年末最後にプリンタの調子が。。。

掃除や忘年会やら年末行事を無事済ませ、残るは年賀状。と思いきや、プリンタが調子を崩した。幾度となくクリーニングを繰り返して、ようやく印刷を始めたのは窓の外が暗くなってから。最後の最後でやられた感じです。ギコギコ言いながら動くプリンタを横に今年最後のブログ更新。(今年はすっかりサボってばかりでした。。。)

今年の夏に事務所の引越し。マック本体もプリンタももちろんそのままの持込み、これまで乱暴な使用にも耐え随分頑張ってくれたものの、流石に今の時流には「ひと昔」の感が否めません。時たま叫ぶ怪奇音に、買い替えの時期が迫り来る気がしてしまいます。来年はいろいろ出費を覚悟しないとイケナイのかな。しかし目を移せば、移った古屋の新事務所には懐かしさを漂わせる建具があります。もちろん立て付けは狂って隙間も見えますが、こちらはまだまだ現役である事を誇示し、なんとも落ち着きさえ感じます。

入れ替わり、立ち替わり、住まいや暮らしの中に新旧が混在するのは当たり前ですが、考えてみれば不思議な感じもしますね。古い町家のなかに大きな液晶テレビ。似つかわしく無いと思えば似つかわしく無いし、当たり前と思えば当たり前にもなります。許容量に差はあるとしても人の感覚とは随分いい加減なものです。それだからこそ面白く思えるのですが。

今年もあと僅か。よい年をお過ごしください。

サントリーミュージアムとペンギンパレード

大阪南港のサントリーミュージアムが今月26日で休館となります。それでもってヨメさんから終わる前に行こうよと言う事で、久しぶりに天保山まで行ってきました。
僕的には、新聞で紹介されていた「ペンギンパレード」が見れないかなと秘かな思いで向かったところ、バッチリなタイミング。ミュージアムに行く前から十分満足してしまいました。ヨタヨタ歩く不思議な物体をこんなに間近に見たのは始めてです。ウェットスーツに身を固めた小人が入ってるのかと思える不思議さ。ツヤツヤしている肌(羽根?毛並み?ナンテ言えば良いのかな。。。)は、触りたくなるほどとっても奇麗でした。

満足してしまった後、開催されているポスター展を見てまわりました。夕暮れの堤防で写真を撮ってる人たちを俯瞰で見ていると、ペンギンに見えてきました。ところで施設は大阪に寄贈されるそうですが、このご時世でどうなるのでしょう。

帰りに大阪水道局が販売している水「なにわ育ちのおいしい水 ほんまや “Honmaya!”」を見つけました。こちらはピンクのペンギンが並んだみたいです。久しぶりに歩き回りこの時すでにクタクタで、足元がヨタヨタのペンギンになってたのはまさしく自分でしたが。

映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」とふたご座

先日「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を映画館へヨメさんと観に行きました。
ネットの映画ガイドで見ても評判悪く無い様なので懐かしさと興味に負けて行ってしまった訳ですが、個人的には惨敗です。完璧に滅亡しました。木村拓哉の古代進は許せても、黒木メイサの森雪は◯◯◯ハウスのままで全く魅力を感じない、放映当初にドキドキしながら見ていたモリユキファンとしては解せぬ感じです。映画作品としても一体ドコを向いてるのか、なんだか波動砲をむやみやたらに振り回しているだけのような感が否めません。力強さもロマンもない。監督は「宇宙戦艦ヤマト」のエンディングを聞いていなかったのか!と言いたい気分です。その他、観た翌日にヨメさんにアレコレ文句を聞いてもらったので、こんなところで。

昨夜は「ふたご座流星群」を家の前でヨメさんと一緒になって見上げていました。
はじめ寒さに怖じ気づいていたヨメさんを置いたまま一人眺めていました。やっぱりさミィな〜、思う様には見つけられず諦めかけたところ、目の片隅で一筋のヒカリ。見えた見えた家に戻ると、えっホンマ?とヨメさんが腰を上げ、そのまま30分ほど夜中の近所に星空の見やすい場所を探しながら怪しい二人組の影がウロウロ。それぞれ三つずつ見つけたところで満足して退散。肩が凝る割にストーリーの盛り上がりは全くありませんが、間違いなくロマンはありました。

Observations on Japanese Architects

Observations on Japanese Architects

去年の事ですが、アルゼンチンの美術館の学芸員さん(たぶん)から「NU 」を日本の建築を紹介する展覧会に出品して欲しいと一通のメールが来ました。その後、翻訳サイトを駆使しながら数度のメールのやり取りをしてデータを送るところまでしたのですが、その後のやり取りがないまま、気がついたら終わっていました。しばらくしてもう一度、アトランタで巡回展をやるからOKしてくれるか?のメール。もちろんOKしていたのですが、これもまた気がついたら終わっていました(笑)。

ほんまに展示してもらえてたんやろか?と半信半疑のままに、ほったらかしにしていた自分も悪い訳ですが。たまたまネットで確認してみたら、おやおやちゃんとビデオにもしてもらえてる。ではありませんか。海外の方に、なんだかそれなりに評価してもらえたようで、素直に喜んでいます。

埋もれてしまう前に、ココで改めてご案内です。そう言えば今年の始めはこれがあってのコトなのか、何度か海外からの電話がありました。まったく英語がダメなものだからただオロオロするばかり、国際的になる機会をすっかり失ったかも。まずは駅前留学の必要がありそうです。

送った画像データを編集していただいた動画はコチラで見ることができます。スタートして五分後ぐらいでしょうか。

Observations on Japanese Architecture on Vimeo

元々のアルゼンチンのサイトとアトランタのサイトははコチラ。

SDA MARQ - Antípodas - arquitectura japonesa desde miradas argentinasAntípodas: arquitectura japonesa desde miradas argentinas : Sociedad Central de Arquitectos

screenshot - MODA Past ExhibitionsMuseum Of Design Atlanta(過去の展覧会)

HABITA:三澤 千代治氏に会いました。

「HABITA」という200年住宅をご存知の方は多いと思います。

今日、そのHABITAを企画するMISAWA・internationalの三澤 千代治社長(ミサワホーム創業者)に会いました。と書くとなんやエラい人とおおてんな〜ですが、なにかのメールマガジンに案内されていたHABITAの懇談会なるものに興味本位で参加してみたのです。このところ長期優良住宅とか200年住宅とか、実のところ実体が分るような分からない制度がありますが、その先導役として活動されている事を始めて知りました。

大勢の参加者の一人だろうと思いきや、会場に行ってみたらホテルの小部屋。7〜8人程の少数の参加者しかおらず、HABITAと事業提携への参加呼びかけが会の主旨であっただけに、なんだか場違いなところに来てしまった感じです。2時間の懇談会の間ほとんど三澤社長さんはHABITA創設の思いや理念を語られました。事業としてのあり方に個人の設計事務所と異なものを思う所はいろいろありましたが、お話には先導者としての強い意思が感じられます。ただ一番興味である設計としての具体的な所まで伺える時間が無かったのは、本音のところ残念な感じでした。(と言うか、そういう会では無かった訳ですが。。。)
しかし、70歳を過ぎた住宅メーカーの創業者に直に会えた機会は、若輩設計者の経験としては良かったかもしれません。(サイン本までいただいた。。。)

実はミサワホームは僕が建築に興味を持つきっかけのひとつになっています。正確には建築のケの字も知らないデザイン学科の学生時に、ミサワホームが主催していたコンペに無謀に出したら佳作になってしまった。これがひとつ引き金になってしまったのは間違いありません。そんな事もありミサワホームの名前が気に掛かり、今回の参加をした訳です。

それはそれとして「HABITA」という200年住宅は、これからの住まいのひとつのモデルになると素直に思っています。良いか悪いかは別とし、個人の設計者では成し得ない住宅産業のあり方を感じる良い機会となりました。

新人H「ソケリッサ!!!」全知全能!

このところの忙殺状態から逃避して、ダンス公演を観に行きました。現場帰りに買った「ビッグイシュー」に挟んであったチラシに目が行き、そこにうさん臭そうなオジさん達が夜中の路地に立つ怪しげな写真はもとより、紹介文の路上生活体験者の肉体表現なる文面に、ついつい興味が湧いたからです。

新人H 舞台公演第三弾「ソケリッサ !!!」全知全能!」正直、分るような分らないようなタイトル。観た公演も分るような分らないような、何とも不思議な感じがしました。研ぎすまされた肉体が弾む様に飛び跳ねる、訳ではもちろんありません。公演最後の自己紹介の中では齢七〇と言うおじいさんが、まさに7人構成されたダンサーの一人です。思うがままに任せ、まとまりがあるようなないような一連の表現ですが、一生懸命に演じるオジさん達の姿がいつしか愛おしくも思え、少々感動いたしました。

少しばかり勇気をもらえた気がします。次回公演がちょっと楽しみ。

完了検査が無事終わり、完成間近

進行状況の様子はスタッフに任せていた木造3階建ての「玉川I邸」が、ようやく完成間近となりました。大阪市街、古い家屋も建ち並んで下町風情の残る路地の一角に、要塞のごとく異彩を放って立ちすくんでいます。最後の最後まで足場が取れずにいたので、僕自身はじめて全容を見たばかり。施主さんが、悩みに悩んで張ったサイディングがなかなかイカツく良い感じです。

本日は完了検査が無事終了。と言っても、来週早々の引越までまだまだ仕事が残っている様子に、正直気を揉みながら現場を見て回りました。現場とスタッフにもうヒト踏ん張りてもらうしかないのですが。。。

ピカソTシャツ

ようやく暑さが引いて涼しさがでてきたところで、Tシャツの紹介はなんですが。やはり紹介しない訳にはいきません。

ピカソくんTシャツが 創作菓子工房 Simarisu さんから引越の祝いにと届きました。うほほ。

お店のスタッフ用にと作られたそうですが、長T秋バージョンも作るそうだとか。お客さんからの評判も上々なご連絡に、気分は上々です。

雑誌 LiVES に掲載されました。

八月の中頃にモシャモシャ屋上庭園の雑誌取材をしていただいた「LiVES(ライヴズ)」が発売されました。完成から3年半経ってからの掲載に、編集のSさんから載せたかったのですと頂いたお言葉に、ちょっと感慨深げです。しかし、その年月があってこそ、施主さんが設計当初からイメージしていたラピュタな様子がとてもよく分かります。

時間が経つ程に、味がでるような建物。設計者として、そうであって欲しいと願い試行錯誤し設計を進める訳ですが、実際にそうなるかならないかは、正直住まいされる施主さん頼りと言ってしまって過言ではないでしょう。責任放棄と怒られそうですね。subako に久しぶりに伺った際、アプローチ沿いの外壁にドラえもんがなんともアートな感じに落書きされ、それを消す事をためらう施主さんと語って、間違いなく味が出る確信ができた事がホントに嬉しいのひと言に尽きます。

「良い家ってなんだろう。」特集のテーマは、素朴な疑問ですが、やさしい言葉だから答えるのはムズカシイ。改めて責任放棄に怒られそうですが、それを設計者に求めるのは無理な注文です。



植木鉢にきのこ

引越祝いでもらった観葉植物の植木鉢に、丸いキノコが生えているのを昨晩見つけた。今朝観てみると、丸いキノコだと思っていたのが傘が開いていた。夕方には、すっかり萎んで枯れて?いた。スタッフに話すと気味悪がられた。原色っぽいまさしく毒キノコならまだしも、ほんの一瞬顔を出したせいぜい2〜3センチのキノコには気の毒な話である。

そう言えば、43号線沿いえべっさんの境内外周の緑地に、それこそ10センチもあろうかというキノコが雨降りの後に顔をだすのを思い出した。ついでに、解体前の閉め切った部屋のタタミにびっしりキノコが生えていた話を、とある施主さんから聞いたのも思い出した。

今回のちびキノコは2〜3日続けて鉢に水をやっていたからだろうか。どんな条件で出て来たのか。正直分らないが、生命のナゾはこんな身近にもあるのだ。

束芋:断面の世代

昨日はヨメさんの誘いもあって、現代美術家・束芋さんの展覧会(最終日)に足を運びました。断面が平面に、立面が平面に、透視が平面に落されながら、現代の時間や空間をアニメーションを駆使しながら毒気を持って表現されています。切り口は違いますがどことなく建築にも共通しそうな感じです。単純に観て面白かったです。

ところで、行こうかどうしようか迷っていいた時に読んだ、ウィッキペディアに載っていた束芋さんのプロフィールに勇気づけられる気がしたのは、僕だけだろうか。。。

ようやく完成間近?でもないか。

久しぶりに、お仕事の様子です。仕事してない?と思われたら大変なので。イチオウそれなりに動いています。。。

クライアントさんとウダウダ?やっていた極小敷地の塔のような建物が、ようやく姿を現しました。向こうに見える自動車と比較しても、敷地の小ささが分ります。なんと立派になったことか。でもまだ中身がもっしばらく掛かりそうな様子です。諸事情に過ぎず、別にスゴい事はナニもやってません。ご期待は無い様に。

とは言え、小さいだけで充分に面白いです。こんなトコロでも出来るんですね〜、と監督さん。使い始めてからのヒトの方が、ケンチクよりも面白いことは間違い無さそうです。

古い住まいを拝見して。

昨日は、しばらく先ですが解体を予定している既存のお宅へ、改築予定の敷地確認のつもりで行ったのですが、そのお宅の余りの迫力に目的を忘れほとんど見学状態となり、感動を受けてしまいました。

この古い住まいは亡くなられた建築好きのおじいさんが素人ながらに増改築を繰り返し、部屋内にも古い外壁が残ったままに内外渾然一体となった、かなり不思議な造りに変貌した2階建ての木造住宅です。決して使いやすいと言いづらい箇所が随所にあります。人の住んでいる息づかいがそのままに感じる古い住まいです。それをうまく言葉にする事が未だ出来ないでいます。
その日にヨメさんに説明を試み、今日もスタッフに説明を試みるのですが、どうもうまく出来ません。僕が興奮して伝えようとしていることは感じてもらえるのですが、よ〜分らんと首を傾げられる始末です。
そこで見た複雑に入り組んだプランや、思いも寄らぬ仕掛けを伝えても、それが本来興奮の原因では無く、亡くなったおじいさんがきっと愛したに違いないこの建物のそこかしこから醸し出す空気にすっかり飲み込まれたことが伝えたいのですが、どう言って良いのか全く分りません。

時代を経たからこそ出る迫力なのかもしれませんが、この空気が自分の設計する住まいに引き寄せることが出来ないのか。奇麗なだけでは決して得られないこの感動をどうすれば設計に生かせるのだろうと、考え始めています。ただしそれは小手先で出来るものでない事だけは間違いありません。

ピカソくっきー

こちらも、はよ紹介せねば旬が過ぎる〜、と思いつつ。以前にキャラクターを作らせていただいた創作菓子工房 Simarisu さんから、八月の初めにうれしいお便りがありました。

毎日猛烈に暑い日が続いていますが
お元気ですか?
Simarisuは8月に入り夏眠中ですZZZZZ・・・(笑)
長期夏休みに入っております。
今日は少しご報告というかうれしがりの
私から画像のプレゼントです(^^)
ピカソはお陰様で皆さまからいつも「かわいい〜〜っ」
とご好評いただいているのですが
先日ケーキのご注文で
「うちの子(中学生です)がシマリスくんがすごくお気に入りなので
是非あのキャラクターでケーキを作ってほしい」とのご依頼があり
お作りしました!
なかなか可愛くできたと思うのですがいかがでしょうか?!
お忙しい中 失礼しました。
ではではこの暑さですのでお身体どうぞご自愛下さいませ。

自画自賛でありますが、クッキーになったピカソくんはナントかわいいではありませんか。シマリスさんのホームページに行くと、また違ったピカソくんクッキーに出会えます。
いやいや、実物に会いに行かんといけませんね。

モシャモシャ屋上庭園の雑誌取材

引越からしばらく、暑さと仕事に正直バテバテ状態です。書こう書こうと思いながら、完全に停滞です。今もなお目はクルクル廻っていますが、このままではヤバいと思ってひと踏ん張り。事務所はだいぶ片付いて落ち着いてきましたが、まだ封を開けていない荷物も転がっています。何処に何があるのや、探しまわりながら、現場でもウロウロ、事務所でもウロウロ。

8月の始め、久しぶりに「 LiVES(ライヴズ)」さんの取材を受けました。完成してからもう随分経ちますが、編集のSさんから「subako 」取材希望の連絡がありこのたび実現しました。施主さんには急なお願いに関わらずご快諾いただけ、とても感謝です。久しぶりに訪れた夏っぽい屋上庭園に唖然としておりましたが、楽しそうな家族の風景に和んでしまいました。
暑い最中に無事終了しひと安心。みなさま本当にありがとうございます。

掲載誌は、9月15日頃に発売されるそうです。校正の原稿が先日にはメールで送られてきました。とっても素敵に紹介されています。楽しみ楽しみ。

8月なる前に。。。

後数時間で8月に突入してしまいますが、その前に。

まずは、新事務所引越をなんとか無事に終えました。と言っても、まだホンやらガラクタやら山積みなまま。片付けようにもこの暑さに頭が回らず、引越のドタバタですっかりお仕事はキリキマイで手が回らずで、どうする事もできずまま、です。引越のご連絡も全く手つかず、焦るばかり。
それにしても今回の引越では、ホンマにようけゴミが出ました。事業仕分けならぬゴミ仕分けの毎日にテンヤワンヤでした。工務店さんのご厚意で、現場にゴミ捨て場に産業廃棄物(クロスのカタログやら、フローリングのサンプルやら)を幾度となく運んで、イッタイこれらは旧事務所のどこにあったのやら。出るわ出るわのサンプルの中には10年前の物件の物まで。ついつい思い出に浸ったり。。。そりゃ〜たまりますわ。

その上、明日から2日程お休み頂いて岡山の犬島まで「維新派」公演を観に行きます。帰ってからのスケジュールはしっかり詰まって、骨休みどころか落ち着かない旅行となりそうですが、ご報告は後ほど。

明日からまた暑さが増しそうです。夏休み旅行には申し分ないかもしれませんが、帰ってすぐに仕事モードに戻れるか不安になってきました。皆様、お身体にはお気をつけ下さい。

悩みの痕跡

なにやらタイトルは仰々しいが、引越ネタで今日も失礼する。
自分の机に組んでいたエレクターの棚を先日除けてみたら、ヤニまみれの壁が出現した。しかもエレクターの棚のワイヤー跡がはっきりと分るではないか!机の隅に置いたマックの ファンの気流が成した技であろうか。あまりに芸術的にあぶり出された壁画にちょっと感動してしまった。顧みれば結構恐ろしいコトとも言えるのだけど、エレクターを組んでからおそらく6〜7年は経っている筈だから、これはその間の「悩みの痕跡」と言える。
こんな事を書いていては「おかしな人」に思われそうだけど、現在ちょっとばかり「引越ハイ」になっているのでこの場限りでお許しください。

引越は、気が遠くなりそうです。

基本設計もやらないといけない、実施図面も描かないといけない、と分っていても引越が近づいてきました。一気にやろうと思っても、移った先で間違いないくエラい事になるに違いなく、場所も決まってようやく片付け&持ち運びを始めたところです。

今日も朝からゴミ焼却所に2回通い、330kgにもなったゴミを捨ててきました。いやいや、ゴミ屋敷だった訳でなく、少しでも身軽にするために後でも揃えられるカタログをどっさり捨てて来たところです。帰って来てから、こんどは書籍の整理を始めました。本棚とはエラいものです。なんとなく納まっていた本をビニール袋に入れながら、平積み始めるとあるわあるわ。どこにあったのでしょうか。写真に写っているのでも半分にも満たない感じです。やりはじめて恐ろしさに気づきました。あ〜本当に気が遠くなりそうです。

家族をつなぐ女性家具職人〜potitek

subako」のダイニングチェアを作られた木工房の「potitek」さんが、テレビで紹介されると、施主さんから教えて頂きました。明日朝なのですが、このエントリーをご覧なられた方は是非に。

LIFE~夢のカタチ~

2010年7月12日追記

自分でお知らせしておきながらシッカリ見逃してしまった。恥ずかしながら「potitek」の戸田さんに録画したDVDを送って頂いて昨日ようやく拝見した。
観てビックリ。スバコの施主さんから依頼を受けたダイニングチャアとベビーチェアを納品するまでの、一部始終を事細かに紹介されていた。戸田さんの仕事の様子もさることながら、スバコもすっかりと施主さんの色に染まりながら家族の団らんまで映しだされていた。自分のことのようで嬉しくなってくる。
子供の成長に併せて使えるベビーチェア(小学低学年ぐらいまで使えるように工夫されている)、役目を終えても家族の歴史、次の世代まで使ってもらえるようにと願う戸田さんの姿勢もとても素晴らしい。
自分にとっても良い記念となる番組でした。

新事務所、ネット環境危うし。

おもわずつぶやいてしまったが、本日取り交わし中の新事務所の賃貸契約が無事終了してやれやれと思っているところに、この間ネットから申し込んだNTTから、次の場所に光ケーブルの敷設がまだされてないと連絡が来た。工事まで、ひと月半からふた月掛かると言われてしまって、目の前に暗雲が立ち込めた。ネットからの引越キャンペーンに申し込んだ矢先である。もちろん開通エリアであることは確かめていたから、思いも寄らない事態に今オロオロしている。
電話口の向こうでお姉さんがさも当たり前のように、お応え出来ません。と言われる中、ちょっとでも工事を早くしてよと懇願する。コッチは仕事で使ってるのだから頼んますよ〜と言っても、手慣れた具合に受け流され取り付く島もない。

という事で取り急ぎ、新事務所に移ったらしばらくメールが受け取れません。お急ぎの方は電話かFAXでご連絡ください。とお伝えしておきます。新事務所への移行は7月20日の予定。今の事務所は7月末までは使えるから、最悪その間はここでメールぐらいは受け取れる。しかし、その後に伸びると、現時点見通しがつかない。工事が少しでも早まることを祈るばかり。梅雨になって、きっとこうした工事も伸び気味なんだろうな〜。がっくし。

しかし、駅から離れてはいても幹線道路も近く数件隣りには銀行がある次の場所で、こんな事になるとは。ブロードバンド時代なんてのは、まだまだ先の事のように思えて来た。

ファンタスティック・プラネットとアウトレイジ

この間の日曜日は、夕方に nomade kino 主催のちょっと古いフランスのSFアニメ映画を観てギャラクシーカレーなるものを食べ、晩には以前に映画館の上映不備で手に入れたタダ券使って北野武のやくざ映画を観に行きました。

SFアニメ映画「ファンタスティック・プラネット」は、その筋では結構有名な作品。何時の未来か、家畜化された地球人が得たいのしれない宇宙人に支配されているのだけど、反乱して自由を取り戻す的な内容。時代を感じる映像だけど、SF映画や漫画やアニメには多大な影響を及ぼしただけあって、その設定もしかり美術・音楽と色んなところで現代の作品にも通じるものがあり、原点となるオリジナルを観ているような気さえします。

北野映画「アウトレイジ」は、好きな役者揃いだからとヨメさんのセレクトで行きましたが、コチラはコチラで悪者映画の寄せ集めというか、悪い奴をいっぱい並べてみました的な内容。ひとつひとつの悪者ストーリーに敢て新しさは感じないのですが、ジャンルこそ違えどコチラもまた原点となるオリジナルを観ているような気さえします。しかし、奇妙なほど日常に見える映像の中で悪さ怖さから滲み出る(ある種醜い)笑いは、ビートたけし本領そのものかもしれません。

まったく違う映画を観て同じ様なことを感じたのですが、どの時代でもオリジナルを作り出すのは実はあり得ないことだと思うし、あらゆる表現は繰り返しの中で洗練されていくのだな〜。それが悪いのでは無く、むしろそうした中で人は感性を研ぎすませ、表現を膨らませることが出来るのだと。しかも留まる事を知らず、いつまでも続いて行く事がスゴいのかも。大も小も継続は力なり、です。

この夏は大阪の劇団・維新派の公演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」を観に、犬島に行こうかと目論んでいます。維新派鑑賞は20年を越えますが何故続けていくのだろうか? それを思えば、継続は力なり、を地で行くような劇団に力をもらえている気がするからかもしれません。特設サイトに掲載されている舞台模型観て、これは行きたいぞ、と思いました。講釈ともかく、楽しみ楽しみ。

期待と不安の事務所移転。あとひと月ほどとなりました。

事務所の移転先がほぼ決まりました。大家さんが遠方なので郵送での契約の取り交わし中です。次の場所も、今と同じ西宮。最寄り駅に同じ阪神電車西宮駅ですが、現事務所よりも1.5倍くらい離れているので、電車ではちょっと不便になってしまいました。現事務所は立地も良く、いろんな意味で使いやすかっただけに、それと比較するとなかなか思う様には見つかりません。

なんとか決まったは良いですが、今更ながら惜しくなっています。事務所そのものももちろんですが、自宅までの距離感やちょっと離れた駐車場の距離感さえも、自分にとって丁度よい気分転換スイッチと言った時間の流れを作ってくれた環境だと、今日も見慣れた風景の中を歩きながら考えていました。

次の場所は今よりもひと回りコンパクトですが、ちょっと懐かしささえ漂う場所です。ご紹介するのは奇麗に納まってからとして、今は、まずそのまま入り切らない荷物をどう片付けるのか?日々ため息をつくしかありません。整理を含めて、7月なかばに移転を完了予定にしています。

そうそう、今日は同じ駐車場をつかっているおじさんに、事務所移転で駐車場も引き払うことを伝えたところです。そんなコミュニケーションができることさえも、移転せざるを得ないことを惜しく思わせます。

屋根と壁に覆われ始めて、焦り始め。

この間、棟が上がったと思ったら、間柱が立ってサッシがはめ込まれ、壁が貼られて、ルーフィングが貼られて板金屋根が貼られて。。。工事がつぎつぎに進行して、かなり今は焦っています。

中間検査を間近に控え、検査が済めば電気屋さんや設備屋さん、断熱工事に取りかかる段取りなので、二人の大工さんが次々に進めてくれています。先日の打合せの時は、朝から夕方まで、ここはどうなるの?あそこはどうなるの?と一日現場をグルグルと廻っていました。現場に行けば、大工さんや業者さんのあれこれ質問責めに会い、答えれば当然その段取りで工事が進められ、こちらは次の事を考えておかないといけなくなってきます。
いくら基本図面で描けていてもやはり紙の上、イザ現場に立つと、こうしたほうがいいのか、ああしたほうがいいのか、迷った末に一に戻ってしまうこともあります。とは言え工事の迷惑になっていては申し訳ないので、先んじて考えておくのが大変。迷いが多いのがなかなか直せません。

ツィートしてみるけど、できるだろうか?

先日、何の脈絡もありませんが、図面の手直しに頭が錯乱してきて息抜きに、気になっていたツイッターに登録してみた。

そのまた先日に、完成して10年経った HOUSE99.99 にメンテナンスの相談で伺った際、デザイナーの施主さんから、庄司さんはツイッターしないのですか?近頃はこれで仕事に繋げている人もいるようだし。。。と言った話の時は、いや〜、こういうのちょっと苦手で。。。とか言っていたのに。あっさりと裏切ってしまった。。。m(_ _ )m

ついでに書けば、施主さんの中にもツイッター始めましたというブログ記事がチラホラ目立ち何となく気になりつついたのは本音で、更に以前のぼそぼそしたブログが良かったのだけど〜といった友人の話も小耳にはさんで、なら、ぼそぼそとつぶやいてみるか〜と思いつき、後の事は考えずやってみる事にしたわけです。

と言いながら、実はこんなに流行る以前から既にテキト〜別なユーザーで登録してました。ただ、たまにマック関連のサイトでツイッターに書き込めば、有料のアプリケーションが無料で手に入るとかあって、積極的なユーザーではありません。で、今度は積極的にできるかと言えば、きっとないかもしれませんが。。。取りあえず、こそこそと世の流れに逆らわず。

そんな事を書きながら、中学か高校時分の試験中、問題に向かってぶつぶつ呟いていたのを友人に怒られた事を思い出しました。つぶやく素質が未だ残っていれば良いのですが。。。

棟上げ

2日間に渡り棟上げが行われました。一日目は土台上から2階の床まで 、二日目は屋根の野地板までの工程です。

一日目は曇り空。時々雨に降られてしまい思う様に進みません。それでも骨組みの半分強が立ち上がりました。前回WAONでもお世話になった棟梁、そして他物件でも顔なじみになった大工さんが手伝いに来てもらっているので、普段よりも安心感があります。

二日目は気温は低く肌寒いですが、晴天に恵まれました。澄んだ青空の中にさらに柱が伸び上がって行きます。ご近所の方も興味津々、立ち止まって棟上げの様子を一緒になって見上げられています。敷地の形状に伴ってスキップした階層は複雑な梁構成を造り、さらに見せ場にしている登り梁が複雑に絡み合っています。
図面で描いている時も分らなくなって行く化粧材の取り合いが、どこまで思っていたように組み上げられるか。見ていたつもりでいてもなかなか見切れず、意図していた状態と違ったところもありました。急遽、棟梁にお願いして部分部分に手を加えてもらったり、複雑な組様に、先生コレはムズカシイで、と厳しい顔つき。

おおよそ組み上がった昼過ぎ、板金屋さんと屋根納まりの打合せを少し。施主さん家族が現場に来られました。2階サンルームからは真向かいの家と家の間から神戸の海がチラッと見えます。さらにハシゴを掛けて吹き抜け途中にある梁に上がれば屋根越しにパノラマで見える神戸の海に大満足。山手中腹の南向きの家ですから、何とか海が見える様にならないだろうか。。。施主さんの希望のひとつを何とかクリアでき、ひと安心です。

大工さんは一日目の進行を取り戻すのに、二日目は遅くまで頑張って頂きました。本当にお疲れさまでした。

型枠撤去〜土台設置

一昨日、水曜日に棟上げが済んだところですが、まずは時系列に棟上げ前までの様子。

基礎打設が済み、しばらくはコンクリートの養生期間。その後ほとんどの型枠が撤去され、地階のコンクリートが現れてきました。棟上げまでの間、地階部分にあたる地中に埋もれるコンクリートの基礎・外壁に塗布防水を施しています。漏水した場合に備えて内部側での排水処理も用意しますが、一次側で食い止めるに越した事はありません。防水を済ませて埋め戻しまでは速やかに終わらせます。工事的にいつまでも、隣地との間に断層のような掘り込みがいつまでもあると不安なものです。

棟上げに備えて足場屋さんが来ていました。たった一人で組み上げていく様子に驚きます。昔の丸太足場から比べれば揺れも少ない鋼管の足場ですが、それでもヒョロヒョロと建つ足場の上を歩く様子に、こちらが怖くなってしまいます。

明日の棟上げを前に、土台の材料が運び込まれ、基礎の上に角材が並んで行きました。ようやく木造っぽさが出てきました。今回の建物は大きな梁も多いので、きっと迫力ある棟上げになるに違いありません。不安もありつつ楽しみです。

よく歩いた連休でした

連休はずっとお天気も良く、友人家族と毎日お出かけ、今日は連休疲れがドッと押し寄せている方も多いでしょうね。私めも遠出はありませんが、久しぶりに連休を堪能いたしました。

日曜日は、大阪の実家で晩飯するを機会に、西宮の自宅から大阪(西淀川)まで阪神電車の道沿いおおよそ13キロを歩いてみました。途中でたこ焼きや柏餅を頬張りだらだらと寄り道しつつですが、普段まっとうに歩かない軟弱な身にはなんだかんだとこたえました。お昼から歩きはじめちょうど夕方に着き、おいしく晩ご飯が食べられた次第です。

月曜日は、京都で開催されている「長谷川等伯展/京都国立博物館」に昼前に到着。入場に70分待ちの札が掛かっているのに呆然としながらも、とぼとぼと並ぶ。列最後尾で係りの人が日傘を貸してくれたので、助かりました。ベージュ色の同じ傘が並ぶ様子が、クリスト のアートみたいでちょっと面白かったです。
2時間くらい人ごみの中にいたら、それだけで結構疲れたので、その後和菓子屋で一服。その後すぐそばにある「三十三間堂」に立ち寄りました。 西宮に帰って、ヨメさんの家族と会食。

火曜日は、ちょっとミドリのある近場というヨメさんのリクエストに、かと言って山に行くほどの体力はすでにないので、宝塚の「清荒神清澄寺」へ。参道の行き道がなかなか良い感じです。併設されている富岡鉄斎の美術館もあってお得な感じでした。
三連ちゃんの外出にさすが疲れて、晩飯は総菜とレトルトカレーを食しながら、ビデオに録ったNHKのドラマ「外事警察」の再放送前半3話を見る。

水曜日はちょっとだけ仕事して、連休の休息。晩は「外事警察」の残り後半3話を見終えて、連休は無事終了しました。