時は好きな事言ってましたが、現場に来るとまたイメージがつい移ろいます。と言え、ほぼ当初の提案通り。さてさてどうなる事か。

周囲は完全な住宅街。この計画地周辺でも他の建築屋さんが工事をしている様子が見られます。多少古めの住宅もありながら、最近建った新しいものはどこにでも見られる様な建売(売建)住宅ばかりです。一石を投じるなど大胆な事は出来ないでしょうが、周囲とチッとは違ったものにならんかな〜と密かに期待しているところです。

最終の様子が確定した訳ではまだありませんが、打合せ用に作ったスケッチなどをちょっとご紹介します。

大文字納涼会2008

DAIMONJI 2008

京都の夏の風物詩「大文字」の日は、恒例で「BlueWind21」にヨメさんとお邪魔しています。竣工した次の年から毎回伺って我が家の夏の楽しみになっていますが、今回で7回目になるでしょうか。

今年はちょっと曇り空気味でしたが、3階建ての小さな屋上からビルの合間を縫って「大文字」と「左大文字」が去年と変わらず見えました。今年も無事に見えて良かった。とつぶやく施主さんの言葉は、市街地に増えるマンションなどに邪魔されず毎年の楽しみを奪われなかったことを安堵するかの様です。ビルの影になって見えなくなる日が、いつか来るかもしれません。それとしてもこのイベントだけは止めずにいて欲しいばかりです。

大文字を見る納涼も楽しみですがココに来るもうひとつの楽しみは、いち年ごとに子供たちの成長を拝見出来ること。仲の良い兄妹3人の様子や関わり方が毎年少しづつ変わって行くのを感じながら、この住まいでどんな風に育ってくれるだろうかと、どんな風に使われて行くのか。この「BlueWind21」では、個別の子供部屋はありません。勉強スペースと寝るための部屋があるだけです。成長する過程で文句のひとつを子供たちから、この例会でいつか詰め寄られる日が来るかもしれません。身勝手な設計者からみると、この小さな住宅で楽しくも逞しく育っているような気がしてんなりません。なにより、施主さんご夫妻と子供たちの家族の関係がとても良く見えるからかもしれませんが。

来年のこの日が、また楽しみです。

DAIMONJI 2008DAIMONJI 2008

竣工当時から飾られているレインボーマンのフィギュア。と「左大文字」の見える様子。

カキノイエ:夏の訪問

KAKInoIE

お盆の始めは、ヨメさん共々「カキノイエ」にお邪魔しました。完成してから半年が過ぎてしばらく行く機会もなかったのですが、暑いうちに夏の様子を拝見できました。

あらたまった感じもなく久しぶりに施主さんに会いました。設計〜監理の間「雨男」の烙印を押されていたのですが、今日の所はほぼ快晴。駅に迎えに来ていただいた時間だけ少し曇りかけましたが、再会早々からそんな話で始まりました。なんだか未だ完成せずいつもの打合せに来た錯覚に陥りそう。
そして「カキノイエ」に到着。玄関扉の染めた黒色が陽に焼けて薄くなっていましたが、外観にその他変わった様子は無くまずはひと安心。
中の様子も写真を撮りながら一巡。こちらも見渡す限りはとくに異常は無さそうで良かったです。中庭の掃き出し窓にはスダレを掛けて日除けをされていたので、中はほんのり暗く適度に落ち着いた様子でした。一巡した後、リビングの長い座卓にどっかり座ると吹き抜けの天井を見上げてしまいます。屋根に沿って斜めにせり上がる天井が、包み込むようで開放感のある不思議な感じを誘い心地よい。

完成後に施主さん宅に伺う機会は、メンテナンスの時や新規の施主さんを案内する時がやはり多くなります。ただ、そうした時は仕事の事が基本的に頭にあるので、十分に空間を楽しむ余裕はあるようでありません。監理最後に完成した住宅を一人居残って歩いてみても、まだそんな気分にもなれません。なので、たいした理由も無く単にお邪魔しに来た今回の様な時こそ、ようやく自分の設計した住宅を改めて感じる気がします。それぞれの家はそれぞれの施主さんが住んでいる様子を想像しながら設計している訳ですが、実際にそこに身を置いて自分が住んでみた訳ではありません。数時間の滞在で全てを感じることは無理ですが、自分の設計した完成後の住まいに〜たいした理由もなく〜伺う事は、自分の設計力?を高めるには大事なことだと改めて感じます。

KAKInoIE

施主さんにはそのまま夕食をご馳走になりました。料理好きな施主さんのもてなしにヨメさんも感激。食べきれない料理をふんだんに振る舞っていただいて本当に感謝です。
食事後、施主さんに案内してもらいながら、「なら燈花会」に行きました。ちょっと酔っぱらったままなので、ぼやけた写真しかありませんが、最後に少〜しだけお楽しみください。

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安全な土地とは?

盆休み前、今日は暑い中、遣り方(建物の配置決め)に付き合った。

掘削が済んだこの土地には、建売住宅が建つ予定。事務所ビルのリフォームをさせていただいたいなほ不動産(Inaho)が進めているプロジェクトです。実は庄司洋建築設計事務所初めての建売住宅。縁があってのお仕事ですが、やり始めてみると実は結構勉強になると感じている。そんな訳で、時たま進行状況はレポートして行こうと思っています。

そもそもこの計画に参加しようとしたのは、案内されたこの敷地がちょっと変わっていたからで、敷地は接道する道路面から擁壁をはさんで3Mほど下にあり、建売するには採算があまりよろしく無い。普通なら建売屋さんが見向きはしないだろう土地だったのです。どうも悪い癖かも知れませんが、面白そうな土地を見せられると、何となくやりたくなって来る。眺望がいいから捨てがたいけど、止めた方がいいですかね。それともなんとか出来ます?なんて、不動産屋の社長のうまい誘導とは分かっていても、やれますよ。面白そうじゃないですか〜。なんて、安易に応えてしまった。こういうちょっと癖のある土地は申請ごとが結構面倒になりがちだ。案の定、その後は走り回るハメになったのだったが、なんとかこうして着工の準備が始まった訳です。(その辺のいきさつもまた後々)

ところで写真で見受けられるように、奥には少し古そうな擁壁に頼り無さげな青い柱。お隣とは言え、ちょっと気になります。心配だからどけて、とも言えない。この付近は古い開発地で、いわゆる宅地造成の法律が出来るか出来ないかの境目あたりの時期に住宅地として切り開かれた環境です。で、結局法律以前の現行基準に照らすと怪しい擁壁が付近のアチラコチラにあるのが分かります。急な斜面なりに見晴らしの良い環境は得られるのですが、地震や構造に過敏なこの時勢では躊躇しそうな宅地が(大きな声では言えませんが)ある訳です。幸いこの敷地は若干手を入れれば、まだ安全な土地と判断できそうでした。

しかし安全な土地?とは何でしょう?その判断は、実はかなり曖昧なものだと思います。建物は人の手によって作られますから、噛み砕いてみれば、怪しいものは怪しい。これは大丈夫とほぼ正確な判断ができますが、自然の神様が作った土地はなかなかそうはいきません。造成された開発地の平らな土地なら安全?とも言い切れないことがあります。地盤調査をしてみたらユルユルスルスル。それを間近で見た経験からすれば100%安全な土地などあり得ない。と思うのが、正直な印象です。

今回の土地の地盤調査の結果は、・・・微妙なところがありました。地盤調査の会社の判断資料も、どことなく明言を避けた言い回し。いやな感じです。少しでも経費を下げたい不動産屋の会社の意図も若い監督の言葉から見え隠れする。しかし、地盤改良するのに50万程度かなとも判断できる。それだけで自分の家だったら嫌でしょ?と、話をして今日は終わりになりました。暑いから。