砕石パイル地盤改良

年末に地鎮祭を済ませた物件がスタート。まずは地盤改良から。

今回は砕石パイルという地盤改良の工法を採用して進めています。 実は工務店さんからの提案で初めて知りました。一般的に住宅に使われる主流の改良工法は、柱状改良と言われるセメントと土を練り混ぜた柱を地面の中にこさえる工法ですが、この砕石パイルではセメントなどを使わず(分かりやすく言えば)砂利を詰め込むだけの工法です。ただ詰め込むと言っても、それなりに開発された認定工法なのでちゃんとした計算の元に進めています。
と言っても、工事の方には申し訳ありませんが、現場で立ち会って見ていると詰め込んでいるだけに見えちゃいます。

この工法のメリットはセメントを使いませんので、環境に優しい。石を詰め込んでいるだけなので、余剰分は土と一緒に処分できます。開発元さんのHPによれば液状化にも強い。構築物とならないので、土地の資産価値を落とさずに済むらしいです。条件にも寄りますが、柱状改良と金額的にはそれほど大差はない。(詳しくは下記リンク先へ)
メリットばかりなようにも思えますが、あまり知られた工法でもないのでどことなく不安もありましたが、こうして工事の様子を見ていると採用して良かったように思えます。

ちらちらと雪が舞った中、工事は進みました。1.5〜1.7Mほどの浅めな改良ですが、約40本ほど設置するのに2日半ほどの工事となります。初めて見る工事についつい現場に長居してしまいました。

大文字納涼会2011

京都の夏の風物詩「大文字」の日、3年ぶりに「BlueWind21」にヨメさんとお邪魔しました。8月16日はこの屋上で大文字を見るのが恒例でしたが、去年一昨年は伺う事ができず、施主さんそして3人の子供達とも3年ぶりの再会です。夕方頃に伺うとプチバーベキューをご馳走になり、ビールを飲みながら大文字の点火を待ちました。

この住まいが完成し10年が経過しました。少々味が出始めましたが、一歩中に入ると変わらぬ様子に感無量です。子供達が大きくなっている事だけが、唯一時間を感じさせる気がしてきます。さらに10年が経ったとき、一体どんな風になっているのだろうか。それとも全く変わらないのかもしれません。いずれにしても楽しみに違いありません。

宮内建築「飯道山を望む家」を見学

ブログのデザインを一新してしまう事にしました。細かいところは気になりつつも、ついつい手を入れたくなりいつまでも終わらず、肝心の記事がひとつも増えない。我ながら何しとる?と言う事になりそうなので、もうええわいっと気分転換です。

それはそれで、先日の日曜日。
滋賀で進めている住宅の計画は、宮内建築という滋賀の工務店さんにお願いすることで進めています。その宮内建築の宮内棟梁の計らいで、甲賀市にある小さな住まいを施主さんと共に案内していただきました。柱も梁も間伐の10センチ角の柱材だけで組まれた小気味良い構造の木造住宅です。青空の下に延々と広がる田んぼを取り込む素敵なロケーションにまずやられてしまいました。

今回は宮内さんが手掛けられた住まいを拝見するとともに本題としては、この住宅の真ん中に座るレンガで積まれた蓄熱式暖炉を見せて頂くことでした。メースンリー暖炉と言うのだそうですが。日本でもまだ数少ない暖炉です。お住まいの方に使い勝手など聞くと、結構手間いらずな様子。心配していた施主さんも、この迫力にやられた様子で是非やりましょう。となりました。

が、事前のイメージではとても無理だろうと思っていたものですから、電気式の蓄熱暖房の計画で進めていました。プランをすっかり一新せねばならなくなりそうです。こちらはブログのように気分転換と言う訳にはいきませんが、それはそれで楽しみになってきました。

断熱工事の検査を終了。

今日はようやく現場の断熱工事があらかた終わって、長期優良を兼ねたフラット35Sの中間検査を受けました。現場に着く前にすぐ近くにある工務店さんの事務所へ寄ったので、スタッフがひと足先に立合に向かいました。少し遅れて現場に着くとなぜか人影無く。しばらくしてスタッフが現れ、検査は1分で終わりました。あらそ、様子を見ればこりゃ十分と思うかもしれないが、ちょっと早すぎでは?

入荷の遅れたサッシがようやく入って、現場にも動きが出てきました。3ヶ月は完全に失った感があります。このところ急な暑さに気持ちがばてそうですが、ここでもうひとフンバリ。現場を去る直前には玄関ドアが搬入もされました。月が変わって、残りの工事をスマートに進め、停まった時間を取り戻したいところです。

「とこなめ」便器のロゴマークを求めて。


なんだか映画のセットのようにも思えそうな写真ですが、そうでなく、先日型ガラスの事を書いた解体前の古い住まいにある下家になった厠です。すでに少しずつ解体が始まっており、正面にあった引き違いの板戸が撤去されたのでしょう、野ざらしに便器がまる見えの状態になっていました。

で、なぜこんな場面に出会わせているかと言えば、実は便器好き?なヨメさんの要請です。週明けから本格解体されるというので、施主さんに無理をお願いして再度やって来ました。前の回にもヨメさんも来ていたのですが、興味を持った便器のロゴをこそこそと描き写し、帰ってからネットで調べると、どうやらレアなグッズ?だったらしいのです。たぶんレアな、その筋の方達だけにとってでしょうが。。。
とにもかくにも改めて確認したい。写真を撮りたい。と切望され、誰もいない古屋に怪しく夫婦二人で忍び込んで、トイレの写真を撮っていたのでした。

「Tokoname」は陶器の街である愛知県常滑市にあったメーカーのブランドの様ですが詳細は分りません。有名所ではINAXなどの衛生機器メーカーがここ常滑に本社を置いていたようです。招き猫なんかも有名なようで「常滑系」とかあるみたいです。これまた、その筋の方しか理解出来なさそうですが。。。

常滑市 – Wikipedia

現場の帰り、久しぶりに世話になった和菓子屋さんへ

このところ仕事の事をまるっきり記事にしていないから、なんだか設計事務所のサイトでないような気がしてくるのだけど、それなりに仕事はしています。

震災の影響で進みの遅い現場からの帰り、久しぶりに独立すぐ仕事をさせていただいた和菓子屋さんに立ち寄った。大型ストアが近隣にできて和菓子屋さんのあった商店街はすっかり人通りが減った。食い止めようが無い様子で、たまに思い出して顔を出す度にご主人はどうしても、そんな話しや商店街の内輪の話しが止まらない。
それでも帰りがけには必ず食べ切れないくらいにお土産を渡されてしまう。今日は払いますよと言っても受け取ってもらえない。そんな気前良くできる場合では無いはずなのに、人柄の良いご夫婦の言葉についつい甘えてしまう。
ご主人は以前パソコンに奮起し、分らないことがあるたびウチに電話がかかって来ていた。しばらく連絡無かったけど、きっとご自分で頑張ってるのだろうと思っていたら、もうやってもしゃ〜ないよ。と。5年持つかどうかみたいな話しが決して冗談ではなさそうで、人通りの少ない商店街には「人」がいない時代になっていくように感じてしまう。

翌日追記 >

大日 六甲生田堂そんな寂しい話で終わらんとってよ。とヨメさんに言われた機会なので、少しでも応援。グルメサイトに登録して、和菓子屋さんへのコメントを付けた。和菓子と言うと、どんどん高級菓子しか思い出せなくなってしまうが、身近に小さな和菓子屋さんは結構あるのだ。和菓子の世界は日本の素敵な文化でもある事をみんな知っているはずなのに、その存在を危うくしてはいけない。コンビニやスーパーで済まさず和菓子屋さんへ足を運ぼう!

 

大日六甲生田堂(兵庫 三宮・元町・神戸 / )|Alike.jp

たくさんの型ガラスで肩こりました。

昨日は建て替え計画を進めている解体前の古家で、某テレビ番組の匠のごとく、沢山残るガラス障子にはまっている型ガラスを一枚一枚外す作業を一日中していた。今はおそらく手に入らないだろうチョッと変わった模様の型ガラス。解体されて粉々にされてしまうのは余りに忍びなく、新しい建物にいくらかでも使いたいと思い、施主さんに都合をつけてもらってせっせと寄せ集めた。古家に愛着を持つ施主さんにもきっとよい思い出になる。大きなガラス板はないが、おそらく使い切れないぐらいの枚数にはなっただろう。なかなか出会えないこうした経験を楽しませて頂いている。実は本日、背中や首筋が筋肉痛でクタクタです。

今日はたまたまネットで調べものをしている最中、以前の勤め先でお世話になった施主さんの屋敷が解体されていた事を知った。しかも半月前にもならない話だった。その建物は著名な建築家が設計した住宅で保存を惜しまれていた。なので偶然知る事ができた訳だけど、当時に何度か建物に入らせて頂いて、なかなか見る事ができない重厚な造りにキョロキョロしていた事も思い出した。ネットで見た解体の様子に少々ショックな気分。跡地はマンションが建つような記述も見つけ、さらにやり切れないものがありました。

他にはつい最近、お世話になった先生の自宅が建て替えられる話しがあった。ここもまた立派な日本建築だっただけにごく普通のメーカーさんにお願いされるので、身勝手かもしれないが残念な気がしてしまう。自宅そばの立派な白鹿の工場も今は無くなって、だだっ広い更地になってしまった。

古いものが新しいものに入れ替わるのは避け様の無い事ですが、今回ガラス板を残せるのは本当にシアワセな気がします。うまく使ってあげたいです。

充電式ラジオが恰好イイ

マキタ充電式ラジオMR100

現場の片隅にひっそりと、何やらがっしりした工具箱なもの。何の機械だろう?箱の横には makita とある。電動工具のメーカーである。発電機?と一瞬思ったら、ラジオであった。現場にはたいてい何時壊れても良さそうなラジオからAM放送が流れている印象があるのだけど、これは少々乱暴に扱っても壊れそうに無い。

現場の若い大工さんの持ち物であったのだけど、電動ドライバーのバッテリーで動くのだそうだ。ちょっとカッコイイので欲しくなった。アマゾンに似たラジオを見つけたけど、買うならやっぱりマキタブランドだ。白バージョンもあるので、iPod と繋げればイカしてるかも。

「服部新聞」に掲載していただきました。

玄関扉

服部新聞は広葉樹を扱う材木屋・服部商店の社長さんが毎月発行している新聞です。材木に関するうんちくが毎回てんこ盛りになって送られてきます。材木の選び方、使い方、流通、産地などなど、様々な知識の引出しをを飾る事無く書かれています。記事は少なくてもA4が4ページ、それが61号にもなるのですから本当に頭が下がります。

資料請求をしたのがきっかけだったと思うのですが毎月新聞が送られて来るようになり、いつか材料をお願いしてみたい。最初はアメリカンブラックチェリーを「WAON」で棚板に使わせてもらいました。今回の「Cava」では、ウォールナットです。
服部さんに材料をお願いするのに電話をすると、毎回いろいろなうんちくを聞かされます。5分で済む用事が気がつけば15分、30分になる事もあります。そのお陰で材木のいろんな事を教わりました。教えて頂いたうんちくを隅々まで上手に使いこなせませんが、ひとつひとつ分って来ることで木を使う面白さが、ずいぶん分るようになれた気がします。

よい材料をちゃんと使うと言う当たり前の事が、まだまだ出来ずにいます。餅は餅屋。木の事はわしらに任せたらええのや。その服部さんの言葉を本当に理解できるようにこれからもお願いしたいと思っています。

ALCが取り付きましたが。。。

屋根下地とALC

鉄骨物件のALC(オートクレーブ養生した軽量気泡コンクリート – Wikipedia)取付け工事がほぼ終盤。写真は屋根/壁の取合い部分。排煙やら斜線やら法規に縛られ軒がほとんど出せないので、こうした形状になっています。

さてさて外枠はこうして出来上がり、ボリュームこそはしっかりと現れて来ましたが、地震の影響で工務店さんは資材の調達が困難な様子。なにから始めたらいいんでしょう。。。みたいな状態です。どこの工事もそうでしょうが、予算があって悠長に出来るものではないのですから、事態は本当に深刻だと思います。こちらからも良い知恵はなかなか出せるものでもありませんが、出来る事を見極め、しっかり仕事を続けてもらう為に意見を絞り出すことこそが唯一自分が出来る復興支援かもしれません。

垂木組の鉄骨屋根

タルキのC型鋼

鉄骨に印字された記号と寸法。棟上げの時、現場に運び込まれる材料の山をパズルを組む様にひとつずつ片付けて行くのは、木造も鉄骨造も同じ。材料の数だけ見れば通常は木造の方が断然多くて頭を悩ましそうですが、大きさと重さのある鋼材をクレーンで上手に組み上げる鉄骨造もまた違ったところで頭を悩まします。

今日は初めて屋根まで上がり、C型鋼の垂木で組まれた一部入母屋状の屋根をじっくり眺めました。思った以上に複雑だ〜と感じます。木造だと複雑であっても出来上がると四角い角材の組み合わせのためなのか意外にスッキリ見えるのですが、鉄骨は逆、鋼材自体が凸凹しているのでそんな難しくは無かろうと思っていいた所が、意外にこりゃ実際の製作となると図面も作業も頭がはち切れそうになるだろうな、と感じます。

これは難しいんですよ分って下さい。と言っていた鉄骨屋さんの顔を改めて思い浮かべました。ご苦労様です。

骨はやはり太い方がいいですね。

先週末に鉄骨物件の棟上げが終わりました。周囲にそれほど大きい建物がないだけに、ひと際大きく見えています。鉄骨のフレームが建ち上がると普段は少し華奢な気がしてしまうのですが、今回少しもそんなイメージがありません。がっつりと建ち上がった感じがします。

意匠を優先すると骨組みが邪魔になるイメージが、設計を始めたころにはありました。木造にしても鉄骨にしても骨太な様子をいざ見てしまうと、やっぱりしっかりした方がいいよな、って思えて来ます。震災に会うまで正直なところ人事のように思っていたかもしれません。今日も海の向こうで起きた震災の悲しいニュースが流れてきます。あまりに脆く崩れた建物の下に、あろう事か日本の方も巻き込まれています。

太さに安心しているだけではいけないのかもしれませんが、建物を設計する事の責任が本当に怖くなってきます。

取手いろいろ

先日完了した住宅Cavaでは、木製建具の取手を制作させて頂いています。見学会の際に好評だったのが、ランマの取手。アクリルの板をそのまま溝に滑らし、締め切ったときに両端の木の手掛かりが重なるようにしています。

古い建物を見学に行って、気になるのはいつも窓やドアや障子やフスマ。(多くは)動くことのない建物の中で建具は古来より動く装置ですから、建築に彩りを添える要素になります。なので、どうしても気になってしまいます。今までの物件のなかで一番木を見せた建物であった事もあり、金物など他の要素を出来るだけ控え、素朴さもありながらモダンで、かつ木の手触りが楽しめるような建具をめざしています。手の込んだ事をお願いしたので、少しでもコストを押えられる様、現場の造作で余った材料を建具屋さんにできるだけ利用してもらいました。

そうして出来上がった建具を施主さんに長く使い込んでいただき、より味わい深くなってくれると良いなと願っています。

竣工写真の撮影が終了しました。

月末の引っ越しを目前に写真家Kさんにお願いした竣工写真の撮影が無事終了。天気予報は晴れでしたが、現場に向かう途中やや雲が多いのでちょっと心配しました。が、午前中はおおよそ晴れたのできっと良い写真が撮れたと思います。と言うのも、撮影中は写した画像を見せてもらっていないので。

Kさんに丁度一年前WAONの撮影をお願いしたときは、フィルムカメラとデジカメの両方をぶら下げて撮影されていましたが、今回デジカメ一本でした。以前はガシャガシャとフィルムの交換がどことなく職人っぽくて良かったのですが、デジカメになるとそうしたところがないのでどことなく撮影に臨んでいる実感が薄い感じがします。しかも建物規模からイメージしていた撮影時間よりずっと早く終わってしまったので、なんとなく不安になり。つい失礼とは思いつつも、何枚ぐらい撮ったのですか?。と聞いてしまった。
そやね,同じカットもあるけどおそらく100カットぐらいかな。選別して70カットぐらいを見てもらう事になるんとちゃうか。選ぶん大変やで〜。
これまでの撮影に付き添ってフィルムだと、撮影に1.5倍くらい時間を掛けて、カット数は30〜40カット。おおかた倍ぐらいのカット数と言うことになる。時間も短いから3倍近い計算になる。ひえ〜そうなんだ。

夜景の撮影まで間があるので、Kさんが現場を抜けた間に自分で撮ってみる。3時間ほどで150枚くらいになった。ただ帰ってパソコンで眺めてみると結構なんだか駄作が多い。そう思うとやっぱりプロカメラマンはスゴいものです。撮った枚数と出て来た写真の数はそんなには違いませんから。

でもやっぱりフィルムで撮ってもらった方が、なんだかお願いした甲斐があったりします。いくらプロにお願いしていてもコンタクト(フィルムのベタ焼き)が上がってくるまで、ちゃんと写ってんのかな〜っていう一抹の不安もまた楽しみだからでしょうか。やっぱり古いのかな。

本当の活躍は来シーズンに持ち越しなのが、残念。

蓄熱暖房機

見学会の終わった物件に本日、蓄熱暖房機の設置。日本スティーベル株式会社のエルサーマットと言う置き型タイプの商品。丁度一年ほど前に完成したWAONにはじめて採用しましたが、寒さに弱い設計者としては蓄熱暖房の心地よさは使ってみるほどにお薦めしてしまいます。蓄熱暖房そのものはサーマ・スラブという建物に組み込んでしまうシステムを以前にも採用していて、こちらはやたらデカい置き型タイプと違い意匠を邪魔しないのですが、計画によって有利不利がでてしまうのとイニシャルが大きいため毎回の採用は難しいものがあります。その点置き型は採用がしやすい利点があります。にしても、機械の大きさとお値段が悩みの種になるのは同じかな。

前回に設置の様子を見のがしたので、今回は拝見しにいきました。暖房機の中身のほとんどは熱源の廻りにレンガが積まれて入っているだけです。そのレンガの多さで能力が変わるという単純なものですが、その状態を見るだけで、コリャ暖かいかもって思ってしまいます。レンガは酸化鉄だそうで、見るからに重い感じです。ひとつが7キロ、写真の機械で30個入っているのでこれだけで210キロになる計算。そう聞くだけで暖かい気がしてきますね。

丁度、洗濯機の設置に来られた家電量販店のお兄さんが横で、見慣れぬ機械に興味津々なご様子。ただ暖かくなり始めたところなので、今シーズンの活躍はあまり無さそうなのがちょっと残念です。

見学会は無事終了。

階段のひだまり

先週末のオープンハウスは快晴に恵まれ、無事終了。結局来客は身内ばかりでしたが、楽しい一日が過ごせました。普段なかなかキッカケがありませんが、久しぶりに会える面々と近況や世間話を聞ける良い機会になります。なにより足を運んでもらえるのが本当に有難いです。

お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

地中梁配筋

地中梁配筋

ひさしぶりに鉄骨物件。本日は配筋検査でした。特に問題無く終了し、ひと安心。

仕事のほとんどが木造になっていたので、地中梁の配筋を見るのも久しぶりです。出来上がってしまうとほとんど見えない部分ですが、上屋と同じ様に実はこうして地面の下に梁があるのは、不思議な気もしつつもむしろ安心感があります。重量の軽い木造の基礎は一般に梁が曖昧な感じですが、ここまで大きくなくとも、本当はこんなふうに明解にあった方がいいのではないかと思えて来ます。

Ca va:オープンハウスのお知らせ

神戸市東灘区の住宅街で進めておりました約38坪地下1地上2階建ての木造住宅が近々完成となります。
この度、施主様のご厚意により見学会を催す運びとなりました。
住まいづくり、「家」にご興味ある一般の方も、ご覧頂く事が可能です。
下記フォームよりご連絡ください。追って開催場所等の詳細をご連絡致します。

  • 2011年2月19日(土) 午後10時~午後5時 *:雨天決行 終了いたしました
  • 神戸市東灘区(最寄り駅JR東海道本線・甲南山手駅)

五右衛門の風呂

これから計画を始めさせて頂く施主さんが、結婚するまでずっと過ごしたという住まいにお邪魔した。築40年を少し越える。土間あり、おくどさんあり、畳の続き間があり、祖母の家を思い出す様なとても懐かしい感じがする。そして家の奥、離れになった浴室の中を覗かせてもらったら五右衛門風呂だった。見る事はもう無かろうと思っていた純和風浴槽にしばし感激です。壁面のタイルも見た事のない柄のモザイクタイル。とても暖かい感じがします。

普段から椅子の上でもアグラをかく姿勢の悪い生活が日常になっているからなのか、実は脚を伸ばせる大きな浴槽にあまり憧れがありません。施主樣方にエ!?と言われそうですが、決して風呂嫌いで無く、むしろ、ノボせるまで入らないと気が済まない長風呂派の風呂好きだと自覚しています。

学生時代に五右衛門風呂で2〜3年過ごした事もあります。適度に暖かい縁に背中を押し付けたり。底板の上に縮まって座るのがちょっと楽しかったり。今の自宅も昔ながらの四角い小さなステンレスの浴槽。やはり脚は伸ばせないその中で、あぐらかいて座っています。 と言っても、銭湯や温泉で脚を伸ばすのはもちろん好きです。

でもなぜか、自分の住まいにはきっと四角い小さなステンレス浴槽を選んでしまうと思っています。

評判のよい穴

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明かり取りの穴

この穴、ちょっとした工夫ですね。と言われるが、実はずいぶん悩んだ。おかげでずいぶん評判の良い穴となった。ここにガラスがはまり込んで完成します。もうちっと。

プレゼントの開封にも思える養生はがし。

杉の床

昼過ぎ、大工仕事がほぼ終わりになったので少しだけ現場に寄るつもりが、スッカリ夜までいてしまった。大工さん達が引き揚げ前に掃除と養生を外しはじめだすと、今まで倉庫の中にあったホコリまみれの包みの中からつぎつぎプレゼントが出て来るかのように思えます。現場では出来上がった順に傷がつかないよう養生されてしまうので、タイミングを逃すと出来上がった様子を見る事ができない。写真のこの箇所の杉板フローリングも今日はじめてのご対面。一部では見ていても全貌がつぎつぎ現れてくる様子にうきうきし、現場を離れず、ついに養生はがしを手伝い始めてしまった。

大工さんが気を使った仕上りが、見事な出来映えとなっています。

トップライトの明かりが暖かく。

トップライト

完了検査は終わったものの意外と細々残って、スッキリするまでもう一息。トップライトのお陰で中はほんのり暖かく、冷たい風のが吹いていても中に入ればホッとします。月が変われば洗い屋さんが入る予定なので、それが楽しみ。

懐かしいスチールサッシの納まり

築四十年弱のモダンな鉄骨ビルのリフォームをさせて頂いている。事務所兼住居。

その現場でガラスもパテで押えられている懐かしい形のスチールサッシが使われていた。丁度解体に取り外されていた障子が立て掛けてあったのでお勉強に記録。当時なら一般的な納まりのサッシだけど、こんな手の込んだ鉄細工を今やろうと思ってもなかなか出来ない。鉄の障子は重いので吊りの戸車で可動させている訳だが、障子の下が重なりあって気密を確保するよううまい具合になっている。たて枠もかみ合うように工夫されている。

なんと言っても一枚一枚手作りの職人技なのだ。それが40年も使われていた。それだけでも感動的だと思う。先日書いた白鹿館にもスチールサッシがはめ込まれていた。今のアルミサッシにはない味がある。普段の何気ない風景の中に当たり前にあった手技がどんどん無くなって行く。経済性でそれを排除していく一方で、ブランド化された手作り品が人気を呼ぶこともある。特別な必要はなく、ごく自然に手作りのモノが身の回りにもっとある方が良いと僕は思うのだけど、それを許してもらえないのが残念でなりません。

完了検査が終わってひと安心。

リビング見上げ

相変わらず、検査の立合は緊張する。悪い事をしている訳ではないから後ろめたい事はない筈なのに、事が起きてアタフタしてきた(!?)トラウマに捕われているのかもしれない。朝一番の検査を一人で受ける。いい天気ですね〜とか言いそうなニコニコ顔で検査官の後ろについてまわる。そんな功が奏して?無事終了。今日は、これで仕事は終わった気分。

ただ工事はまだ外構が残っているのでもうしばらく続くのだけど、検査が過ぎればこの後はお気楽気分で現場に行けるのが嬉しい。毎日寒くなりそうな事を天気予報は伝えるけど、このところの晴天続きで日中は暖かくなった。クロスが貼り終わって陽がまわる明るい現場をウロウロしながら、改めて出来上がりを確認する。

足場が外れて、あともう一息。その二

足場が取れて勇姿を現した住宅。その夕景です。白くてスマートと言うよりも、ちょっとイカつい感じですね。

昨日来た時はお昼間で、良い天気で壁の白さに目がくらむぐらいまぶしく、正面の道路は照らされて明るく感じました。今でこれだと夏は眩しくて南入りの玄関に辿りつけないんじゃないかと心配してしまいます。結果、真っ白な姿となりましたが、実のところ計画当初は真逆なくらいに暗めなイメージでした。それはそれで良かったかも知れませんが、こうして出来上がってみるとそんな経緯をすっかり忘れるぐらいによい感じに仕上がりました。

足場が外れて、あともう一息

本来の主役は、快晴の中、花の奥にかすかに見える白い壁の住宅です。昨日ようやく足場が外れました。正面から見ても白い壁が際立っています。施主さんに白い家は初めてですよね〜。と言われた所。だからなのか、そうではないのか、これまでともまた違った印象の住まいになった気がします。

時間が掛かっただけ忙しさに流されず、設計も監理もいろんなところで勉強になり、いろんなところで考えさせられました。自分ではどちらか言えば基本に立ち返りながらと進めたつもりでいたのですが、どうやら廻りにはそうとは受け取ってもらえず、なかなかムズカシイものです。それもあと僅か。いただいた時間を無駄にせず、最後まで気を緩めずにやるしかありません。

内装では、今日、建具が取付けられ始めました。

色づきはじめ

久しぶりに現場報告。およそ半年以上前に棟上げの終わった物件が、いろいろ訳あってようやく仕上に掛かり始めています。大工さんも心持ち顔がほころび始めてきました。どんな現場やねんと思われそうですが。。。あまり聞かないでください。

写真はを階段裏のヒノキ集成材天井です。集成材と言え「ひのき」は「ひのき」ですね。洗い屋さんが丁寧な手つきでワックスを掛けてくれています。ほんのり色づき、壁面の白とコントラストが良い感じになってきました。

と言うコトで、この階段は上から見てももちろんヒノキ集成材の階段です。写真が逆さになっている訳ではありません。

Observations on Japanese Architects

Observations on Japanese Architects

去年の事ですが、アルゼンチンの美術館の学芸員さん(たぶん)から「NU 」を日本の建築を紹介する展覧会に出品して欲しいと一通のメールが来ました。その後、翻訳サイトを駆使しながら数度のメールのやり取りをしてデータを送るところまでしたのですが、その後のやり取りがないまま、気がついたら終わっていました。しばらくしてもう一度、アトランタで巡回展をやるからOKしてくれるか?のメール。もちろんOKしていたのですが、これもまた気がついたら終わっていました(笑)。

ほんまに展示してもらえてたんやろか?と半信半疑のままに、ほったらかしにしていた自分も悪い訳ですが。たまたまネットで確認してみたら、おやおやちゃんとビデオにもしてもらえてる。ではありませんか。海外の方に、なんだかそれなりに評価してもらえたようで、素直に喜んでいます。

埋もれてしまう前に、ココで改めてご案内です。そう言えば今年の始めはこれがあってのコトなのか、何度か海外からの電話がありました。まったく英語がダメなものだからただオロオロするばかり、国際的になる機会をすっかり失ったかも。まずは駅前留学の必要がありそうです。

送った画像データを編集していただいた動画はコチラで見ることができます。スタートして五分後ぐらいでしょうか。

Observations on Japanese Architecture on Vimeo

元々のアルゼンチンのサイトとアトランタのサイトははコチラ。

SDA MARQ - Antípodas - arquitectura japonesa desde miradas argentinasAntípodas: arquitectura japonesa desde miradas argentinas : Sociedad Central de Arquitectos

screenshot - MODA Past ExhibitionsMuseum Of Design Atlanta(過去の展覧会)

完了検査が無事終わり、完成間近

進行状況の様子はスタッフに任せていた木造3階建ての「玉川I邸」が、ようやく完成間近となりました。大阪市街、古い家屋も建ち並んで下町風情の残る路地の一角に、要塞のごとく異彩を放って立ちすくんでいます。最後の最後まで足場が取れずにいたので、僕自身はじめて全容を見たばかり。施主さんが、悩みに悩んで張ったサイディングがなかなかイカツく良い感じです。

本日は完了検査が無事終了。と言っても、来週早々の引越までまだまだ仕事が残っている様子に、正直気を揉みながら現場を見て回りました。現場とスタッフにもうヒト踏ん張りてもらうしかないのですが。。。

雑誌 LiVES に掲載されました。

八月の中頃にモシャモシャ屋上庭園の雑誌取材をしていただいた「LiVES(ライヴズ)」が発売されました。完成から3年半経ってからの掲載に、編集のSさんから載せたかったのですと頂いたお言葉に、ちょっと感慨深げです。しかし、その年月があってこそ、施主さんが設計当初からイメージしていたラピュタな様子がとてもよく分かります。

時間が経つ程に、味がでるような建物。設計者として、そうであって欲しいと願い試行錯誤し設計を進める訳ですが、実際にそうなるかならないかは、正直住まいされる施主さん頼りと言ってしまって過言ではないでしょう。責任放棄と怒られそうですね。subako に久しぶりに伺った際、アプローチ沿いの外壁にドラえもんがなんともアートな感じに落書きされ、それを消す事をためらう施主さんと語って、間違いなく味が出る確信ができた事がホントに嬉しいのひと言に尽きます。

「良い家ってなんだろう。」特集のテーマは、素朴な疑問ですが、やさしい言葉だから答えるのはムズカシイ。改めて責任放棄に怒られそうですが、それを設計者に求めるのは無理な注文です。