アシナガバチの巣づくり観察はじめ

6月はじめころ

 事務所の軒先に、アシナガバチが巣を作り始めているのに気がついて、ひと月以上が過ぎた。毎年夏のはじめ、良く事務所に迷い混んでくることがあって、そうした時は必ず軒先のどこかに巣を作り始めていることは分っていました。
 縁側を気ままに飛び交っているのは蜂の自由ですが、部屋に入ってくるとさすがに落ち着きません。迷い混んだ蜂をアレコレしながら捕まえて、何度も外に逃がしています。ちょっとした夏の風物詩?になっています。

 いつもは、軒裏でもよく見えないところに巣を作ることが多かったのですが、今年は、ちょうど観察しやすい場所に作り始めました。
 巣作りに精出す様子を観察始めると、なかなか面白い。巣は六角形のハニカム構造でなんとも建築的だし、とてもシステマチック、細い支柱はアクロバチック。巣づくり作業を休憩の度に伺い見るのが楽しみになりました。調べてみると、アシナガバチの巣の材料は「和紙」にも例えられるそうです。

 巣作りの始め、1匹の蜂がせっせと作っているのが分ります。アシナガバチの生態を良く知らずにいたので、コイツはオス蜂だとはじめ思っていました。しばらくして1匹増えたのを見つけて、メス蜂が来て「つがい」になったぞ。ヨシヨシと好き勝手思いこみそうになった矢先、更に1匹増えています。
 ん、アレなんか違うな〜。言う間にまた1匹増えている。どういう夫婦構成なんだ?そんなことさえ、良く分らず見ていました。

 いつの間にか蜂の数が増えてきて、巣作りの様子も慌ただしい。近づいて見ていると、口元でクルクル白いものを廻して巣の材料づくり?、順繰り巣に頭を突っ込んで清掃作業?、なにやら分担作業をしているように見えます。ひとつひとつの巣の奥には卵か幼虫のような影もあったり。

 巣のサイズも、始めに比べひと回り大きくなってきました。当初の巣穴も清掃され再利用されていることも、見ているうちに分りました。
 中心付近の巣穴は深くなりながら徐々に前に押し出され、穴の奥は適度に埋められているのでしょう。併せて周辺の巣穴も深さが増していき全体が大きくなっていきます。
 ちいさなカプセルホテルが建設されていきます。

 しばらく眺めているうちに、孵化した蜂が順繰りに働きバチになり、共同作業に加わりながら巣作りを進めて行くことに気付きました。という事は、自分の巣立った巣穴も自らリニューアルして次世代の巣穴にするわけです。この調子で作業員が増やし、加速度的に巣は大きくなっていく。
 よくできたシステムだと感心しました。

 アシナガバチは、毎年1匹の女王蜂がイチから巣作りを始めますが、冬までの一年限りだそうです。再利用もない。まるで「万博パビリオン」みたい?です。( 最近は再利用されているパビリオン建築もありますが・・・。 )
 ひと月経って巣はシャワーヘッド並になってきました。どこまでこの紙の建築工事が続くのか、目が離せなくなってきました。


 話が逸れますが、夕暮れになって軒下をうまく飛べない蜂がいました。ブンブン飛び立つ度に軒裏に頭をぶつけて、巣に近づけないでいるように見えます。
 もしかして。ネットで検索してみると、夜になると視力がかなり落ち、ほとんど何も見えなくなります。とある。夕方5時すぎになると、巣の廻りに数匹がへばりついてあまり動かない、今日の仕事は終わりという様子が気になっていた理由が分りました。
 そう言えば、昼の暑い最中にも巣に集まって休んでいる時もあります。昼休みかいな。まるで現場の職人さんと同じです。

 アシナガバチも時期や状況によっては、人を襲うこともあるそうです。
 観察される時は、充分注意しながら行ってください。

眼鏡レンズの交換

 2年前、大阪で定評ある眼鏡屋さん「谷町眼鏡店」で眼鏡レンズの交換をしてもらいました。すでに遠近両用を使っていましたが、どことなく合わないよな〜と思っているところ、義理姉からの紹介がはじめで、今は家族みながお世話になっております。

 そもそも予約制の眼鏡屋さんってなんだ?と思って訪れましたが、眼科医でも見たことない測定器械に、ん、なんだこれは?と驚いたり、視力で姿勢も崩れるんです。ん、なるへそ、と言った話を聴きながら一時間ほど対応してもらえます。

 2年前は、遠近両用を止めて、遠い用と近い用に分けて使いたい。と伝えたところ、むしろこのまま遠近両用を使って行くほうが良いですよ、視力こそはそれなり悪いですが、眼の状態・使い方はそうでもないです。

 遠近両用レンズを歳を取りすぎてから使おうとすると、脳味噌がレンズの度の変化に着いて行けなくなるそうです。なので、適当に若い内から慣らしておくのがベターなのだとか。
 左右の視力が悪いと、良いほうの眼ばかり使おうとする癖が知らぬ間について、肩が凝ったり、姿勢をくずしたりするそうです。そのところ、私は均等に使えているとか。

 今掛けてるレンズがキツいんです。少し度を緩めましょう。
 その言葉を信じてお願いした遠近両用レンズを掛けると、ん、なんか違う、しかも今回のレンズは遠近の境目が気にならず以上に分からず、眼を上下に遠くを見ても近くを見てもなんだか自然に見える。ほ〜こりゃスゴイ。と感動してしまったのです。

 で、そうこう2年が経つと、今も掛けごこちは悪くはないが近くが見えづらく感じていました。近くのものを見ると焦点が合わず、眼鏡を頭に引掛けてオヤジな姿勢になってしまうのです。で、また診てもらお。と谷町眼鏡店を再び訪れました。
 再び測定器械に向かった後、あはは、老眼が進んでますね〜の一言。なんとまあ!。
 でも、眼の状態は悪くはないですよ。遠近の「近」が合ってないんです。と教えてくれました。あ、この眼鏡、遠近両用だったんだ。そうなのです、2年経って自分が掛けていた眼鏡が、遠近両用レンズであることを忘れていた!?。ことに驚きました。

 そんなことで、少しばかし矯正してもらって、眼鏡レンズを新調。本日は、視界ヨロシク過せて快調です。
 しかしこの調子だと、2年ごとに相談に行きそうな気がしてきました。そこはガックリです。

コロナ禍のわが家では

わが家の宝物のひとつ?

 新型コロナから来る世間の自粛ムードに押されてか、その必要もないのにしばらくブログ記事を書き損ねた感じでいます。当事務所は業態的に、休業と言うことなく基本的にほぼいつも通り。工事現場では材料の手配うんぬんと遅れ気味なことはありますが、ほぼほぼ普通に稼働。むしろお付き合いさせて頂いている施主様方々のほうが、直に影響を受けられている様子も見られ心配です。
 我が身に影響を感じるのは、もう少し先の事になりそう。

 それよりも影響を受けているのは、わが家庭事情。ステイホーム以前からではありましたが、嫁さんの「家の片付け熱」に拍車が掛かっている今日この頃です。

 先に申しますが、建築士が必ずしも片付け好きとは限りません。

 倉庫化していく衣裳部屋。雑多な物置場(しかもほぼ平置き)に化した普段使わない和室、その奥にある押入のさらに奥に追いやられた開かずのままの色褪せた段ボール箱。とうとう爆発!
 このまま放置すると気が滞るの!と、どこから仕入れて来たか断シャリやらミニマリストやらのYouTube動画を流しながら、家のおお片付けが始まったのです。
 当然のことながら、日曜日毎にその日の片付けメニューを渡され駆り出される始末。

 これをわが家の「非常事態宣言」と呼んでいます。

 お陰で日曜日毎に、懐かしい思い出の品?に何十年ぶりに出会い、驚いている日々。それを自慢すると、冷たい視線を浴びせかけられます。
 こちらの宣言解除は、まだまだ掛かりそう。。。

仕事始めは、駐車場の掃除から。

駐車場の切り株

 今日から仕事はじめ。ですが、手始めは年末に手が出せなかった駐車場の掃除から。

 借りている駐車場のちょうど脇に生えている雑木が、特に春夏の間に日に日に大きくなります。一昨年に背丈を超え拡がった枝葉でスペースが圧迫され、なんともならず、大家さんにお願いして一度切ってもらったのが大きな方の切り株。と言っても6〜7センチ。ひと安心はつかの間、株の脇からニョキニョキと伸び出し腰高を超え始めたので、今回は早めの対策。大家さんの了解をもらって切らせて頂いた。

 事務所の玄関前でも、L型側溝の掃除を怠っていると積もった砂に雑草が生えてきます。コチラも併せて草抜き&掃除。併せて、お隣さんと年始のご挨拶。

 それにしても、植物のへこたれ無さには逞しささえ感じてしまいます。

屋根にのぼるご近所ネコ

屋根の上のネコ
屋根の上のネコ

 ネコの額ほどのサイズですが、事務所にはポリカーボネイトの波板を引掛けたタバコスペースがあります。お昼頃、ここで休憩をしていると上のほうからごそごそと音が聞こえました。近所に住み着いていると思われる(たぶんのら)ネコがやってきたようです。以前からココを通り道にしているのは音の様子で知っていましたが、現場を押えたのは今日が初めて。

 2年ほど前の台風で、以前から張ってあった古い塩ビの波板が吹っ飛んだことがあります。陽に当たって、手で割れるぐらいに劣化していたところさえありました。3畳分ほどの屋根を撤去から3日ほど掛けて自分で張り直しました。

 キレイに張り直してある日。たぶん同じネコが勢い良く渡ろうとしました。
 が、以前の古びた波板と違ってツルリと脚を取られ、そのまま屋根から落ちました。 ガチャン! なんだ?なんだ?とオモテに出たら、目を丸くした顔のままのご近所さんから、ネコが落ちてきた〜!、と教えてもらったのです。真下にあったチャリンコを蹴倒してどこかに逃げていったとのこと。
 まあ、ネコもご近所さんもビックリしたことでしょう。

 今日はと言うと、ソロリソロリと片足ずつゆっくり屋根の上に乗り、ぬくまった屋根が丁度よいのかしばらくくつろぎ、満足したところで帰っていかれました。

隣りのレーンは蒼く見える

お盆前、打合せ帰りの高速で渋滞に巻き込まれたと書いたのはついこの間のコトなのに、昨日もまた渋滞に捕まってしまった。
視線の向こう3車線のずいぶん先で、テールランプをチカチカさせている様子が見えたのは恐らく夜の8時を過ぎたぐらいではなかろうか。神戸付近。その時、真ん中の走行車線を走っていた。左の走行車線は結構手前から車が停まっている。右の追い越し車線は少し先で停まっている様子が見える。左車線を横目に少しそのまま少し走って、追い越し車線に移るかどうかを迷った。ちょっとでも早いような気もするが、その浅ましさが祟って先で身動き出来なくなる事もある。う〜んう〜んどうしようと思っている間に、目の前に停車の車が迫った。もういいや、ここは無難に真ん中のままいとこ。あっと言う間、四方は車に囲まれた。後は運に任せよ。
停まってしばらく余裕しゃくしゃくに音楽を流しながら周りの風景を眺めていたが、んんん右の車線の動きが活発に見える、どうも真ん中の進みが遅い気がしてきた。後ろにいた筈の左のトラックにもなんか抜かされている。あのマークは見覚えがある。いやいや待て待て、きっと逆転する筈。気を鎮めてそうしてしばらく、さっき抜かされたトラックが近づいてきた。よしよし。一体ナニがよしよしなのだけど。やっぱりよしよしと思ってしまう。全く心持ちが小さい。
そんな浮かれ気分も束の間、また抜かされて。確実に真ん中が遅く思えてきた。バックミラーを覗いてみるとずっと同じ車が後ろにいるし、その後ろでも車線を変えようとする車の様子は無く、真ん中レーンはとっても真面目に並んでいるように見える。ここでどちらか車線に割り込もうとすれば、ずいぶんお行儀が悪く見えそうな気がしてしまう。
あ〜やっぱり右車線に移っとくんだった。馬鹿な後悔を始めて、うんんううん、車よりも自分の方が唸っている気がして来た。

その後高速を降りたのは9時を過ぎた。その時間なら普段は混まない事務所までの間も車が詰まっていた。高速の渋滞の影響だろうか。う〜んん、すっごいエネルギーの無駄使い。

近くにすべきか?遠くにすべきか?

六湛寺川のこいのぼり

遠近両用眼鏡を使いだして数日、残念ながら思った程に使いやすい訳ではなく、音を上げた。遠近だと基本は遠用で正面だと近くのものを見るには焦点が合わない。目線を下にすれば下側にある近用レンズでもって近くが見やすくなる訳だが。。。普段のパソコン使いにはどうも相性が悪く、えらく疲れだした。一日頭の後ろをつままれている様で、肩が凝りだす。早々に諦めて、パソコン用にもうひとつ揃えてしまった。使っていなかったフレームがあったのでレンズをはめ変え、ほぼパソコン専用に。こちらはすこぶる具合は良い。ただし本当にパソコンだけ。目線を少しはずすだけで、視界がちょっとグラつく。自分の眼がなんとも不便なもののような気がして来た。

連休に友人二人と夜中に飯を喰いに行った。とうとうエンキンになったよ〜。ホント、歳だわ。みたいな話しをするなかで、じいちゃん達が近くを見る時に眼鏡を頭に載せたり、ばあちゃん達がひも付き眼鏡をぶら下げたり、その気持ちが分かる様になった。と言うと、ホンマホンマめっちゃワカル。と返される。二人は美大時代の友人なので正直言ってどちらも年齢不詳、年相応に見えない業界人みたいなのが三人集まって歳の話か。今度は自分がなんとも不便なもののような気がして来た。

行き帰りはてくてくと。

西宮港

忘年会で運動不足な話になったとき、通勤の行き帰り歩けばいいやん、ちょうどええぐらいの距離やないか。と友人に言われて、せやなやってみよ。心に決めて実は年末から事務所の行き帰り30分を歩いている。おかげでスガスガシイ朝を迎えることが多くなった。最近は寒くて布団から出られずに焦るコトが多いのだけど。

夏に事務所を移転して実は一番困ったのは、ゴミ回収が朝早い事。週二日、事務所前のゴミ置場に回収車がやってくるのが8時15分から30分の間。なので、なんとしても8時15分までに着かないと事務所にゴミが溢れて行く。ただでさえ早出になったのに、ゴミの日は歩くとなると7時45分には家を出ないと歩いて辿り着けない。だから週一度は8時15分までに事務所に着いている。

ゴミの日以外に家を出るのが8時に差し掛かり、テレビから「てっぱんダンス」の曲が掛かり始めるとためらい始め、そのまま15分の朝ドラから離れられなくなる。その上8時15分からの「 あさイチ」の特集に目がくらむと遅刻というハメになってしまうのです。職人の皆様スミマセン。

寒くなったり、暖かくなったり。

篠山

天気に振り回される日が続きます。

検査の申込に久しぶりに三宮にでた帰り、気になった本を探しにジュンク堂に寄りました。目当ては雑誌のバックナンバーなので見当たらず、そのまま立ち並ぶ書籍に目が移ろう。お、こんな本がある。おやおや、こんな本もある。ついつい手が伸びてしまい、ついには本を抱えてカウンターにならんでしまう。本屋は財布の敵です。

最近は今の建築家の本よりも昔の建築家の本もしくは昔の建築家の事を書いた本に触手が伸びています。先端な事に興味が薄れているワケではないゾと思いつつも、今時の建築は薄っぺらいなんてソッポを向きはじめている自分は、実は歳のせいかも。だとするとだいぶ危ない兆候です。

斑鳩の思い出の小川

ヨメさんと初詣に行った4日。奈良・慈光院へ行きたくなって、その道中のこと。車で法隆寺インターを降りると斑鳩町になります。小学校の前半をココで過ごしました。住んでた辺りに行ってみる?とヨメさん誘って、そのまま望郷の旅に。。。

その当時の住まいの近く関西本線(現・大和路線)の北側に平行して走る小川があります。この小川に、小学生のころランドセルを流してしまいました。確か新学期になって真新し教科書が詰まっていた筈です。その頃まだ写真のような堤防ではなく、土手になって川まで降りる事も難しくありませんでした。悪ガキだった友達3人と橋のない所をわざわざ渡ろうとしていました。その一人一番体格の良かった友達が、僕のランドセルを向こう岸まで放り投げてくれる筈が。。。ズルズル。ボチャン。。慌てた友達は拾おうとしてくれましたが、意外と流れが早く、流れる僕のランドセルを3人で見送るハメになってしまった訳です。

あっけらかんと手ぶらのまま帰った僕は、もちろんお叱りを受けたわけですが、なんとその晩に、友人のお母さんが川を下ってランドセルを探し出し、引き揚げてくれたのです。ずぶぬれになってくしゃくしゃの教科書を僕はしばらく、反省そこそこ自慢気に開いていたのですから、今考えるとお恥ずかしい限り。

別な折この小川で、大量のザリガニを救って持ち帰った記憶、その他いろいろ思い出が詰まっています。。。僕には良き思い出も、母親にはかなわん思い出の原因であったことでしょう。

今年の仕事始めは年賀状整理からのはずが。。。

廣田神社

子供の時からの不満ですが、お正月なんてホントあっと言う間。休みに身体が慣れた頃にまた始まる。。。正月明けはニコニコ顔を取り繕いながら、一向に気分が盛り上がりません。

どうやら今年も年初めから調子がヘナチョコです。年始早々意気揚々と年賀状の整理を始めたまでは良かったですが、賀状を早々に頂きながら出せていない方々の分をプリントして、早く。。。のはずが、プリンタのインク切れ。しかもストックなし。目の前に暗雲が立ち込めました。近くの文房具屋に行ったものの、型式が古いのか所望のカートリッジを置いていない。ため息ついてアスクル。こんなでは盛り上がりません。

ぷらす、今年の年末年始は恒例の家族旅行と居酒屋年始会、そして初詣。合間合間になんだかんだと食っちゃ食っちゃが悪いのか、本日どうも腹の具合がヘナチョコです。

そんな事は兎も角。
今年は少しずつでもブログを書きます(いちおう宣言!)。ここ数年毎回毎回同じ事を書いている気がしますが。。。今年もまた懲りずにお付き合い頂ければ幸いです。

年末最後にプリンタの調子が。。。

掃除や忘年会やら年末行事を無事済ませ、残るは年賀状。と思いきや、プリンタが調子を崩した。幾度となくクリーニングを繰り返して、ようやく印刷を始めたのは窓の外が暗くなってから。最後の最後でやられた感じです。ギコギコ言いながら動くプリンタを横に今年最後のブログ更新。(今年はすっかりサボってばかりでした。。。)

今年の夏に事務所の引越し。マック本体もプリンタももちろんそのままの持込み、これまで乱暴な使用にも耐え随分頑張ってくれたものの、流石に今の時流には「ひと昔」の感が否めません。時たま叫ぶ怪奇音に、買い替えの時期が迫り来る気がしてしまいます。来年はいろいろ出費を覚悟しないとイケナイのかな。しかし目を移せば、移った古屋の新事務所には懐かしさを漂わせる建具があります。もちろん立て付けは狂って隙間も見えますが、こちらはまだまだ現役である事を誇示し、なんとも落ち着きさえ感じます。

入れ替わり、立ち替わり、住まいや暮らしの中に新旧が混在するのは当たり前ですが、考えてみれば不思議な感じもしますね。古い町家のなかに大きな液晶テレビ。似つかわしく無いと思えば似つかわしく無いし、当たり前と思えば当たり前にもなります。許容量に差はあるとしても人の感覚とは随分いい加減なものです。それだからこそ面白く思えるのですが。

今年もあと僅か。よい年をお過ごしください。

よく歩いた連休でした

連休はずっとお天気も良く、友人家族と毎日お出かけ、今日は連休疲れがドッと押し寄せている方も多いでしょうね。私めも遠出はありませんが、久しぶりに連休を堪能いたしました。

日曜日は、大阪の実家で晩飯するを機会に、西宮の自宅から大阪(西淀川)まで阪神電車の道沿いおおよそ13キロを歩いてみました。途中でたこ焼きや柏餅を頬張りだらだらと寄り道しつつですが、普段まっとうに歩かない軟弱な身にはなんだかんだとこたえました。お昼から歩きはじめちょうど夕方に着き、おいしく晩ご飯が食べられた次第です。

月曜日は、京都で開催されている「長谷川等伯展/京都国立博物館」に昼前に到着。入場に70分待ちの札が掛かっているのに呆然としながらも、とぼとぼと並ぶ。列最後尾で係りの人が日傘を貸してくれたので、助かりました。ベージュ色の同じ傘が並ぶ様子が、クリスト のアートみたいでちょっと面白かったです。
2時間くらい人ごみの中にいたら、それだけで結構疲れたので、その後和菓子屋で一服。その後すぐそばにある「三十三間堂」に立ち寄りました。 西宮に帰って、ヨメさんの家族と会食。

火曜日は、ちょっとミドリのある近場というヨメさんのリクエストに、かと言って山に行くほどの体力はすでにないので、宝塚の「清荒神清澄寺」へ。参道の行き道がなかなか良い感じです。併設されている富岡鉄斎の美術館もあってお得な感じでした。
三連ちゃんの外出にさすが疲れて、晩飯は総菜とレトルトカレーを食しながら、ビデオに録ったNHKのドラマ「外事警察」の再放送前半3話を見る。

水曜日はちょっとだけ仕事して、連休の休息。晩は「外事警察」の残り後半3話を見終えて、連休は無事終了しました。

駐車場が値上がりする〜。


今日は景気の悪いお話。
年末年始にかけて借りていた古びた鉄骨ビル下の駐車場で、入口付近の段差の解消や、鉄骨むき出し天井の塗装のやり直しなど補修工事をしていた。ちょっと奇麗になって使いやすくなったので、オーナーさん親切だな〜とぬか喜びをしていたら、先日、なにやら駐車場代の値上げをオーナーである不動産屋が伝えて来た。なんと五千円のアップ、本当は八千円上げたいらしい。。。その日は事務所にいなかったのでスタッフからそれを伝え聞いていたのだが、あえてコチラから連絡すまいと黙っていたら、何の事は無い。しっかり文書を送って来た。
借りていたその駐車場は相場からすれば安い事は分っていたが、さすがにすぐ納得できるわけもなく。ただこの駐車場は事務所から少し離れていたとは言え、自分を入れてたった3台しか止められない贅沢な屋根付きガレージである。しかも残る2台は駐車場隣りのアパートに住む親子が借りていた。車を購入した時からおおかた10年くらいこの場所なので、お隣りさんともテキトーに顔見知りにもなっていたし、車を出しに行けば隣り家族の小さな娘2人が遊んでいたり、のどかな感じでこの場所を結構気に入っていた。
値上げをするなら、そんな工事必要ねえよ〜。と言いたいところだが今更。相場を踏まえて値上げをする事もあるのは契約書にも書いてある。こちらの手元にもシッカリあるけど、シッカリした不動産屋は念入りに写しを同封してきた。ぬかりない。
さ〜どうしたものだろう。値上げの額を踏まえてもまだ決して高いとは言いがたい値段に違いない。それだけ安かったとは思う。お隣りさんは親子で2台借りていたから、それにしてもキツい話だな〜。どうするのだろうか。人の事はともかく、事務所の近くの青空駐車場の金額を調べてみるかと思っている今。返答までの期日はわずかしか無い。いや〜参った〜。

クリスマスイブなはず。

HOSHIGAKI

年の瀬になって、なんだか仕事が異様に慌ただしくなり、このところテンヤワンヤしています。ブログを書くような落ち着いた時間もなく、気がついたら今年も後、数日。今日はクリスマスイブだというのに、全く無縁な状態。いかんです。年賀状もまったく手つかず。住所録の整理も出来ていない。よく考えたら、まだ年賀状を買っていない。すでに弱気な状態で、早めに言い訳しておこうなど姑息な事を思いつつおりますが、お許しいただけるものやら。

ニュース番組は不況々々と明るい話題が流れない。そんなに言い触れ廻ったら、輪をかけてますます悪くなるじゃないか。そろそろいい加減にしてくれ、と言いたくもなる。今年は無事に過ごせるのやら不安な時期もあったが、際になってありがたくお仕事をいただくことも出来た。とは言え、来年もまたどうなるか分からないこのご時世に油断は禁物である。あ、なんだか暗くなってきた。

このままだと、来年もよろしくお願いいたします。っていきなり今年最後のブログになりそうだから、話題を変えて書ける事はいろいろある筈なのに、ただ今、頭がまわっておりません。ともかく、明るい話題で今年の最後もくくりたいものです。

春の散髪

fallen leaves

事務所の向かいには路地を挟んでお寺さんがあります。
その境内に立派なケヤキの大木があるのですが、この数日むやみやたらと落葉しています。
朝、事務所に着くと、ご近所のおじさんがブツブツ言いながら掃除されていました。
黙って見過ごす訳にもいかず一緒になって掃除を始めても、風が吹けばまたパラパラと。
しばらくすれば落ち着くのでしょが、しばしお付き合いが必要な気配です。
ケヤキにすれば早くさっぱりしたいのかもしれません。
そんな訳ではありませんが、先日散髪に行きました。今日、後輩の結婚記念パーティーがあるからです。
髪を切ってもらいながら、いつも担当してもらう店員さんとおしゃべり。
なぜだか普段の仕事の話になりました。
お客さんの意向汲み取るのって難しいっすよ。
ー 専門用語使えませんしね。
勉強がてら他の店に髪を切ってもらいに行くと、なぜか同業ってバレるんです。
ー 匂いがするんですかね。視線をどことなく感じるのかも。
有名美容師になろうって思ったら、エゴが必要でしょ。そんな時期もありましたけど。
ー 店に立ってお客さんと接するのも奥が深くって、今は考え方が変わってきました。
美容師と設計士では、畑違いに思えても結構共通点があるものですね。
全国規模の名の通ったお店の店員さんです。
会社の部署には、パリコレやらに向けてのチームもあるそうですが、
地方都市の一支店では、勝手も随分違うのでしょうね。
散髪しながら、お互い何に向かって進むのか、話の続きはしばらく先になりそうです。
さっぱりした頭で、新郎新婦に会いに行きましょう。

未来都市

昨日、2号線の車屋さんに自動車の定期点検に行って預けている間、
その近所をウロウロしながら街の風景なんかを写真に撮っていました。
最初に目に止まったのが写真の塔。
車屋さんの丁度目の前にある森永乳業近畿工場です。
これが工場の施設なのか、ただのモニュメントなのかさっぱり分かりませんが、
子供の頃に想像する宇宙ステーションのような不思議な形。
周囲の施設より一段と高く、よく目立っていました。
そこからまた小一時間ほどウロウロと散策。
付近は工場か普通の住宅地しかありませんが、
普段歩かない場所を探索してみるのは面白いものです。
日頃デザインを考える時、どちらか言えばスッキリ格好良くとかつい考えてしまいますが、
こうして、街を歩いて目に止まる物は逆。
ゴチャゴチャとは言わずとも、どことなくイカツイものや無骨なものについ惹かれます。

未来の都市を想像する時、大きく二手に分かれるような気がします。
スッキリ整理された未来か、ゴチャコチャ整理のない未来。
対極とは言い切れませんがマンガに例えると、鉄腕アトムVSアキラ。
幼少の頃に持った未来イメージはもちろん鉄腕アトム寄りでした。
丸やら三角やら四角やら、そんな形を組み合わせて未来の街を描いていたと思います。
しかし、小学生になってヤマトのガミラス星地底都市?に衝撃を受け、
中学生になってガンダムのスペースコロニーに憧れを持ち、
大学生にアキラやブレードランナーの工場的な未来図に感化されていきました。
良いか悪いかは別にして、現実的なイメージが未来を支配し始めたような感じです。
正直、明るい未来に見えませんね。
最近の映画やアニメに描かれる未来都市はますます複雑怪奇になるか、
異様なほど現実感を帯び、現実感を喪失したバーチャルな風景だったりします。
丸・三角・四角では現せない未来は、果たして良いのか。
今の子供たちにとって未来はどんな風に現されるのか、なんだか気になります。

お年玉:年賀状コンテスト

改めて、
明けましておめでとうございます。

本日より、平常通りの営業です。
と言っても、実はヘロヘロしています。
先週末に伊勢参りの写真をアップしたりして、何やら元気そうなフリをしていましたが、
3日より丸2日間は風邪をこじらせ完璧にダウンしていました。
ヨメさんの実家の新年会にも行けずじまい、否応無しの寝正月。
元から腹の弱い軟弱な体質でしたが、これでもか!と思える下痢に見回れ、もうクラクラ。
ココまで動けなくなってしまったのは、一体何年振りでしょう。
3日目ぐらいからは、ナントカ食欲も戻り、普通に食事はするのですが素通り状態。
なんとも力が入らない。舌がまわらない。頭もスローモーションです。

と、書きながら、昨日は心斎橋に繰り出しました。
目ざといヨメさんの計らいで、アップルストアで開催られた年賀状コンテストに参加。
データを持ってイザ。(元旦の記事参照
参加者総勢、、、、、20名。
年末にエントリーしておいたのですが、何とも少人数。こりゃラッキーかも。
うまくいきゃ〜、iPod が手に入る。ルンルンのヌカヨロコビ。
エントリナンバー3で、演台に立ってのプレゼンテーション。
が、先の下痢で、ロレツが全く廻ってない。。。こりゃアカン。
全員のプレゼンが終わると、参加者プラスギャラリーで上位3名づつを投票しました。
講釈流暢なじいちゃんマッカーもいて半ば諦めていたら、ナント3位入賞!?(特別賞だそうです。)
こりゃ、幸先イイ。
ただ頂いた商品は、one to one プログラムの申し込みカード。
マンツーマンで週1時間、親身なストアの店員さんにマックの使い方を教えてもらえる!?
真面目に毎週通えば、一回200円のお得なカードとご説明。
ですが、今更別に。。。お渡しして頂いた店員さんも苦笑い。一緒になって、アハハァ〜。
コレ、どうしましょ。

何はともあれ、ほのぼの系で今年も一からスタートって事ですね。
本年もよろしくお願い申し上げます。

そろそろ年賀状

と、考えるのが今更だが、
昼ご飯ついでに、ようやく年賀状を買いそろえた。

年賀状を買う前に、市役所にある銀行のATMでお金を降ろそうと並んでいると、
なにやらトラブルか、若い奥さんらしい女性がプンプンしている。
どうやらATMの機械の調子がおかしいようだ。
カードか通帳が詰まって出て来ない様子。
行員の人が表に出て来たり裏に入ったり、頭を下げながらソワソワしている。
列に並ぶ人はそれでも止めようとしないから、つい一緒に並んで様子を観ていた。
自分の番が回って来ても、まだ奥さんはプンプンしている。
2台しかない小さい場所だったので、横に立つと殺気を感じる。。。
そんな事を思いながら自分の操作を始めると。。。
え、なんか反応が悪い。
暗唱番号を押えても、ちゃんと読んでくれない。
カードはすでにスルスルっと機械に飲み込まれてしまっているので、今更止められぬ。
どうにか金額入力の画面に移って、画面を押すも、違う金額を表示する。え?。
横からの殺気は変わらず、嫌な気配が漂う。焦ってくる。
ふと見ると、コートの袖が画面に触れているのに気が付いた。もしや?
そんな気合いの入った金額じゃ無いけど、思わず腕まくりしながら画面を押した。
袖が問題だったか分からないままだけど、無事お金は降ろせた。ふ〜。
奥さんの殺気に翻弄されたのか、ホントに機械がおかしかったのか。

夜、年賀状のウラ面アイデアは湧かぬまま、オモテの住所印刷を始めた。
すると次に調子が悪いのはプリンタ。30枚ぐらい行ったところで、紙送りができない。
え〜、待ってよ〜。思わずプリンタに声を掛けてしまう。
アレコレしても調子が戻らないので、別なプリンタに切り替え、ともかく終了。
予測の時間は遥かに越えるし、2枚を無駄にしてしまった。
調子の悪くなったプリンタは、ナンダカンダもう結構な年には違いない。
メーカーに一度修理に出した経緯があるので、そろそろ寿命の雰囲気を醸し出していた。
そう言えば、携帯電話の電池もそろそろ寿命っぽく、充電が切れるのが早くなって来ている。
年末になるとこういうトラブルって多い気がするのだけど、
今年も残す所、後5日。
スッキリ片付け、歳を越したいものです。

カキノイエ:足場が外れる,足場撤去

年末だから?

今日は朝から、思わぬ場面に遭遇した。
携帯でヨメさんにメールを打ちながら歩いていたら、
前方から「ドロボ〜〜〜〜ッ、ドロボ〜〜〜〜ッ」と連発して聞こえてくる。
そしてバイクの走り去る音。
思わず顔を上げると、自転車にまたがったまま立ちつくす女性が先に見えた。
「ドロボー!」どうする事も出来ず、呆然とした様子。
自転車にまたがったまま仁王立ちになっていた。
女性の横に、携帯で110番だろうか、あわてて電話を始める男性がそばにもいる。
肝心な場面を見逃したから想像でしかないが、
自転車のカゴに入れていた荷物を、バイクの人間にひったくられたらしい。
その物騒な出来事は、事務所の目と鼻の先で起きた。
新聞やニュースで報道されるような事件が、決してひと事で無くなって来ている。
年末だから?オチオチしてられない。

そんな事も忘れて夕方。
図面を見ながら、あ〜なんかちゃうとブツブツ思っているところに、
NTTの販売会社から営業電話。
フレッツ光のほうがADSLより安いです。今なら工事代金が無料です。
ここで了解頂ければ、直ぐに手続きできますよ。
いまいち聞き取りにくい鼻に掛かったトークで、人に考えるスキを与えない。
前にも、どこぞの電話会社からしつこいセールスに頭に来たが、
NTTとて、やる事はちっとも変わらない。
どうして、電話の料金体系ってこんなにも分かりづらいのだろう。
スッカリ頭から離れている事を、急に言われても直ぐに理解できるほど回転が良くない。
今度にして、と切りかけたが、今より500円ほど安くなる筈です。という言葉に、
うっかり反応してしまったから、しくじった。小市民。
取りあえずなんか資料送って、と電話を切ったが、ホントに安くなるのだろうか?
直ぐに送られて来たファックスの内容と、事務所の電話料金をついつい見比べる。
ますます混乱してくる。仕事も手につかない。
結局のところ、
変えた直後はほとんど変わらずで光が使えるけど、1年後の割引が終われば逆転するように思える。
今の状況にスゴく不満があればともかく、今のところ、やっぱり変える事無かろう。
そう思えるまで、そこそこ時間が経ってしまった。
う〜ん、時間をひったくっれた気分だ。
年末だから?オチオチしてられない。

築80年

GARASU

築80年経った住宅にお邪魔した。
古い佇まいに、なんとも言えぬ懐かしい感じがする。
今の時代に不便なことは多いと思うが、大事に使われてきた様子に、
家族がその家を愛しながら生活をしてきた気配がある。
家人が増えるにつれ増築もしているので、思わぬところに階段があったり、
隠れ部屋と楽しげに言えてしまう、離れもある。
ちょっとした迷路のよう。
小さな中庭に面した吐き出し窓にはまる波打つ型ガラスは、建設当初からのものだそうだ。
薄いガラスが一枚も割れずに残っていた。
飼い猫の通り道に一年通して半開きにしているそうだから、
やさしい家族にとって、その廊下は季節感満点かもしれない。
利便性や実用性からは対極な様子だけど、家と家族の繋がりを感じる。
改めて住まいとは何だろうと考えさせられた。

申し訳ありません。写真は事務所の玄関引き戸です。
当事務所もそれなりに季節感満点?です。

星の数ほど

整理ゴトなんてついついエラそうに書いてしまったが、
日曜日は家の掃除を始めたら、なつかしい物が出て来たりして整理がつかない。
何をやっているやら。
ムリヤリ掃除を終わらせ、本屋に行って「アニメーションノート」と言う目当ての雑誌を購入。
昨年末に観た映画「鉄コン筋クリート」のメイキングが載っているのだ。
本を開きながらあまりのスゴさにまたまたタメ息。
帰って整理ゴトの前に一息、と思ってデザイン系のブログを巡っていると、
コレまたスゴいサイトが紹介されていた。
まずはコチラ。(注)お仕事中の方は、休憩時間までガマンしてください。
NOTENKI @ .Pictaps
もう一つ、気がついた方もすでにいらっしゃると思いますが、
このブログのサイドバーに貼ってみた【まる。てん.てん・=ほし★】というブログツール。
「【まる。てん.てん・】する」のところをクリックして、しばらく待ってみてください。
あ〜なんて、ロマンチック。
世の中、なんでこんなスゴい事を出来る人が星の数ほどいるのだろうか。

http://roxik.com/pictaps/viewer.swf

静かな事務所で

やはり予定の通りには行かず、今日も年賀状してました。無念。
今年の年賀状はデザインを誤った。
赤色メインに作ったら、プリンタがインク残量あとわずかと点滅を始めている。
間で入れ替えたのだから、ほとんど一本使い切ってしまった。
5色一体タイプだから、青や緑はほとんど使わずまま捨てないとイケナイ。
う〜ん。もったいないな〜。
その分楽しんでもらえたら、ヨシとしよう。
だから、楽しんで下さい。(お仕着せがましいですね。。。)
とは言え、なんとか終えてヤレヤレです。
ガンタンに届かないかもしれませんが、ごヨウシャください。
昨日は、大掃除も終えて、忘年会すませて、この一年の区切りとなりました。
今年は物件数が例年以上に多く、振り返ると駆け足の様でした。
それだけ、いろんな出会いがあり、いろんな事があり、いろんな経験になりました。
静かになった事務所で、年賀状に一言添えつつ思い出します。
一人でニヤニヤしたり、納得したり、懐かしくなったり、ため息ついたり。。。
書面には素っ気ない挨拶しかなく、申し訳ないばかりです。
気分の整理はそうしながらも、机の上は未整理のまま。乱雑な状態にため息です。
今年最後のハズだから、もう少しきれいにして帰ろう。
来年のスタートが気持ちよく出来るように。

よいお年をお迎えください。

明々々々々後日は。。。

今年はいつまで?とよく聞かれますが、29日の予定です。
ちなみに、年明けは6日スタートの予定です。(すぐ連休ですが。。。)
が、年の内にやりきれなかった諸々を、きっとこの間もコソコソやっているに違いありません。(泣)
年賀状書きやら恒例の行事など、指折り数えるとため息が。。。
今日はいつもよりも素早く?不要なカタログ類をゴミ処理場へ運び込みました。
なので、心無しか普段よりスッキリしています。
日頃もっと片付けて、きっちりゴミの日に出せば良いのでしょうが、
始業時間さえ守れない所長を筆頭に、早朝のゴミ出しはなかなか出来ません。
意思の弱さがあからさまです。(泣)
それはそれとして、多少なりとも片付いた事務所を眺めながら、年の瀬を感じます。
明日は、久しぶりの岡山へ小旅行?
明後日は年賀状!
明々後日は大掃除に、今年締めくくりの忘年会。
明々々後日は。。。
明々々々後日は。。。
頭の片隅には諸々気になる事がウロウロ蠢きますが、スッキリ年明けを迎えたいもの、です。

お正月 2006 〜仕事はじめに〜

INOSHISHI

 あけましておめでとうございます

今年は家族と湯の花温泉で年末年始を迎えました。
丹波が近いので写真はイノシシの石像。戌では無く申し訳ありません。
例年と違い、温泉につかって、たらふく食って、のんびり過ごせたのは良いのですが、
実は家の大掃除もままならずで、去年のホコリをさっぱりと洗い流せぬまま。
荷物をかかえて年越してしまった感じです。
それでも清々しい新年を迎えてしまいました。
みなさんの初夢はどんなだったでしょう。
私は全く憶えていません。。。
本年もよろしくお願いいたします。

起承転結

全てではないにしても、映画や小説や音楽の定番の形をイメージすれば、
おおよそのものは「起承転結」に集約出来るのではないかと思うのですが、
昨日はイタリア料理のコースを食しながら、
コレも同じと勝手に感慨深く納得していました。
小説や歌詞のある音楽は直接的に言葉で理解できるものですが、
歌詞の無いクラッシックの楽曲でもそうしたストーリーの浮き沈みを
メロディやリズムの中に感じるものです。
食の芸術と言った言葉もあるでしょうが、料理と言うのは、
散文や美術や音楽とはあきらかにフィールドの違う何かがあります。
それを言葉にする語彙を持ち合わせませんが、
昨日の食事に「起承転結」を強く感じたことが、とても新鮮に思えたのです。
もちろんそれだけシェフの料理がおいしかった訳ですが、
いままで食事をして「起承転結」と言った言葉につながった事はありません。
そこに間違いなく味覚のリズム感やメロディーがあった訳です。
一枚一枚の丁寧な盛りつけも、もちろん視覚に訴えかけますが、
むしろそれは映画に添えられたBGMなのかもしれません。
ただその結末は、スタッフの冷たい視線かもしれませんが。

日々鍛錬

今日も機会があって、クラッシックのコンサートに行きました。
正直こんなにクラッシックを続けて聞いた事はありません。
ベートーヴェンオーケストラ・ボンというドイツの楽団でした。
曲目は楽団の名前そのまま、ベートーヴェン作曲の
ピアノ、ヴァイオリン、チェロの協奏曲と交響曲「田園」の2作品。
普段聞き慣れている訳では無いので、うまく表現できませんが、
なんとなく派手な感じがしました。

ところで、音楽家は毎日朝から晩まで練習しているという話をよく聞くものです。
美術家もそうですが、スポーツ選手でもそうした話はよくあります。
はて建築家は?
いまひとつ練習というニュアンスがピンときません。
トレペに鉛筆で図面を描いていた時代はともかく、
学生でさえ毎日線をひく練習というのも今どき聞く事はありません。
スケッチやパースがうまいから建築家になれるものでもありません。
試験に合格して建築士になれても建築家になれるものでもありません。
建築家になるための練習ってナニ?
時たま学生なんかに、自分に答えがある訳でも無く、意地悪に質問してみたりします。
答えは人それぞれ自分で見つけるしかないのでしょうね。
難問です。

趣味と実益

ところで、先日買った画集というのは、
大友克洋の映画「スチームボーイ」の背景美術の画集です。
ページをめくるたびにため息がでそうな描き込みの絵が続きます。
ホントスゴイです。1万円は安かった。かも。
こういう商売をしていると、趣味と実益がどうも曖昧になる。
自分だけなのか。。。どうか。
試料収集とこじつけ、趣味の本に手を出してしまう。
サンプルをメーカーから取り寄せるにも、
必要に無いものまで目が向き、ガラクタを溜めてしまう。
それが楽しいからやっているんかもしれませんが、
まとまりの無い所長に、スタッフは呆れているかもしれません。