こんな所にも花一輪。花飾りのあるハンドル。

花かざり

歩道橋の落下防止に貼られたネットの柵で見つけた出入り口のハンドル。軸の所が花形にかたどられて、なにやら可愛らしい。あえて機能がある訳では無さそうだけど、メッキフェンスの無機質な中に小気味よいデザインが、ほんの少し楽しい気分にさせてもらえる。春先に見つけた一番のプレゼントのようで、これを考えた方に感謝したい気がした。

大津市役所別館の階段

大津市市役所別館の吹き抜けホールにあるコンクリートの階段造形がなかなか恰好良い。なにげに手が込んでいて見ほれてしまう。役所の職員さんが行き交う中でこんな写真を撮っていると結構怪しい。

打ち放しコンクリートの低めの手摺壁からおもむろに、スチール手摺のための受けプレートが飛び出ていた。これを見つけて、さらにおぉなんと手の込んだ!と驚嘆した。出来上がってしまえばなんて事なさそうな細部だけど、このようにするに図面から施工からとても気を使う。コンクリートが打ち込まれる時には既にプレートはきっちりセットされていないといけない。打設の時もコンクリートに押されて傾いたらみっともない。

後付けなら出来上がりを見て調整もできるけど、言わば駆け引き無しの一発勝負である。型枠を外した時にコンクリートが欠けた場所が、補修などせず隠さずにそのままにしてある。建築当時、現場の職人と一緒になって管理していた設計の方の姿勢が見える様な気がした。

 

取手いろいろ

先日完了した住宅Cavaでは、木製建具の取手を制作させて頂いています。見学会の際に好評だったのが、ランマの取手。アクリルの板をそのまま溝に滑らし、締め切ったときに両端の木の手掛かりが重なるようにしています。

古い建物を見学に行って、気になるのはいつも窓やドアや障子やフスマ。(多くは)動くことのない建物の中で建具は古来より動く装置ですから、建築に彩りを添える要素になります。なので、どうしても気になってしまいます。今までの物件のなかで一番木を見せた建物であった事もあり、金物など他の要素を出来るだけ控え、素朴さもありながらモダンで、かつ木の手触りが楽しめるような建具をめざしています。手の込んだ事をお願いしたので、少しでもコストを押えられる様、現場の造作で余った材料を建具屋さんにできるだけ利用してもらいました。

そうして出来上がった建具を施主さんに長く使い込んでいただき、より味わい深くなってくれると良いなと願っています。

表札屋ドットコムさんに紹介していただきました。

表札屋ドットコムさんと共同製作した表札のいくつかが、表札屋ドットコムさんのページで紹介されています。
表札屋ドットコム:インターホンカバー+表札

表札屋ドットコム

20080527:追記

表札屋ドットコムさんから、このページを載せてからいくつか問い合わせ、製作が進んでいます。と報告を頂きました。なんとか貢献出来ているみたいです。

あわせて、KAKInoIEの表札(画像一番上)の照明や配線がどんな風になっているのかお客さんから問い合わせがあったそうですので、簡単にですが返信した内容を載せておきます。

表札裏は4〜5センチの深さの箱状になっています。
器具は陶器製のソケットにLEDのランプを付けているだけです。ホームセンターで売っているところもあります。
例えば、陶器製ソケットメーカー:青山電陶株式会社
    LEDランプメーカー :朝日電器株式会社・LED電球
LED電球なら長寿命で熱をあまり持たないので心配が少なくて済みますが、木造等の壁面なら、裏のボックスは不燃材や薄鉄板で内張りしておいた方が無難。
ほんのり光ればいいので、W数は小さいもので充分。
配線は目的にも依りますが、ウチでは通常、デイライトスイッチとタイマーを噛ませてもらいます。
 デイライトスイッチ:外部に設置し廻りの明るさで入り切りします。
 タイマー:24時間で好きな時間に入り切りセット出来るものを選びます。
2つが備わった配線器具もあります。一般的には、松下電工電設資材の配線器具を用いることが多いと思います。
これで、暗くなったらデイライトスイッチで自然に着いて、夜遅く適当な時間にタイマーで切ることが出来ます。明るい時間の内にタイマーが入る様にすれば、そのタイミングではデイライトスイッチは切れている事になります。さらに普通のスイッチを何処かに噛ませば、強制的に切って置く事はできます。
電気屋さんに言えばやってくれる筈ですが、自作だとやれない事はありませんがちょっと面倒かもしれません。配線が要るので、後工事だとちょっと大変かもしれません。
後、照明部は一般のソケットなので雨かかりには注意してください。

20080829:追記

表札屋ドットコムさんから、「ハウリングの対策」についてご相談ありました。返信したピーカンでデザイン・設置するときに注意している事項を転載しておきます。当たりまえのことぐらいしか無いのですが。。。

ハウリングはどの状態で起こるかは、状況次第なのですが、スピーカーの音をマイクが拾ってしまうことがともかく原因です。ですから、音が反響せず抜けるようにしておく事が基本です。

  • カバーとドアホンを密着させるように設置する。(まず基本)
  • スピーカーの前を塞ぎすぎないようにする。
    (カバー内に反響せず、音が正面に抜けるように)
  • できるだけボックス内などにインターホンを密封しない。
    (音が周り込まないように)

と、当たり前の事ぐらいしかありません。

意匠的にスピーカー部の開口が小さい意匠は、特に注意したほうが良いかもしれません。マイク部の孔が無かったりすれは起こる率は高くなると思います。

カバーとドアホンを密着出来ない意匠とすれば、マイクとスピーカーが干渉しないようにゴム板等で仕切りを設けてあげれば解消されるのでは、と思います。(これはまだやった事がありませんが。。。)

ウチでやった中では、初めての物件でありました。(カバーは表札屋ドットコムさんではありません。)
その際は上の三点がどれも守れていませんでした。(笑)カバー周囲をコーキングでシールしていたのを切って、密封状態を和らげたところ、多少残響が残りますが、使用に差し支える程ではなくなりました。

その後、特にクレームになるような事はありませんでした。(表札屋ドットコムさん以外でも少しありますが、それらもありません。)

とまあ、参考になるようなならない様な具合ですが、良ければご参考に。